映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)より
原題『Avengers: Infinity War』
モーガンが生まれるのが示唆されたシーン
アイアンマン/トニー・スタークとその妻ペッパー・ポッツの間に生まれた娘、モーガン・スターク。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で登場し、トニーに『I love you 3000.』『3000回、愛してる』を言ったのもこのモーガンでした。
可愛い女の子のモーガンですが、このモーガンが登場するのはエンドゲームの前作に当たる、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で示唆されていました。公園でランニングをしていたトニーとペッパー。そこでトニーが夢の話をします。
アイアンマン/トニー・スタークのセリフ
ゆうべ子供が生まれる夢を見たんだ
君のおじさんの名前をつけた
モーガンだ
このセリフから続編にあたる映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、トニーとペッパーの間に子供が生まれるのではないか?と考察されていました。
日本語の字幕からは性別が分かりません。しかし、英文を見てみると、性別がわかるのです。
性別がわかる英文
アイアンマン/トニー・スタークのセリフ
①Last night I dreamt (that) we had a kid.
字幕:昨夜私たちが子供が生まれる夢を見たんだ。
②We named him after your eccentric uncle.
字幕:君のおじさんの名前をつけた
訳:私たちは彼に、おじさんの名前を付けたんだ。
①の英文からは性別は分かりませんが、②の英文を見ると、a kidが代名詞のhim(彼)になっています。ココから性別が判明しました。そして字幕にはhimの部分が訳されていないのも分かります。
なので、インフィニティ・ウォーの時点では、トニーとペッパーの間の子供は男の子の予定だったのでしょう。しかし、エンドゲームでは女の子に変わったことが分かります。
ただ、『おじさんの名前を付けたんだ』と、あるのでこのセリフからも性別が男だ。と考えることも出来そうですね。おじさんの名前は『モーガン』です。モーガンと言うと、有名な俳優の1人でモーガン・フリーマンと言う男性の俳優がいますね。ダーク・ナイト3部作にも出演していた方です。なので、モーガンと言う名前なんだから男ではないの?と考えるかもしれませんが。
モーガンと言う名前は、男性と女性に使える名前です。なので、やはりトニーの子供の性別が男性だと判断できるのはhim(彼)という代名詞からですね。
英語の代名詞について
We named him after your eccentric uncle.
私たちは彼に、おじさんの名前を付けたんだ。
もし、トニーが夢で見た子供の性別が分かっていなかった場合は、この元のセリフがhimではなく、itになっているはずです。これを知っておくとよりトニーが夢で見た子供の性別が男性だという言ことが分かります。
最後に
時々日本語字幕からは分からないことが英文を読むと分かることがありますね。こういった発見があると英文を読んでいて本当に楽しい。
ただ、これに気づいたのも映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見た後なので、見る前に気づいていたら、映画館でトニーの子供が女の子であることにさらに驚いたでしょう。
今後もこういった日本語字幕からは分からない英語などを紹介していきたいと思います。
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DVD・BD:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
DVD・BD:アベンジャーズ/エンドゲーム
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2020/05/16)
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