【10年の歴史】アベンジャーズのサウンドトラック・作曲家【総まとめ・その1】

【10年の歴史】アベンジャーズのサウンドトラック・作曲家【総まとめ・その1】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、フェーズ1に当たる映画『アイアンマン』(2008年)から始まり、フェーズ3の映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)で1つの区切りがつきました。

ファンの中には、映画のストーリーやキャラクターとその俳優が好きな方も多いでしょう。そして、サウンドトラックのファンも多いのではないでしょうか。かくいう私もサントラが大好きで、いつも映画の公開前にCDを購入しておいて、映画を見たら解禁して映画の世界に浸っています。

サントラのタイトルを見て、どこで流れた曲なのか思い出したり、タイトルに込められた意味を考察したりするのは楽しいモノです。

 

この記事では、これまでのMCUの音楽を担当した作曲家をまとめていきたいと思います。

まとめていく過程で今後のMCUの作曲家も見えてきます。

また、この記事の続きはこちらその2その3

 

映画と作曲家

フェーズ1~3

フェーズとタイトルと作曲家の表です。

MCUで複数回作曲を担当した人には色を付けています。

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

フェーズ1で複数回作曲をしたのは巨匠アラン・シルヴェストリです。「アラン・シルヴェストリって誰?」という方には、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の作曲家だと言えば、わかるでしょう。このフェーズ1の間には、映画『アイアンマン』シリーズが2作ありますが、それぞれ作曲家は違いますね。

 

フェーズ2は、ブライアン・タイラーから始まり、彼は3度も作曲を担当しています。フェーズ2はブライアン・タイラーのフェーズと言っても過言はないですね。また後にも言及しますが、映画『アベンジャーズ』シリーズはエンドゲームまでで4作品あります。そのうちの3作品はアラン・シルヴェストリが作曲をし、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』だけはブライアン・タイラーとダニー・エルフマンが担当しました。

 

フェーズ3は、作品数がフェーズ1・2に比べて多いですね。フェーズ3ではマイケル・ジアッチーノが3作品に携わっており、映画『ドクター・ストレンジ』と映画『スパイダーマン』シリーズ2作品を担当しています。

フェーズ3あたりから、各ヒーローごとに作曲家が割り振られているイメージです。後で詳しく見て行きましょう。

 

この作曲家の中で一番多く作曲をした方はアラン・シルヴェストリで、合計4回作曲をしています。作曲を担当したのは、映画『アベンジャーズ』シリーズの3作品と、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』です。

 

複数作曲をした作曲家

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

このように並べて見ていくと、各ヒーローの映画ごとに担当する作曲家が割り振られているのが感じ取れます。

ブライアン・タイラーは3作品で作曲していますが、特にどのヒーローを担当するのか決まっていないように見えますね。

マイケル・ジアッチーノは映画『スパイダーマン』シリーズを担当しているのが見受けられます。続編のスパイダーマン3も彼が担当するのではないでしょうか。映画『ドクター・ストレンジ』も担当していることから、ストレンジ2も担当するかもしれませんね。

 

ヒーローで見る作曲家

ヒーローとその作曲家の関係性を見ていきます。

それぞれの作品のオススメの曲も紹介しています。

 

『アイアンマン』シリーズ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

『アイアンマン』シリーズは3作品ありますが、全て担当している作曲家が異なります。まだアイアンマンの頃には「この作曲家を使おう!」というのが定まっていなかったのかもしれませんね。

 

映画『アイアンマン』では、マークⅡを制作中のときの曲『Mark Ⅱ』がアイアンマンらしくてオススメです。何かを創造しているときや創造したいときにもってこいではないでしょうかか。変化球な曲もあり『Extra Dry, Extra Olives』(とてもドライでオリーブをたくさん)は、トニーとペッパーがパーティでキスをしかけたシーンで使われており、ペッパーがトニーにウォッカ・マティーニを頼んだことを指しているのでしょう。

どの曲もアイアンマンが発明家・メカニックである印象を受けます。私は何かを作業をしているときによく流しています。気持ちが創造的になっていき、作業が捗りますよ!

