第371回.『生きている』という意味の『live』と『alive』の違いは?
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
アイアンマン /トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
I shouldn’t be __ unless it was for a reason.
字幕:生き残ったのには 理由があるはず
__に入るのはどれでしょう?
①live
②alive
映画のシーン
映画:アイアンマン
シーン:トニーがペッパーに会社の不正取引のデータを盗み出してほしいと頼むシーン。ペッパーはトニーの身に危険が生じることを心配して断ろうとしますが、トニーの『何をすべきかやっと分かったんだ。正しいことだと確信してる』という言葉を聞き、協力することを決めます。
答え
正解は②aliveです!
アイアンマン / トニー・スターク
I shouldn’t be alive unless it was for a reason.
字幕:生き残ったのには 理由があるはず
詳しい英語の解説
・形容詞:alive
意味:生きている、生きた
aliveはbe動詞の後に置かれるなど、補語とする形(叙述用法)でしか使えません。
セリフでも『I shouldn’t be alive』とbeの後に置かれ、補語として使われています。
・形容詞:live
意味:生きている、生きた
liveは名詞の前に置き、名詞を修飾する形(限定用法)でしか使えません。
ちなみに形容詞liveは『ライブ』と発音し、『生放送、生演奏』などの『生の、ライブの』という意味でも使われます。
・形容詞:living
意味:生きている、生きた
同じ意味を持つlivingもliveと同じように限定用法で使います。
『living room(リビングルーム)』や『living dead(リビングデッド、生ける屍)』などで聞いたことがあるかと思います。
livingは主に人間に使われ、liveは主に動物に使われることが多いです。
・接続詞:unless
意味:~でなければ、~でない限り
接続詞unlessが使われているので、後に1文が続いています。
接続詞節から訳すことを踏まえて、セリフを直訳すると以下のようになります。
I shouldn’t be alive unless it was for a reason.
理由がなければ 生きているべきではない
最後に
今回はここまでです。『エンドゲーム』を見た後に、またこのセリフを聞くとグッときますね。映画『アイアンマン』はホントにいいセリフが多いです。
同じ意味を持っている形容詞でも、叙述用法や限定用法などで使い方が異なるものもあります。品詞が分かるようになったら、次はこういった部分も覚えていきたいですね。
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映画アイアンマンよりトニー・スターク
I shouldn't be __… unless it was for a reason.
生き残ったのには 理由があるはず__に入るのは?
これがエンドゲームに繋がってるって考えると熱くなります pic.twitter.com/k0BaF5RMQT— マーベル映画×英語塾 (@Ironman_English) July 28, 2021
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(参照2021/09/07)
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