映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)より
原題『Guardians of the Galaxy Vol. 2』
はじめに
サウンドトラックの曲名・タイトルを日本語訳していこうと思います!曲名を考察して分かることを探したり、シーンを振り返ったりして、映画の世界に浸りましょう!
映画のサウンドトラックが好きな方は多いと思います。私も映画のサントラが大好きで、自分で英語の曲名を日本語訳をしているので、それを記事にしていきたいと思います。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のサントラはどれもいいんですよね。私は特にアイアンマン関係が好きです。
曲数は合計19曲になります。Part.1・2の合計3つの記事に分けてまとめていきます。この記事では1曲目から10曲目を解説します。
タイトルと日本語訳
No. | タイトル | 日本語訳 |
1 | Showtime a-Holes | ショータイムだ マヌケ野郎ども |
2 | vs the Abilisk | アビリスクとの戦い |
3 | The Mantis Touch | マンティスのタッチ |
4 | Space Chase | スペース・チェイス(宇宙の追いかけっこ) |
5 | Family History | 家族の歴史 |
6 | Groot Expectations | グルートへの期待 |
7 | Mammalian Bodies | 哺乳類の体 |
8 | Starhawk | スターホーク |
9 | Two-Time-Galaxy Savers | 2度の銀河の救済者 |
10 | I Know Who You Are | お前のことは分かるんだよ |
小ネタ・解説
1. Showtime a-Holes ショータイムだ マヌケ野郎ども
映画の冒頭、宇宙怪獣アビリスクを待ち構えているときにスター・ロードが言ったセリフです。
a-Holeとはassholeことで、直訳すると『尻の穴』になってしまいますが、スラングでは『クソ野郎、馬鹿野郎』という意味になります。今回はa-Holesと複数形になっているので、字幕でも『マヌケ野郎ども』と複数人を指していますね。つまり、ガーディアンズのメンバーたちを指しているのでしょう。
2. vs the Abilisk アビリスクとの戦い
この曲名はセリフではなく、シーンの説明になっていますね。宇宙怪獣アビリスクと戦っているシーンで流れていました。
冒頭では、この曲に加えて挿入歌の『エレクトリック・ライト・オーケストラ』の『Mr. Blue Sky』(ミスター・ブルー・スカイ)も流れていましたね。
この曲が流れた後に、グルートが『Mr. Blue Sky』をカセットテープから流してOPが始まります。この冒頭の戦闘シーンが一番制作に時間がかかったとか言われていますね。
3. The Mantis Touch マンティスのタッチ
マンティスは、エゴに育てられた2本の触角が生えた宇宙人です。touch(タッチ)することで、相手の感情を読んだり、操ったりすることができます。エゴはこのマンティスの能力で眠るための感情を作ってもらって、眠りについているようです。ドラックスも同様にタッチされて一瞬で眠りに落ちていましたね。
そして、スター・ロードはセクシャル・ラブ(異性を意識した愛情)をガモーラに持っていることをバラされていましたね。
4. Space Chase スペース・チェイス(宇宙の追いかけっこ)
ロケットがアニュラックス電池をソヴリン人から盗み、追われることになってしまいます。ソヴリン人の宇宙船の攻撃音がゲームみたいで面白いですよね。この追いかけっこの時に、スター・ロードとロケットが操縦の取り合いをして、
ロケット『今夜お前の枕カバーにクソ仕込んでやる ドラックスのだ!』
ドラックス『俺のクソはでかいぞ!』
そして、ブチ切れるガモーラ。ピンチなのに、こういったアホなやり取りをしているのがガーディアンズらしくて微笑ましいですよね。
5. Family History 家族の歴史
エゴは、長い間自分の能力を受け継いだ子孫を探し続けていました。そして、スター・ロードが映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でインフィニティ・ストーンを持っても死ななかったことを知ったエゴは、彼こそが自分の息子だと確信し、ソヴリン人から逃げるガーディアンズを助け、スター・ロードと出会います。
エゴは自分自身でもある惑星エゴにスター・ロードを招き、自分の歴史を息子に伝え、母との出会いも伝えます。
6. Groot Expectations グルートへの期待
