ウルトロンがサノスと同じセリフを言っていた!?【私は絶対なのだ】

ウルトロンがサノスと同じセリフを言っていた!?【私は絶対なのだ】

映画・MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のセリフを使って英語を勉強しよう!

映画の名シーンと名言・名セリフで熟語を覚えよう!

 

ウルトロンがサノスと同じセリフを言っていた!?

マーベルには多くの悪役・ヴィランが登場しますが、一番印象的なのはサノスではないでしょうか。そして、そのサノスの一番の名言と言えば『私は絶対なのだ』だと思います。このセリフは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、2度言われています。指パッチンを成し遂げたサノスが序盤で言ったセリフです。そして、最終決戦でも言います。重要な場面で言っているのでそれだけ重要なセリフだと思います。

さて、そのセリフと同じセリフ・言葉をウルトロンが言っていました。日本語字幕は同じではなく、英語を見ると分かる共通点になります。こういったものを見つけると楽しいですね。

 

それでは、まずサノスのセリフを見てからウルトロンのセリフを見ていきましょう。

 

1.旧サノスのセリフ

サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン

サノス

I used the stones to destroy the stones.

字幕:石を破壊するためにな

訳 :私は石を破壊するために 石を使った

 

It nearly killed me, but the work is done.

字幕:私も死にかけた だがやり遂げた

訳 :それは私を殺しかけた しかし 成し遂げた

 

It always will be.

字幕:言うまでもない

訳 :いつも そうなるのだ

 

I am inevitable.

字幕:私は絶対なのだ

訳 :私は必然・絶対なのだ

指パッチンを終えたサノスは隠居生活を送っていました。そこにアベンジャーズ一行が出向き、ソーがサノスを殺します。

 

2.新サノスのセリフ

サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン

サノス

I am inevitable.

字幕:私は絶対なのだ

訳 :私は必然・絶対なのだ

過去から現代に現れたサノスも、また同じセリフを言います。

 

3.ウルトロン

サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン

ウルトロン

Do you see the beauty of it?

字幕:見えるか? 滅びの美だ

訳 :その美しさが見えるか?


The inevitability.

字幕:これは必然

訳 :必然・絶対だ

 

You rise, only to fall.

字幕:人類は進化する 滅びるために

訳 :お前たちは立ち上がっても 結局は落ちるだけだ

※このセリフは訳が色々できそうです。ソコヴィアが空に浮いている(rise)のでそれとかけているのだと思います。

ウルトロンとアベンジャーズの最終決戦のシーンです。ソコヴィアを浮上させ、それをウルトロンが見渡しています。

 

絶対・必然を指す英語

サノスとウルトロンはともに『必然・絶対』という言葉を口にしています。

サノス

I am inevitable.

字幕:私は絶対なのだ

訳 :私は必然・絶対なのだ

ウルトロン

The inevitability.

字幕:これは必然

訳 :必然・絶対だ

字幕だとサノスは『絶対』と訳され、ウルトロンは『必然』と訳されているので別の言葉ですが、英語はどうでしょう?スペルが似ていますよね。

『inevitable』と『inevitability』です。どちらも『絶対・必然』といった意味です。

この2つの英語を解説していきます。

 

英語の解説

inevitable

品詞:形容詞

意味:必然の、避けられない、必ず起こる

私の調べた辞書(ジーニアス)では『絶対の』は記載されていませんでした。しかし『必然の』=『絶対の』と、同じ意味だと解釈していいと思います。

inevitability

品詞:名詞

意味:避けられない事、必然性

こちらも、私の調べた辞書では『絶対』とは記載されていませんでしたが、やはり『必然性』=『絶対』と、同じ意味だと解釈していいと思います。

 

2つの単語の違いは品詞の違いです。

意味:必然、絶対

 

inevitable:形容詞

inevitability:名詞

 

最後に

サノス 名言 私は絶対なのだ ウルトロン

アベンジャーズを苦しめた2大巨悪のウルトロンとサノスが、同じ意味の言葉を言っていて驚きました。

サノスの『I am inevitable.』『私は絶対なのだ』は有名だと思いますが、ウルトロンの名言は?と聞かれるとあまり思い浮かびませんね。

シーンであれば、クロウにアイアンマンと比較されて激情したシーンがかなり印象的でしたね。機械であるウルトロンが人間のように怒り、その感情に身を任せクロウの腕を切り落としてしまいます。セリフですと、ソコヴィアを浮上させアベンジャーズを『我が神速の剣』と比喩していたのが印象に残っていますね。

なので、製作者側が意図したウルトロンの名言は、この『The inevitability』だったのかもしれませんね。

 

このウルトロンとサノスの共通点に気付いたときは本当に興奮しました。『え!この2人の言動に共通点あるのか!しかもサノスのアレじゃないか!』と。

またこういった字幕からは分からない、英語からわかることをどんどん紹介したいです。おススメ記事に似たような英語じゃないと分からないマーベルのあれこれを紹介します。特にエンドゲームのトニーとスティーブのやり取りは、知らないと勘違いをしてしまうのでぜひ見てほしいです。

 

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(参照2021/10/16)

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