ドラマ『ワンダヴィジョン』より
原題『WandaVision』(2021年)
- 1. はじめに
- 2. タイトルと日本語訳
- 2.1. 1.A Newlywed Couple 新婚カップル
- 2.2. 2.Toast-Mate 2000 トースト・メイト2000
- 2.3. 3.Dinner Is Served 夕食ができた
- 2.4. 4.Calendar Confusion カレンダーの混乱
- 2.5. 5.Frog in My Throat カエルがのどにいる (喉がガラガラ)
- 2.6. 6.Thank You for Coming 来てくれてありがとう・またお越しください
- 2.7. 7.Parcheesi パーチーシ
- 2.8. 8.Rings 指輪
- 2.9. 9.Wanda’s Theme (End Credits from “WandaVision”) ワンダのテーマ(『ワンダヴィジョン』のエンドクレジット)
- 3. おわり
- 4. おススメの記事
はじめに
ドラマ『ワンダヴィジョン』のサウンドトラックのタイトルを英語から日本語訳していきます。今作は謎が多いです。そこでサントラのタイトルに何かヒントがあるのではないか?と考え、訳してみました。。
タイトルと日本語訳
1.A Newlywed Couple 新婚カップル
ドラマの1話目の最初、ワンダとヴィジョンが挙式をあげた後のような振る舞いで現れました。車の後ろに空き缶をくっ付けて現れたりと、新婚ほやほや幸せいっぱいな雰囲気が伝わってきます。
しかし、結婚してから何年目なのかすら把握していない2人…
2.Toast-Mate 2000 トースト・メイト2000
ドラマの中でテレビCMが流れます。その中でスターク・インダストリーズの新製品としてこのトースト・メイト2000が登場しました。
1話目は基本的に白黒のドラマでしたが、このトースト・メイトの電源は赤色に光り、その際アイアンマンのリパルサー音のような音を出していました。
このドラマの合間に挿入されるCMは、ワンダに影響を与えた人物・モノではないのか?と言われてますね。スターク・インダストリーズのロゴが刻まれたミサイルが、ワンダとその双子の弟ピエトロの住む家に直撃、そのミサイルが不発弾で、その前でワンダたちは恐怖におびえていました。この経験がワンダにはあるので、彼女はなかなかスタークに友好的にはなれなかったのでしょう。
3.Dinner Is Served 夕食ができた
ワンダとヴィジョンの自宅に、ヴィジョンの上司であるハート夫婦が訪れて一緒に夕食をとります。夕食をとるシーンはドラマの後半です。サントラの3曲目にこの曲が位置していますが、順番にも意味があるのでしょうか?今までのMCUのサントラは、ほとんどが物語の順番通りに収録されていました。
もしかすると、タイトルは『Dinner Is Served』でディナーの時の音楽ではありますが、ディナー以外のシーンでも流れていたのかもしれませんね。
4.Calendar Confusion カレンダーの混乱
8月23日、カレンダーにハートマークがあり、2人は夫婦の記念日だと考えます。しかし、そのハートマークはヴィジョンの上司のハートさんが家に来ることを示していました。
まさかのハート違い!
・ハート:heart
・上司のハートさん:Mr. Hart
Mr. Hartのスペルはheartとは少し違いますが、発音からハートさんとハートマークをかけるといった文化は英語圏にもあるようですね。
5.Frog in My Throat カエルがのどにいる (喉がガラガラ)
『Frog in My Throat』を直訳すると『カエルがのどにいる』となりますが、これは慣用表現で『喉がガラガラ、喉がかすれてる』という意味になります。
ドラマの中で喉がガラガラになっていたシーンは記憶になく、喉といえばハートさんが食べ物を喉に詰まらせていたシーンくらいですね。
このシーンでハート夫妻が『Stop it.』『やめて!』と何度も言っていて不気味でした。ワンダのコントロールが効いていないような奇妙なシーンでしたね。
6.Thank You for Coming 来てくれてありがとう・またお越しください
タイトルをセリフとして、ワンダがドラマ内で実際に言っていました。
このシーンですが、急にハート夫妻が足早に帰っていったので違和感を覚えます。ワンダが無理やり帰らせたような…でもタイトルは『Thank You for Coming』『来てくれてありがとう』なので、一体どういった意味なのでしょうか…
ドラマ『ワンダヴィジョン』は謎が多く、サントラの曲名1つとっても勘ぐってしまいます。
7.Parcheesi パーチーシ
『Parcheesi』『パーチーシ』とは、アメリカのボード・ゲームです。
夕食ができるまでのつなぎとして、ヴィジョンがハート夫妻に提案をしましたが、実際にゲームをすることはありませんでした。
この画像のシーンで、ヴィジョンのセリフは『Anyone for Parcheesi?』言っていましたが、日本語字幕では『パーチーシ』とは訳されず、『次はボードゲームでも?』となっていました。パーチーシやってみたいですね!
8.Rings 指輪
『Rings』『指輪』は、おそらく結婚指輪を指しているのだと思います。
ドラマの冒頭で、隣人のアグネスが『Oh, I don’t see a ring.』『指輪がない』と言っていましたね。ワンダが結婚指輪していないことから、結婚していないと勘違いしているシーンもありました。
ワンダはこの結婚指輪を作り出しましたね。ワンダとヴィジョンの2人分を作ったので複数形のringsとなり、これがタイトルになったのでしょう。
今までのMCUでは、ワンダにこういった能力があるという描写はありませんでした。
9.Wanda’s Theme (End Credits from “WandaVision”) ワンダのテーマ(『ワンダヴィジョン』のエンドクレジット)
ワンダのテーマ曲ですね。エンドクレジットではテレビをイメージしたのでしょうか?光の三原色の赤青緑が写っています。テレビの液晶部分にはこの赤青緑の長方形が敷き詰められています。
ドラマのタイトルは『ワンダヴィジョン』で2人ですが、この曲のタイトルはワンダのみになっています。今後ヴィジョンのテーマはでるのでしょうか?ワンダのテーマしかないのは、このドラマの主軸がワンダであることを意味しているのでしょう。
おわり
サントラのタイトルと、その日本語になりました。ドラマ『ワンダヴィジョン』は毎週1話ずつ公開され、同様にサウンドトラックも1話ごとにリリースされそうですね。記事を書いている段階では、まだサウンドトラックは1話目のものしかないので比較対象がないですが、2、3話とリリースされて、話ごとに比較したら分かることも増えていきそうですね。
今後も毎週1度の楽しみとして、サントラがリリースされるたびにタイトルを訳して考察などをしたいと思います。
おススメの記事
参照動画:ワンダヴィジョン
https://disneyplus.disney.co.jp/
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