 

映画『アイアンマン2』では、曲のタイトルに『I Am Iron Man』なんてものもあります。アイアンマンの名言として認識し始めたのでしょうか。そして、今作では新たなヒーローのブラック・ウィドウが登場したので『Black Widow Kicks Ass』(ブラック・ウィドウが打ち負かす)という彼女のテーマ曲もあります。

個人的に『アイアンマン2』はトニーが自暴自棄になり、そこからの復活を遂げる映画というイメージです。聞いていて素直にカッコいい!と感じる曲も多いですが、ちょっと後ろめたいというか悲しい印象を受ける曲もあります。

 

映画『アイアンマン3』では、エンドクレジットに使われた『Can You Dig it』(分かるかな?/スラング)が、トニー・スタークのカリスマ・破天荒さを感じられてオススメです。この曲を聞いて映画館を出た後の帰路が、なんとも晴れ晴れとした気持ちでした。個人的に「アイアンマンで好きな曲は?」と問われたら、間違いなくこの曲をオススメします!トニーの家が襲撃された時の『Attack On 10880 Malibu Point』も、すぐそこに危険が迫っているという緊迫感を感じさせる曲でお気に入りです。トニーが大切な友人ハッピーをマンダリンによって傷つけられ、ついカッとなって自分の住所を公開してしまうというところも、人間らしさも感じられていいですね。

 

『キャプテン・アメリカ』シリーズ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

『キャプテン・アメリカ』シリーズは3作品あります。1作品目はアラン・シルヴェストリ、他2作品はヘンリー・ジャックマンが担当しています。

 

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のサントラはどれも清々しく、王道な印象を受けます。流石はアラン・シルヴェストリですね。『Passage of Time』(時の経過)や『Captain America』は、ぜひ聞いてほしい曲です。『Passage of Time』(時の経過)は、タイトルにスティーブが愛するペギーと一緒の時間を過ごせなかったことへの思いが込められているように感じます。

 

映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、ヘンリー・ジャックマンです。映画の内容もかなり暗く、ダークな印象を受けるので曲調も映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』とは全然違いますね。オススメの曲は、ニック・フューリーがウィンター・ソルジャーに襲われた時の『Nick Fury』(ニック・フューリー)です。「この後何が起きるんだろう?」と、不安を煽られるような曲です。そして『Cap’s Promise』(キャップの約束)もいいですね。トニーがキャップからの手紙を貰って読んでいる時の曲で、この曲のおかげで映画を見終わった時の悲しい気持ちが払拭されました。シビル・ウォーはアベンジャーズ同士の戦いなど、戦闘シーンの曲も多いですね。

 

『マイティ・ソー』シリーズ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

『マイティ・ソー』シリーズは3作品ありますが、どの作品も作曲家が違います。映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を担当したブライアン・タイラーはMCUで他にも作曲に携わっていますが、他の2作品の作曲家はどちらもMCUの映画では1度きりになっています。

映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル』の続編にあたるソーの4作品目映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』の脚本・監督は、タイカ・ワイティティになる予定です。タイカ・ワイティティは映画『マイティ・ソー/バトルロイヤル』の監督でもあるので、作曲家も続投されるかもしれませんね。

 

映画『マイティ・ソー』の曲は、ソーが北欧神話をモチーフにしたヒーローであることから曲調もなんだか神々しく、煌びやかな印象を受けます。オススメは『Sons of Odin』(オーディンの息子たち)です。SonsとSonの複数形になっていることから、ソーだけでなくロキも指しているのことがわかりますね。こういった発見があると、曲のタイトルを読むのが楽しくなります。そして『Thor Kills the Destroyer』(ソーがデストロイヤーを殺す)も良いですね。力を失っていたソーが、その力を取り戻しデストロイヤーを倒すシーンで使われました。この曲を聞くだけでもう負ける気がしない!

 

映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は、タイトルにもあるようにダークな暗い映画になっています。劇中ではハンマーがソーを捜して行ったり来たりするシーンなど、ユーモア満載なシーンもあります。『Invasion of Asgard』(アスガルド侵攻)は、ソーやオーディンのいるアスガルドがダークエルフに侵攻される時の曲で、あのアスガルドが堕ちていく様子を耳でも感じられます。映画のタイトルでもある曲『Thor: The Dark World』もオススメ!ファンタジー感と重厚感を感じさせる曲です。

 

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は、今までの作風を一新した映画でしたね。どの曲も今までの『マイティ・ソー』シリーズにない曲調で新鮮です。むしろMCUになかった曲調と言ってもいいのではないでしょうか。オススメは『Thor: Ragnarok』(ソー・ラグナロク)です。映画のスケールの大きさを感じられる曲です。そして、このタイトルは原題にもなっています。日本語タイトルと原題が違うのもこの映画の特徴ですね。さらに、エンディングで流れた曲『Planet Sakaar』(惑星サカール)も今までのソーにはない曲調です。惑星サカールは宇宙と繋がっているワームホールがあり、宇宙のゴミが流れてくる場所です。もちろんゴミだけでなく多種多様な宇宙人も流れてきます。そんな数多の文化が混ざったカオスさを感じられる曲です。

 

『アベンジャーズ』シリーズ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

『アベンジャーズ』シリーズは4作品あり、そのうちの3作品がアラン・シルヴェストリによるものです。『アベンジャーズ』シリーズの2作品目の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、ダニー・エルフマンとブライアン・タイラーが作曲をしています。

