キャプテン・マーベルの新しい予告の内容を解説していきます。
前回の記事で冒頭30秒ほどを解説したので、続きの記事になります。
冒頭30秒は、キャプテン・マーベルとニック・フューリーの地球でのやり取りが中心でした。
キャプテン・マーベルとクリー人のエリート部隊とのシーンから始まります。
Ron Yog(ヨン・ログのセリフ)
We are Kree, Strong, United.
『我々はクリーだ、強く、結束力がある。』
You have to let go of the past.
『お前は、過去を忘れなければならない。』
have to ~しなければならない
助動詞mustと同じ意味を持ってます。
let go of ~を手放す。
かなり文明が発達している宇宙都市のシーンから始まりますね。
クリー人のエリート特殊部隊のスターフォース一同が出撃するシーンの様です。
新キャラクターのヨン・ログはキャプテン・マーベルの上司に当たる人です。
俳優のジュード・ロウがヨン・ログ役で出演しています。
ジュード・ロウは、アイアンマン役のロバート・ダウニーjrとシャーロック・ホームズで共演しています。
そう、ワトソン役ですね!
Captain Marvel(キャプテン・マーベルのセリフ)
I remember my past.
『私は自分の過去を覚えているわ。』
Ron Yog
Control it.
『それをコントロールしろ。』
キャプテンマーベルが1:1でロンヨグと訓練をしている様ですね。
格闘戦だと、ロン・ヨグが一枚上手の様ですね。
キャプテンマーベルがちょっと怒りっぽさそうなのが見て伺えますね(笑)
コントロールしなければならないのは、キャプテン・マーベルのフォトンブラストのコトを指しているのでしょう。
原作だと、キャプテン・マーベルとヨン・ログは敵対関係になることがあります。
映画だと一体どうなるのでしょう。原作通りになる所もあれば、ならない所も有りますからね。
Captain Marvel(キャプテン・マーベルのセリフ)
I have this power…
『私は力がある。』
But I don’t know where it came from.
『でも、この力がどこから来たのか分からない。』
where it came from
これは、間接疑問文の表現です。文に挿入すると、疑問文の文法が、肯定文の文法になってしまいます。
疑問文だった時はこの様になっています。
Where did it come from?
『それはどこから来たのか?』
このシーンは地球のようにも見えますね。
ここで、青い光の爆発に巻き込まれています。
Fury(フューリーのセリフ)
I’ve never seen anything like her.
『私は彼女みたいな存在に会ったことが今までに一度も無い。』
Agent Coulson(エージェント・コールソンのセリフ)
You think you can find others?
直訳『あなたは、他の存在も探せるとお思いなんですか?』
意訳『他にも似たようなのが存在すると?』
Fury
She’s just the beginning.
『彼女は唯の始まりに過ぎない。』
フューリーが、『彼女は始まりに過ぎない。』と発言しているので、それまでフューリーは宇宙人や、ヒーローの存在と会っていなかったとも考えられますね。
時系列を整理すると、
1940年代がキャプテン・アメリカ
1995年がキャプテン・マーベルのこの映画の舞台
なので、キャプテン・アメリカの様な超人がいたコトを、フューリーはおそらく知っているので、この『始まり』と言うのは、ヒーローやそういった人間を超える存在が、これからドンドン地球に現れる始まりなんだ。という意味として捉えるのだと思います。
スクラル達が地球に侵略しにやって来ていることを指しているのかもしれませんね。
久しぶりのエージェント・コールソンの登場ですね。
映画『アベンジャーズ』でロキに刺されてしまいそれ以降は映画には登場していません。
ドラマ『エージェント・オブ・シールド』では、コールソンが主人公として活躍しているので良かったら見てみて下さい。
例えば、映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の時に、シールドがどうなっていたのかが分かったり。
映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の後始末をシールドが行っていたりするのがなんだか面白い。
Ron Yog
You’ve come a long way…
『君はとても強くなった。』
come a long way はるばる来る・進歩する
But you’re not as strong as you think.
『だが、君は自分が思っているほど強くはない。』
同格の表現のas ~ asを使っていますね。
as asは、『~と同じ位』
not as asは、『~程では無い』と訳します。
『同じでは無い』と訳すと間違えてしまうので注意です。
実は、as asが、『同じ』だけではなく、『以上』という意味を持っているので、『以上』を否定して、『程では無い』と訳されます。
例)
Thanos is as strong as Hulk.
『サノスはハルクと同じ位強いです。』
上司であるロン・ヨグに何か釘を刺されていますね。
このシーンの首に注目すると、何か青いサークルが見えますね。何なんでしょう?
ヨン・ログの首もちょっと青色に光っている部分があるので、クリーの部隊の装備なのかもしれませんね。
この青い装備は注意してみると、他のシーンでもついているので探してみて下さい。
少女が立ち上がっている背景には、地球人と思われる人々がいますね。
地球の空軍?のスーツを着て立ち上がっているシーンも地球のように見えます。
キャプテン・マーベルはクリー人ですが、幼少期・成人後に地球にいたようなシーンを見せているのにはどういった意図があるのか。
Captain Marvel
What is this?
『これ何?』
シールドのロゴがついた帽子を見て
Fury
The S.H.I.E.L.D. logo!
『シールドのロゴだ!』
Captain Marvel
Does announcing your identity on clothing help with the covert part of your job?
直訳『服で、あなたのアイデンティティを告知することは、あなたの隠れた仕事の一部を助けるの?』
意訳『このロゴは、何かあなたの仕事の役に立つの?』
Fury
Said the space soldier who’s wearing a rubber suit…
『って、言ってたよ、ラバースーツを着たスペース・ソルジャーがね。』
倒置法の表現を使っていますね。
saidが一般動詞ですが、主語部分はその後のthe space soldierの部分です。
基本は、
主語 一般動詞 名詞等.
の順番ですが。
一般動詞 主語の順番にしていますね。
ここでちょっと気になったのが、シールドという名称が出ていますね。
映画『アイアンマン』を振り返ると、コールソンの会話を見ると、シールドの名称が決まっていない様にみえました。
途中まで、
Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division.(戦略国土調停補強配備局)
のエージェントだと、名乗っていました。
そして、映画『アイアンマン』の最後で、シールドとコールソンが発言しています。
しかし、フューリーはすでにシールドと言っています。
フューリーはコールソンに略称を伝えていなかったというコトなのでしょうか?
それとも、何かシールドという名前を伝えない理由でもあったのか。
設定を忘れての、ミスってことはないと思うので、ココも気にしながら映画を見てみたいですね。
これで予告の解説はおしまいになります。
また後日、新しいスパイダーマンの予告などを解説していこうと思います。
Marvel Studios’ Captain Marvel | Special Look
(参照2019-01-15)
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