【スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け】予告を日本語訳!【考察】その2

【スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け】予告を日本語訳!【考察】その2

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より

原題『Star Wars: The Rise Of Skywalker』(2019年)

 

この記事はスターウォーズの予告の英文を1つ1つ解説しつつ、英語が苦手な方でも分かるように説明していきます。楽しく英語の勉強が出来るように作っています。スターウォーズを題材に英語を勉強していきましょう。予告の日本語字幕と直訳ではどういった違いがあるのか?間違った意味になっていないか?などを見ていきましょう!字幕だけでなく英語を読むことで分かることもあります!

予告のセリフを見ると、過去のスターウォーズで言われたセリフをオマージュしたセリフも有りました。そのセリフは今までのスターウォーズで何度も言われてきているセリフでもあります。

解説は、中学・高校生がわかるよう、解説していきます!多くの人が楽しめる内容になっていると思います。

 

今回は続きの記事になります、最初の記事はこちら。

【スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け】予告を日本語訳!【考察】その1

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けの予告を日本語訳とその考察

4.字幕のセリフ

英語字幕:Every generation has a legend.

日本語字幕:いつの時代も伝説は生まれる

直訳:すべての世代に伝説がある

 

エピソードⅠ~Ⅲは、アナキンの伝説

エピソードⅣ~Ⅵは、ルークの伝説

エピソードⅦ~Ⅸは、レイの伝説

とすべての世代に伝説が生まれることを指しているのでしょう、見方次第では、Ⅳ~Ⅵもアナキンの話と捉える人もいますね。

 

英語の解説・単語・熟語など

・every+単数形

このevery+単数形の『Every generation』が主語になっていますね。訳は『すべての世代』と捉えられるので、複数形と考えることもできますが、単数扱いになっています。証拠として、このセリフの一般動詞がhasとなっており、一般動詞のhaveにsが付いたものになっていますね。

 

 

5.字幕のセリフ

英語字幕:The saga comes to an end

日本語字幕:物語は完結へ

直訳:長編冒険談は、終わりへ向かう

 

sagaとありますが、スターウォーズは各3作品で1つのサーガとなっています。

エピソードⅠ~Ⅲで、アナキンのサーガ

エピソードⅣ~Ⅵで、ルークのサーガ

エピソードⅦ~Ⅸで、レイのサーガ

となっています、今回はこのエピソードⅨで、レイのサーガが完結するということでしょう。

 

英語の解説・単語・熟語など

・冠詞のaと母音

冠詞のaは母音の単語につける場合は、aではなく、anを使います。

母音関係だと、theを母音の発音の単語につけた場合は、発音が、ザからジに変わりますね。有名な例を挙げると、ディズニーシーのアトラクションのセンター・オブ・・アースのtheがジと発音されています。Center of the Earth(地底旅行)

 

 

6.ルーク・スカイウォーカーのセリフ

We’ll always be with you.

字幕:我々は常に君と共に

直訳:我々はいつも君と共にいる

 

このセリフは今回の予告の中でもひと際印象に残るセリフでした。このセリフはあのスターウォーズの一番有名なセリフに似ていますね。

オビ=ワンやクワイ=ガンにヨーダ…多くのジェダイマスターたちが言ったセリフ

May the Force be with you.

フォースと共にあらんことを

に非常に似ているセリフになっています、過去作をとても意識したセリフだと思います。

 

加えて、もう1つ似たセリフを紹介します。

エピソードⅣより

オビ=ワン・ケノービのセリフ

The Force will be with you, always.

フォースが守ってくれる。いかなる時も。

こちらのセリフの方が単語のalwaysがある点と、助動詞のwillを使っている点が今回のセリフに似ていますね。予告となるとセリフも多くは入れられないのでこういった過去作品とのつながりも感じられるセリフを入れたのでしょう。

 

英語の解説・単語・熟語など

・助動詞と副詞alwaysとbe動詞

be動詞の文にalwaysを入れるとbe動詞の次に配置されます。先のセリフのalwaysの位置を変えてみます。

変更前:We’ll always be with you.

変更後We’ll be always with you.

しかし、セリフでは助動詞willの後にalwaysが位置していますね、これは助動詞のwillがある場合は助動詞の次が副詞の位置になるからです。

この頻度を表す副詞alwaysやoftenの副詞の位置をまとめると

be動詞:be動詞の次

一般動詞:一般動詞の前

助動詞:助動詞の次

となっています、間違えないようにしましょう。

 

 

7.ルーク・スカイウォーカーのセリフ

No one’s ever really gone.

字幕:誰ひとり消え去っていない

直訳:誰も死んでしまっていない・逝っていない

 

このセリフの直後に、エピソードⅥで死んだはずの、シス卿のダース・シディアスの笑い声が聞こえます。おそらく、この『誰ひとり消え去っていない・死んでいない』が指すのは、ダース・シディアスが生きていることを指していると考えられますね。

ここにきて、一番のまさか!ですね。エピソードⅥで、ルークとダースベイダーの手によって殺されたと思っていたダース・シディアスが復活を遂げるとは予想できませんでしたね。この予告を解禁した時のイベントに、ダース・シディアスを演じるイアン・マクダーミドが登場したので、間違いないと思います。これだけやって、ダース・シディアスが出ないなんてことは流石にないと思いたい。

しかし、今まで死んだと思ったキャラクターがダース・シディアス以外にも登場するのかも…?個人的に、メイス・ウィンドゥに復活して欲しいです…!

 

 

英語の解説・単語・熟語など

・熟語no one

意味:誰もいない

意味も大切ですが、人称も大切です、no oneの人称は、三人称単数扱いになります。証拠としてセリフでは『No one’s』となっており、one’sはone hasの省略になっています。現在完了のhaveがhasになっていることからも主語が三人称単数になっていることがわかります。

 

・動詞の過去分詞gone

意味:行ってしまった・逝ってしまった・死ぬ

goneは一般動詞のgoの過去分詞形で、現在完了では『行ってしまった』と言って帰ってきていない意味をもっています。このことから、『死んだ』と訳すこともできます。映画とかで時々彼は逝ってしまったよ。と、『He’s gone』と表すときがあります。学校では習わない表現なので覚えてみましょう!

 

 

最後に

スターウォーズの予告の英語の直訳と、字幕の日本語の比較をし、英文からの考察をしました。

英文をみてみると、今までのスターウォーズの作品を意識したものがあったりして面白かったですね。ダース・シディアスがどう復活を遂げるのか、楽しみですね。公開の12月まで予告を見直したりしながら楽しみに待ちましょう!

 

「スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)」特報
https://www.youtube.com/watch?v=BlQY54GhLMM
(参照2019/08/15

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