ブライアン・タイラーは映画『アイアンマン3』と映画『マイティ・ソー/ダークワールド』も手掛けています。そして、ダニー・エルフマンは本当に巨匠も巨匠です!あの映画『バットマン』のバットマンのテーマソングを作った人物であり、トビー・マグワイアの映画『スパイダーマン』や、DCコミックスの映画『ジャスティス・リーグ』も手掛けています。

 

映画『アベンジャーズ』は、初めてヒーローたちが一堂に会し、ヴィランと戦う映画です。まだチームとして一致団結ができていないアベンジャーズがまとまっていく過程が描かれています。そして、この映画で生まれたのがMCUで一番有名な曲であろう『The Avengers』です!もうこの曲を聞くだけでアベンジャーズを彷彿されますね。この曲を作ってくれてありがとう!

 

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、アベンジャーズがチームとして一致団結してきているので『アベンジャーズ』の頃より戦いの場面が多い印象があります。メインタイトルが映し出される時の曲『Avengers: Age Of Ultron Title』はダークな感じで、これからの雲行きが怪しくなる印象を与えてきます。暗い曲も多いですが、先ほどのアベンジャーズのテーマ『The Avengers』をアレンジして作ったであろう『Heroes』(ヒーローたち)は、何とも華々しく足が軽くなります。思わず闊歩したくなりますね。前作をアレンジしつつ、新しい息吹を感じる曲が多いです。

 

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、ついにサノス!サノスがメインヴィランとして登場する作品ですね。切迫感がある曲が多く、映画『アベンジャーズ』の曲『The Avengers』と同じタイトルの曲があります。こちらはタイトルが写るときに使われた曲になっていて、すぐそこにサノスという新たな脅威が迫ってきているのを感じます。

どの曲も良いですが、特にオススメは『Help Arrives』(救援が到着する)です。これはワンダとヴィジョンがサノスの子供たちに襲われている時に、キャプテン・アメリカが現れるや否やかかった曲です。もう安心感が半端ない!こちらも映画『アベンジャーズ』の『The Avengers 』のアレンジになっています。

 

最後に映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、MCUの集大成になる作品で、はたまたアラン・シルヴェストリが作曲を担当しています。どの曲も本当に最高です!

この記事を読んでいる方はみんな好きであろう『Portals』(ポータル)は、キャプテン・アメリカがついに「アベンジャーズ アッセンブル!」と言ったときに流れている曲です。ドクター・ストレンジがポータルを開き、アベンジャーズを集結させたので、タイトルはポータルなのでしょう。

そして、もう1曲のオススメは『The Real Hero』(本当のヒーロー)です。これはトニー・スタークが残したビデオメッセージを再生しているときと、彼の葬式のときの曲です。これを聞いていると悲しみで胸がいっぱいになりますが、トニーが「悔やまないでくれ 2週間ほど僕の死を悼んだら 後ろめたさ全開で前に進んで」と言っていたので、この曲を聴いて前向きに進んでいきましょう!

 

最後に

マーベル アベンジャーズ サントラ サウンドトラック アラン・シルヴェストリ

MCUのサウンドトラックと作曲家のまとめでした。

まとめてみて感じるのは、アラン・シルヴェストリ様様です。『アベンジャーズ』シリーズで何度もアレンジされた原曲『The Avengers』を作り出してくれて本当にありがとうございます。アレンジ曲も原曲もどれも素晴らしい!耳でアベンジャーズを感じられます。

アラン・シルヴェストリ(アベンジャーズシリーズ)とヘンリー・ジャックマン(キャプテン・アメリカ2・3)の2人は特に個性が出ていると思います。ヘンリー・ジャックマンは『CA/ウィンター・ソルジャー』から起用されました。『CA/ザ・ファースト・アベンジャー』と比べて『CA/ウィンター・ソルジャー』と『シビル・ウォー/CA』は、内容がかなりダークな映画で、音楽を聴くだけでそれが伝わってきます。

1曲1曲シーンごとに話したくなってしまいますが、長くなってしまうので、ここらへんで一度終えます。

 

続きの記事では、今回紹介していない『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アントマン』『ドクター・ストレンジ』『スパイダーマン』『ブラックパンサー』『キャプテン・マーベル』も紹介し、作曲家が携わった他の映画も紹介していきたいと思います。

 

よければ好きなサントラや曲をコメントで残してください!それではまた次の記事で会いましょう。

 

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BD・DVD:アベンジャーズ/エンドゲーム

BD・DVD:アイアンマン

BD・DVD:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

BD・DVD:マイティ・ソー

https://marvel.disney.co.jp/movie.html

(参照2020/09/26)

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