テイザーフェイスの裏切りによって捕らわれてしまったヨンドゥとロケットは、脱出の足掛かりとして、ベビー・グルートにヨンドゥの頭に付けるフィンを探すように命じます。しかし、なかなかグルートは望みのものを持ってきません。誰かの目を持ってきたり、大きな机や親指まで!最終的にはクラグリンがフィンを持ってきてくれましたね。
このクラグリンを演じるジョージ・ガンは、この映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス』の監督であるジェームズ・ガンの実の弟です。
7. Mammalian Bodies 哺乳類の体
スペースジャンプをする場合、『哺乳類が耐えられるのは50回まで』とヨンドゥが言ったにもかかわらず、ロケットたちはスペースジャンプを繰り返し行って惑星エゴに向かいます。そのジャンプ回数は700回!50回を優に超えています。そして、ヨンドゥたちの顔芸が面白かったですね。
8. Starhawk スターホーク
スターホークとは、ラヴェジャーズのリーダーであるスタカー・オゴルドの通り名です。スタカーはシルヴェスター・スタローンが演じていましたね。
スターホークは原作だと、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの初代のメンバーとして活躍をしていました。ヨンドゥも原作だとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーです。今作では最後にヨンドゥはガーディアンズの一員になっていましたね。
もしかしたら、今後の作品でスタカーが再登場してガーディアンズのメンバーになるのかもしれませんね。
9. Two-Time-Galaxy Savers 2度の銀河の救済者
エゴとガーディアンズが戦っている最中に、ロケットが言ったセリフにこの曲名が含まれています。
ロケット(ブラッドリー・クーパー)
We’re really gonna be able to jack up our prices if we’re two-time galaxy savers.
字幕:銀河を2回救ったら ギャラが上がる
訳 :もし俺たちが2回も銀河の救済者になったら ギャラを上げられるな
1度目は前作でのことを指し、2度目は今作でのことを指しているのでしょう。この後、スター・ロードに『こんな時まで金勘定か』とツッコまれてしまします。
このシーンは宇宙船に乗って惑星エゴの体内奥深くに行くのですが、ディズニーランドのアトラクションっぽくてワクワクしますね。このアトラクションいつかできないかな~
10. I Know Who You Are お前のことは分かるんだよ
ロケットたちが惑星エゴに向かう宇宙船の中で、ヨンドゥがロケットにこのセリフを言いました。
ヨンドゥ・ウドンタ(マイケル・ルーカー)
I know who you are, boy.
字幕:だから分かるんだよ
訳 :俺はお前が誰だか分かるんだよ 小僧
Because you’re me.
字幕:お前は俺だからだ
訳 :なぜなら お前は俺だからだ
ヨンドゥはロケットの行いを見て、自分と同じものを感じ、『お前のことは何もかもわかるぞ!』と自分の気持ちをロケットに伝えました。ヨンドゥとロケットはいいコンビになりましたよね。もっとこの2人のコンビを見たかったですね。
最後に
映画を見た後に、サントラを聞きながらタイトルの意味を考えるのは楽しいですね。タイトルからどのシーンで使われていた曲なのかを考えたりするだけでも楽しいです。
今後も自分が好きな映画から、順次サントラの曲名を日本語訳していこうと考えています。そして、ガーディアンズといえば、挿入歌もたくさんありますよね!その挿入歌も日本語訳していきたいと思っています。
今回は19曲中の1~10曲目までを解説しました。他の記事へのリンクはこちらです。
この記事が、読んでいただく方々の英語への興味や関心に繋がったり、英語を楽しく感じるキッカケになったりしてほしいと思って、記事を書きました。
今後もこの気持ちで、英語を読み取ることで分かる心境や、心に響くカッコいい名言を探して紹介し、さらに英語の勉強にもなるように解説していきたいと思います。
それでは、また次の記事で会いましょう!
関連記事
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス』より『Mr. Blue Sky』の歌詞を和訳・日本語訳!ミスターブルーはヨンドゥを指してる?
BD・DVD:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2019/09/25)
コメントを書く