映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より
原題『Star Wars: The Rise Of Skywalker』(2019年)
- 1. はじめに
- 2. タイトルと日本語訳
- 2.1. 1.Fanfare and Prologue ファンファーレとプロローグ
- 2.2. 2.Journey to Exegol エクセゴルへの旅
- 2.3. 3.The Rise of Skywalker スカイウォーカーの夜明け
- 2.4. 4.The Old Death Star 過去のデス・スター
- 2.5. 5.The Speeder Chase スピーダー・チェイス
- 2.6. 6.Destiny of a Jedi ジェダイの運命
- 2.7. 7.Anthem of Evil 悪魔の讃美歌
- 2.8. 8.Fleeing from Kijimi キジミからの逃亡
- 2.9. 9.We Go Together 一緒に行こう
- 2.10. 10.Join Me 仲間になれ
- 2.11. 11.They Will Come 彼らはきっとくる
- 2.12. 12.The Final Saber Duel 最後のライトセイバーの決戦
- 2.13. 13.Battle of the Resistance レジスタンスの戦い
- 2.14. 14.Approaching the Throne 王座へ迫る
- 2.15. 15.The Force Is with You フォースと共にある
- 2.16. 16.Farewell 別れ・告別
- 2.17. 17.Reunion 再会
- 2.18. 18.A New Home 新しい我が家
- 2.19. 19.Finale フィナーレ
- 3. おわり
はじめに
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のサントラのタイトルを英語から日本語訳していこうと思います、タイトルを見てどのシーンで使われていたか、思い出して物思いにふけようと思います。
タイトルと日本語訳
1.Fanfare and Prologue ファンファーレとプロローグ
映画の最初に流れるプロローグの時に流れるBGMですね。スターウォーズの代名詞のような音楽ですね。
2.Journey to Exegol エクセゴルへの旅
映画の冒頭に、カイロ・レンがパルパティーンがいる、シスの惑星のエクセゴル(Exegol)を探していました。そのエクセゴルは地図に載っていない惑星で、たどり着くにはシス・ウェイファインダー(Sith Way Finder)(直訳:シスへの道の探知機)が必要だった。カイロ・レンはそのシス・ウェイファインダーを手に入れ、パルパティーンがいる惑星エクセゴルにたどり着く。
そのエクセゴルではパルパティーンがファイナル・オーダーの準備を淡々と行っていた。
3.The Rise of Skywalker スカイウォーカーの夜明け
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の原題は『Star Wars: The Rise Of Skywalker』でそのタイトルが曲名になっています。
映画の最後、レイはルークの生まれ故郷に足を運び、2本のライトセーバーを地に埋め、その場に居合わせた女性に名を聞かれ、レイ・スカイウォーカーと名乗り、映画の幕が下りました。レイがパルパティーンの孫であることから、ファミリーネームはパルパティーンですが、ここからスカイウォーカーとして生きていくことを決意し、このラストのシーンのことをタイトルが指しているのかもしれません。
4.The Old Death Star 過去のデス・スター
海の月とも呼ばれる海洋惑星のケフ・バー(Kef Bir)に第二のデス・スターの残骸が落下し、そこにシス・ウェイファインダーを探しにレイは足を運びました。この惑星ケフ・バーにはフィンと同様に、ファースト・オーダーだったが、自分の行いに疑問を抱き、脱走兵となった人達が大勢いましたね。そこで出会ったジャナとフィンは行動を共にするようになる。
5.The Speeder Chase スピーダー・チェイス
砂漠の惑星パサーナ(Pasaana)で、ファースト・オーダーとのスピーダー同士のカーチェイスが行われました。ファーストオーダーはトレッドスピーダー(Tread Speeder)(直訳:踏みつけるスピーダー)を使い、レイ一行を追うのでした。
6.Destiny of a Jedi ジェダイの運命
レイが自分のファミリーネームがパルパティーンであることを知り、パルパティーンの孫にあたる存在であることを受け入れられず、ルーク・スカイウォーカーが隠居生活を送っていた惑星オクトーに身を潜めようとしました。
そこで霊体となったなった師のルークに、パルパティーンの血を引いているかもしれないが、血ではなく、心なのだと、ジェダイの運命の話をし、レイを導きました。
この惑星オクトーには、ルークの愛機のX-ウィングが海底に沈めてあり、ルークがそのX-ウィングをフォースで持ち上げ、レイにその愛機をゆだねるのでした。このシーンは過去にルークがX-ウィングをフォースで持ち上げたシーンを彷彿させますね。
7.Anthem of Evil 悪魔の讃美歌
惑星エクセゴルで流れているようなBGMですね。悪魔(Evil)はダークサイドに通じるシスを指しているのでしょう。
8.Fleeing from Kijimi キジミからの逃亡
惑星キジミ(Kijimi)は、C-3POを修理しに行った場所です。
