この記事では映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に登場するスパイダーマンの新スーツを紹介します。
英語を訳すと、スーツの能力が見えてきます!
スーツの名前は、SHFiguarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)の公式サイトを参照させて頂きました。
映画で登場する3つの新スーツを紹介していきます。サイトではスーツの名前が載っていますが、中には日本語のスーツ名が英語通りではないものもありました。これはおそらく、日本人が覚えやすかったり、語呂がいいように変えているんだと思います。
それでは、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に登場する新スーツ3つを見ていきましょう!
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の新スーツ
スパイダーマン[インテグレーテッド・スーツ]
日本語:スパイダーマン[インテグレーテッド・スーツ]
英語 :Spider-Man[Integrated Suit]
意味 :統合化スーツ
この新しいスーツ『インテグレーテッド・スーツ』の意味は『統合化スーツ』となります。一体何を統合したの?となりますね。現在、スパイダーマンのスーツには3つの要素が統合されていると思います。スパイダーマン本人であるピーター・パーカー。そして、スーツを渡したトニー・スターク。最後にドクター・ストレンジです。
まず、1つ目ピーター・パーカーの要素です。ピーターは映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、アイアンマンに召集される前は自作のスーツを作っていました。パーカーなどを利用しているようで、素人の手作り感がいい味を出していましたね。そして、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、終盤でトニーの技術を受け継ぎ、自分でスーツを造れるようになりました。
2つ目はトニー・スタークの要素です。トニーは映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でピーターに自作のスパイダーマン・スーツを渡しています。そして、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、さらに新しいスーツのアイアン・スパイダーを渡します。そのスーツは、背中に蜘蛛脚のようなものが装備されているのが特徴でしたね。参照しているSHFiguartsのサイトでは確認できませんが、ホットトイズのムービー・マスターピースのサイトを確認すると、アイアン・スパイダーの能力である背中の蜘蛛脚が確認できます。
3つ目はドクター・ストレンジの要素です。まだ、これまでの映画ではドクター・ストレンジとスパイダーマン・スーツの関係性は出てきていませんが、後述するスーツ『ブラック&ゴールド・スーツ』は、フィギュアの説明や予告の内容からドクター・ストレンジの使う魔法陣発動を確認できます。
これらの3つの要素が統合されて1つになったのが、この『インテグレーテッド・スーツ』なのではないでしょうか。ストレンジの魔法陣の発動はこのスーツでは確認できていないので、ストレンジの要素は定かではないですが、可能性としては考えられますね。あとは…ないとは思うのですが、歴代のヴィランが集合している今作です。歴代スパイダーマンも集合するのでは?と噂されていますね。もしかすると、歴代スパイダーマンが集まり、3人のピーター・パーカーの知識も含めて統合されたスーツだったりするのかもしれませんね。
ちなみに、インテグレーテッド(integrated)の意味には『人格が統合した』って意味もあります。
英語の解説
動詞:integrate
意味:統合する
形容詞:integrated
意味:統合した、完全な、(人格が)統合した
動詞のintegrateの過去分詞でもあります。なので、分詞にされたと考えることもできます。
スパイダーマン[アップグレード・スーツ]
日本語:スパイダーマン[アップグレード・スーツ]
英語 :Spider-Man[Upgraded Suit]
意味 :グレードアップスーツ
このスーツは新しいスーツだ!というわけではなく、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で登場していたスーツになります。上の画像の説明文もその点に触れています。
あと、ここで和製英語の話をします。日本語では『グレードアップ』って言い方もしますよね。この日本語は和製英語で、英語としては間違えているんです。正しくは『アップグレード』です。海外でグレードアップって言わないように注意してください。
さらに、注目してほしいのがスーツの名前にSpider-Man[Upgraded Suit]とある点です。アップグレードはupgradeです。ちょっとスペルが違いますね。スーツの名前はUpgradedとなっています。これは動詞upgradeの過去分詞形です。なので、カタカナで読みをつけると『アップグレーディド』になります。
英語 :Upgraded Suit
読み :アップグレーディド スーツ
日本語:アップグレード スーツ
比較すると分かりやすいですね。このスーツ名は英語の発音通りではないです。これは『アップグレード』の方が、日本語的に語呂がいいからだと思います。
英語の解説
動詞:upgrade
意味:グレードアップする、改良する
過去分詞:upgraded
意味:グレードアップの、改良された
スパイダーマン[ブラック&ゴールド・スーツ]
日本語:スパイダーマン[ブラック&ゴールド・スーツ]
英語 :Spider-Man[Black and Gold Suit]
意味 :黒とゴールドのスーツ
このスーツは新しいスーツです。画像から、ドクター・ストレンジの魔法陣が発動しているクモ糸をウェブシューターから発射しているのが分かります。
最初に紹介したスーツ『インテグレーテッド・スーツ』の意味は『統合化スーツ』です。これまでの予告を見るに、その『インテグレーテッド・スーツ』が最終スーツのように見えます。なので、このドクター・ストレンジの魔法陣の能力も統合化されていると考えられます。
余談ですが、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で登場し、ヨーロッパで使っていた黒いスパイダーマン・スーツ(ステルス・スーツ)を着た状態を『ナイトモンキー』と言っていましたね。あちらも黒かったので、MCUの世界にいる一般人は『ブラック&ゴールド・スーツ』を見て、ナイトモンキーと勘違いするかもしれませんね。
最後に
最初に紹介した『インテグレーテッド・スーツ』はドクター・ストレンジの要素も統合されているのかが気になります。一体何が統合されたスーツなんでしょう?本編を見る楽しみが増えますね。
英語の発音だと『アップグレーディド・スーツ』なのに、日本語では『アップグレード・スーツ』となっているのに気付くと面白いですね。
このように、日本語になる際に英語の発音と変わることは、映画のタイトルなどでもよくあります。覚えやすさや語呂の関係で変えられているんだと思います。
例えば、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品ではないですが、アメコミやヒーロー映画が好きな方は知っているであろう映画『ダークナイト ライジング』も、その1つです。
この作品の原題は『The Dark Knight Rising』ではありません。正しい原題は『The Dark Knight Rises』です。一般動詞riseに三人称単数現在の『s』がついて『rise+s=rises』になっています。
日本語だと『-ing』のつく言葉ってよく耳にしますよね。『ランニング=running』『ウォーキング=walking』などです。日本ではing形の言葉をよく使うので、ダークナイトのタイトルもing形に変えられたんだと思います。
以上で、スーツの解説になりました。また映画を英語から考察していきたいと思います。新しい記事をお楽しみに!
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【タイトルの意味は?】映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ってどんな意味?タイトルからわかること【歴代タイトルも考察】
参照:SHFiguarts 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』シリーズ
https://cinema.tamashii.jp/special/spider-man/
参照:SPIDER-MAN: NO WAY HOME – Official Teaser Trailer (HD)
https://youtu.be/rt-2cxAiPJk
(参照2021/11/25)
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