【エンドゲームの意味は?】MCU作品内で2度も『エンドゲーム』発言があった!?【ある映画で種は撒かれていた】

【エンドゲームの意味は?】MCU作品内で2度も『エンドゲーム』発言があった!?【ある映画で種は撒かれていた】

アベンジャーズ エンドゲーム

【エンドゲームの意味は?】MCU作品内で2度も『エンドゲーム』発言があった!?【ある映画で種は撒かれていた】

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開され、MCUはひと段落しました。

今となっては過去のことですが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は当初サブタイトルは未定のままだったんです。

エンドゲームの前作に当たる映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開時も、そのタイトルは判明していませんでした。

タイトルを伏せていたのには制作側の意図があるのでしょう。インフィニティ・ウォーが公開中に、エンドゲームというタイトルが分かってしまうと、インフィニティ・ウォーで決着がつかないことが安易に想像できてしまうので、そういったことを避けたかったのでしょう。

 

このアベンジャーズの4作品目に当たるエンドゲームですが、このタイトルの『endgame』という言葉は、ある映画で登場していました。そう、すでに種は撒かれていたんですね。

日本語吹き替えなどで『アベンジャーズ/エンドゲーム』前に、劇中で2度も『endgame』発言がありました。それでは、そのシーンと意味を見ていきましょう。ちなみに、エンドゲームという言葉の意味は1つではありません。

 

最初にエンドゲームの意味を確認してからシーンを見ていきましょう。

名詞:endgame

意味:(試合の)最終段階、(チェスの)大詰め、最終目標、終盤

 

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のエンドゲーム発言

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映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)より
原題『Avengers: Age of Ultron』

アイアンマン/トニー・スターク

We’re the Avengers. We can bust arms dealers all the livelong day,

字幕:アベンジャーズの敵は 武器商人じゃない

吹替:アベンジャーズは武器商人を相手に戦うのも結構だが

 :私たちはアベンジャーズだ 私たちは生涯 武器商人を倒すことだってできる

 

but that up there, that’s … That’s the endgame.

字幕:宇宙からの侵略者が 我々の

吹替:宇宙にいる敵が ラスボス

 :だが上にいる… 奴が… 奴がエンドゲーム(最終目標)

シーン:ウルトロンが暴走し、ロキのセプターを奪って逃走した後のシーンです。アベンジャーズが険悪な雰囲気に…このときのトニーのセリフの中に『endgame』があります。

この『endgame』は、字幕ではと訳され、吹替ではラスボスと訳されています。辞書の意味で考えると『最終目標』という意味が一番しっくりきますね。

 

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の時点で、アベンジャーズの4作品目のタイトルはエンドゲームと決まっていたのです。

 

映画『アベンジャーズ』で、トニーはロキが率いるチタウリの襲撃を受けノイローゼになってしまいました。それは映画『アイアンマン3』で語られていましたね。そのチタウリたちの襲撃の背後に何者かがいると考えて、ウルトロンを作ろうとしたのです。

トニーは映画『アベンジャーズ』でのニューヨーク決戦以降、宇宙にいるであろう何者かの存在を意識して、準備をしておこうと考え始めていたのですね。まだこの時点では、トニーは黒幕であるサノスの存在を知ることはありませんが、そういった存在がいると認識をしていたんです。なので、このendgameは結果的にサノスを指していることとなります。

 

一方サノスは、映画『アベンジャーズ』のニューヨーク決戦でアイアンマンことトニー・スタークの存在を認知します。映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスはアイアンマンと対峙した時、彼を見て『スターク』と名前を呼びます。そのことに驚いたトニーは『私を知っているのか?』と言い返します。こういったやり取りがありました。

 

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のエンドゲーム発言

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映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)より
原題『Avengers: Infinity War』

ドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジ

We’re in the endgame now.

字幕:あとがなくなった

吹替:いよいよ 正念場だな

 :私たちは今や 最終局面

シーン:トニーとサノスが雌雄を決し、サノスがトニーの命を奪おうとしたとき、ストレンジがインフィニティ・ストーンの1つ、タイムストーンを差し出す代わりにトニーの命を救ってくれと懇願するシーンです。

タイムストーンを手に入れたサノスは、残るストーンのマインドストーンを手に入れるためにワカンダに向かうのでした。

 

ストレンジはトニーに『正念場だな』と言いましたが、この正念場、最終局面がendgameを意味しています。

ここでのendgameの意味は、トニーとストレンジにとっては違うものだと思います。

 

トニーにとっての最終局面とは、おそらく映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が終わるまで、いわゆるサノスの指パッチンが起きることでしょう。

ストレンジにとってはトニーと同様の部分もあるとは思いますが、少し違う可能性があります。

ストレンジはいくつもの可能性を見てきていたので、サノスに指パッチンされて消えて、さらに復活することが分かっています。なので、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』での最終決戦がもうすぐという意味で言っているかもしれません。

 

ストレンジの時間の流れ方

・『最終局面だな』

数分後

・指パッチンで消される

5年後(ストレンジは消えているので過ごしていない5年間)

・指パッチンで戻る

数分でアベンジャーズを集める

 

となるので、ストレンジにとっては『endgame』と言った後、ものの数分のでエンドゲームの最終決戦となるわけです。よって、ストレンジにとってはエンドゲームの戦いこそがendgame(最終局面)という意味とも考えられます。

 

最後に

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以上の2つが劇中で『endgame』が口に出されたシーンでした。どちらも意味深なエンドゲーム発言でした。

まさか映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の時点でアベンジャーズ4のタイトルを匂わせていたとは驚きですね。

しかも、その『endgame = ラスボス・最終目標』はサノスを指すことになっているという制作側の伏線の貼り方には舌を巻きます。

 

今となっては、アベンジャーズ4のタイトルはどうなるんだろう?と日々を過ごしていたのが懐かしいですね。

 

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https://marvel.disney.co.jp/movie.html

出典:ジーニアス英和辞典 第3版

(参照2021/06/01)

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