C-3POはオチの短剣(Ochi’s Blade)のシスの古代語を読み取り、シス・ウェイファインダーのありかを知ったのだが、それがシス語であるため、プログラム上、口に出すことができなかったため、そのプログラムを書き換えるため惑星キジミに一行は向かいました。その惑星キジミでは、ポー・ダメロンがかつて所属していたスパイス・ランナーズのリーダーであるゾーリ・ブリスと出会う。
9.We Go Together 一緒に行こう
カイロ・レンがレイに言ったような、チューイを救出するときに、レイがオチの短剣を取りに行くということで単独行動をしようとした際に、フィンがレイに言ったような。場面がタイトルからは考えにくいですね。
10.Join Me 仲間になれ
カイロ・レンがダークサイドの素質があるレイをダークサイドに誘おうとしていましたね。海洋惑星ケフ・バーでシス・ウェイファインダーを破壊した時に、言っていた気がします。
11.They Will Come 彼らはきっとくる
theyが何を指しているのかで、意味が変わってきますが、レジスタンスの仲間や、民間人を指すのか、それともパルパティーンが用意したスター・デストロイヤー(Star Destroyer)を指しているのかで変わってきますね。
音楽がシスのような印象は受けないので、おそらくレジスタンス側を指しているのでしょう。
12.The Final Saber Duel 最後のライトセイバーの決戦
海洋惑星ケフ・バーに、レイがシス・ウェイファインダーを探しに行き、手に入れるも、それをカイロ・レンが奪い破壊しました。その後レイとカイロ・レンは最後のライトセイバー同士の戦いをする。
カイロ・レンがレイアの声に気を取られた隙に、レイがライトセイバーでカイロ・レンの腹を突き刺し彼は死ぬのかと思ったが、フォースの癒す力で、カイロ・レンは一命をとりとめました。
映画の最後にこのフォースの癒す力をカイロ・レンはレイに使い彼は命を落とします。
13.Battle of the Resistance レジスタンスの戦い
シスの惑星エクセゴルでの帝国軍とレジスタンスの戦い、エクセゴルには未知領域の奥深くにあり、航行不能の場所にあるが、レイがシス・ウェイファインダーを使いその道を示し、レジスタンスは惑星エクセゴルにたどり着くことができました。
14.Approaching the Throne 王座へ迫る
シスの惑星エクセゴルの最深部に、シスのThrone(王座)があり、パルパティーンがレイに、王座に座り女帝になるようにしむけましたが、それを拒み、レイとカイロ・レンが力を合わせシスたちと戦いを始めました。
15.The Force Is with You フォースと共にある
レイが口ずさんでいましたね。映画の冒頭のフォースの訓練では、なかなかフォースと共にあることを認識できていませんでしたが、パルパティーンとの戦いのさなか、今までのジェダイマスターの声が頭に響き渡り、フォースと共にあることをレイは認識し、パルパティーンへ反旗を翻す。
16.Farewell 別れ・告別
別れ・告別なので、カイロ・レンが自分の命を投げうってレイを助けました。このシーンを指しているのでしょう。またはパルパティーンと、レイの別れか。
この『Farewell』は、『ごきげんよう!』という意味の間投詞ですが、BGMを聞くと寂しい印象を受けるので、カイロ・レンの死を指しているのだと思います。
17.Reunion 再会
レジスタンスと帝国の多が気に渡る戦いに終止符が打たれ、レイ、フィン、ポーたちが再会を果たし勝利を分かち合っていましたね。このシーンはレジスタンス一同が喜んでいましたが、ここまでみんなが喜んでいるのシーンはエピソードⅠぶりな感じがしますね。
18.A New Home 新しい我が家
レイは両親に大切に想われていたことを知り、そして映画のラストで自分をスカイウォーカーと名乗ることからもスカイウォーカーを自分の家、家族と捉えているのではないでしょうか。
最後の霊体のレイアとルークは優しい目でレイを見つめていましたね。
19.Finale フィナーレ
最後のエンドロールのBGMでしょうか、このFinaleの再生時間は10分52秒もあり、その中には今までのスターウォーズの音楽が少しずつつなぎ合わされています。今作映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で大きなスターウォーズの区切りができたと思います。
特にパルパティーンです、
1つ目のサーガ(時系列順)のエピソードⅠ~Ⅲまでは、パルパティーンが銀河を支配する過程を描き、
2つ目のサーガのエピソードⅣ~Ⅵまでは、パルパティーンが銀河を支配し、そしてその時代が終わるまでを描き、
この3つ目のサーガのエピソードⅦ~Ⅸでは、一見ⅦとⅧはパルパティーンが関係ないかと思いきや、ⅦとⅧで帝国を指揮していたスノークがパルパティーンの幻影であることから、結果的にⅦ~Ⅸもパルパティーンの話だったと捉えられます。
このパルパティーンとの話が本当に終わったのだと思います。本当にフィナーレですね。
おわり
サントラのタイトルと、その日本語訳をしました。自分で訳していく中で映画の内容を思い出せて楽しいですね。
まだ、映画館で見ただけなので、この記事は修正・加筆などを加えていきたいと思います。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」最後の予告篇 世界同時解禁
https://youtu.be/yFh16YJ0fAQ
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」特別映像
https://youtu.be/BCXUG-HkxWw
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