映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より
原題『Star Wars: The Rise Of Skywalker』(2019年)
この記事はスターウォーズの予告の英文を1つ1つ解説しつつ、英語が苦手な方でも分かるように説明していきます。楽しく英語の勉強が出来るように作っています。スターウォーズを題材に英語を勉強していきましょう。予告の日本語字幕と直訳ではどういった違いがあるのか?間違った意味になっていないか?などを見ていきましょう!字幕だけでなく英語を読むことで分かることもあります!
英語の解説は、中学・高校生がわかるよう、解説していきます!
好きな映画で英語を学ぶと楽しいうえに覚えちゃいますね!
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けの予告を日本語訳とその考察
フィン(FINN)のセリフ
It’s instinct.
字幕:本能に従え
直訳:私たちは、私たちが知っている全てを伝えた
・短縮形it’s
it isかit hasの短縮形
it hasだと現在完了の表現になるので、今回はit isになります
フィン(FINN)のセリフ
Feeling.
字幕:感じろ
直訳:感じる
・feeling
I am feeling that…の略とも考えられます。
feelは進行形を基本的に取らない一般動詞ですが、強調したい場合などは進行形にすることもあります。
または、ただ、感じるだ…といういみでfeelingと言っただけかもしれませんね
フィン(FINN)のセリフ
The force brought us together.
字幕:フォースは我々と共に
直訳:フォースは私たちを集結させる
・bring O together
意味:Oを集結させる、呼び集める
ポー・ダメロン(Poe Dameron)のセリフ
We’re not alone.
字幕:安心しろ!
直訳:我々は1人じゃない!
・短縮形we’re
we areの短縮形
・形容詞alone
意味:独りぼっち
クリスマス映画『ホーム・アローン』のアローンはこのaloneです。主人公のケビンが家に独りで、泥棒をやっつけるコメディー映画ですね。
ポー・ダメロン(Poe Dameron)のセリフ
Good people will fight if we lead them.
字幕:必ず仲間は付いてくる
直訳:我々が先陣を切れば、仲間は戦うだろう
・接続詞if
接続詞があることによって2文が1文になっています
イメージ
1文目:good people will fight
2文目:if we lead them
・一般動詞lead
意味:導く
日本語にもあるリーダー、リーダーシップという言葉はここから来ています、lead+er=leaderで導く人、リーダーです
レイ(Rey)のセリフ
People keep telling me they know me…
字幕:誰もが私を理解していると
直訳:みんなが私に、私のことを理解していると言う
・telling (that) me they know me…
動名詞になっています、動名詞は名詞として扱えます
レイ(Rey)のセリフ
No one does.
字幕:本当は違う
直訳:誰も私のことを理解していない
このセリフからただよう、レイのダークサイド
誰しもレイがライトサイドと疑わないが、他の予告ではダークサイドに堕ちている描写もありましたね
・no one
意味:誰も~ない
noが付いているので否定文になっています
・does
上のセリフの『they know me』の動詞部分『know me』を指している
No one does=No one knows me
誰も私のことを理解していない
カイロレン(Kylo Ren)のセリフ
But I do.
字幕:俺は分かる
直訳:だが、俺はお前を理解している
・do
上のセリフのdoesと同じで、『they know me』の動詞部分『know me』を指している
But I do=But I know me
だが、私はお前のことを理解しているぞ
パルパティーン(Emperor Palpatine)のセリフ
Long have I waited.
字幕:ずっと待っていた
直訳:ずっと待っていた
・倒置
倒置をしていることで、本来の文法とは変わっています
元:I have waited long.
倒置をすることによって、longをより強調しているのがわかります
パルパティーン(Emperor Palpatine)のセリフ
And now your coming together is your undoing.
字幕:終わりが始まる
直訳:今、お前たちが1つになることは、破滅を意味する
・come together
意味:1つになる
映画『ジャスティス・リーグ』で歌『Come Together』が使われていましたね
・名詞undoing
意味:破滅
ポー・ダメロン(Poe Dameron)のセリフ
What, uh… What are you doing there, 3PO?
字幕:そこで何をしてる?
直訳:あ~、そこで何をしている、3PO?
・疑問詞what
意味:何
疑問詞を使う場合は、文頭に疑問詞を持ってきます!
・現在進行形
意味:~している
are you doingで、進行形の形になっています
C-3POのセリフ
Taking one last look, sir… at my friends.
字幕:最後にもう1度だけ、友達に
直訳:最後に、友達に会いに
・現在進行形
上のセリフは(I am) Taking one last look, sir… at my friends.の略になっています
・take one last look at ~
意味:~に最後に会う
名残惜しさなどのニュアンスがあります
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywaker)のセリフ
Confronting fear is the destiny of the Jedi.
字幕:恐怖に向き合え、それはジェダイの宿命
直訳:恐怖に立ち向かうことは、ジェダイの運命だ
・一般動詞confront
意味:立ち向かう
・Confronting fear
意味:恐怖に立ち向かうこと
動名詞になっています意味:~に最後に会う
名残惜しさなどのニュアンスがあります
・動名詞
動名詞は三人称単数扱いになります、なのでセリフの動詞がisになっています
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywaker)のセリフ
Your destiny.
字幕:お前の運命だ
直訳:お前の運命だ
・代名詞your
意味:あなたの、お前の
you(あなた)は二人称ですが、your destinyであなたの運命です。よって三人称扱いになります。
『あなたの運命』すなわち『運命』になるので、三人称です。勘違いしやすいところですね。
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywaker)のセリフ
The force will be with you.
字幕:フォースと共に
直訳:フォースと共に
・助動詞will
助動詞を使った場合は、動詞は原型になります、なのでbe動詞がbeになっていますね。本来、主語をthe forceの時はisを使います。
ターミネーターで有名なセリフ『I will be back.』も同様ですね。
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywaker)のセリフ
Always.
字幕:どんなときも
直訳:いつも
・副詞always
この頻度を表す副詞はbe動詞・一般動詞・助動詞によって配置する場所が異なります
・be動詞の場合 → be動詞の後
・一般動詞の場合 → 一般動詞の前
・助動詞の場合 → 助動詞の後
最後に
スターウォーズの予告の英語の直訳と、字幕の日本語の比較をし、英語の解説を入れました。振り返ってみると、英語の表現はどれも基本の文法で、勉強するにはいい題材だと思います。ただパルパティーンのセリフの倒置のところが難しいかもしれませんね。
さて、これらの予告のセリフは本編で使われるのだろうか?気になりますね。予告のセリフは必ずしも本編で使われるわけでは無いので、映画館に行く前に予告をちょっと見直してから、本編でのセリフが使われるかどうかを確認するのも楽しそうです。
今回のセリフだと
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywaker)のセリフ
Confronting fear is the destiny of the Jedi.
恐怖に向き合え、それはジェダイの宿命
がカッコいいですね、これは誰に対して言った台詞なのだろう?レイなのか?それともダークサイドに堕ちてしまったレイに対してではなく、ジェダイになる可能性を秘めたカイロレンなのだろうか?楽しみです。
この記事が、読んでいただく方々の英語への興味や関心に繋がったり、英語が楽しく感じるキッカケになってほしいと思い、記事を書きました。
今後もこの気持ちで、英文を読み取ることでわかる心境や、心に響くかっこいい名言を探し紹介し、更に英語の勉強にもなるよう解説していきたいと思います。
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