ドラマ『ムーンナイト』より
原題『Moon Knight』
この記事ではディズニープラスのオリジナルドラマ『ムーンナイト』の予告・初映像の字幕と直訳の違いをまとめています。
予告の字幕はセリフ通りになっているのか?それともウソ字幕なのか?見ていきましょう。
原作のムーンナイトは?
本名:マーク・スペクター
エジプトでひん死の重傷を負った傭兵のマーク。彼はエジプトの神であるコンシューを信仰する信者に命を救われ、その神コンシューから力を与えらます。そして、その力を得たことをキッカケに3つの人格が生まれます。ヒーローのムーンナイト、億万長者のスティーブン・グラント、タクシー運転手のジェイク・ロックリーです。
予告でも、頭の中で男の声が聞こえている様子が見られ、複数の人格があることを匂わせています。
ムーンナイトはスパイダーマンやX-MENとも共闘しているので、もしかするとMCUにX-MENが入るときの1つのかけ橋にもなりえるかもしれませんね。
ドラマ『ムーンナイト』の予告・初映像 字幕と日本語訳の違い
1.
マーク・スペクター(ムーンナイト)
I can’t tell the difference… between my waking life and dreams.
字幕:何が違う? 現実の世界と 夢の世界は?
訳 :私は違いが分からない 起きているときと夢の違いが
2.
男性 ※字幕ではManと書いてありました
The voice… in your head…
字幕:頭の中で 声がする
訳 :声が… 頭の中に…
it devours you.
字幕:お前を食い尽くす
訳 :それがお前を破滅させる
動詞:devour
意味:食いつくす、破滅させる
このセリフを言った人物は、字幕を確認するとManとあります。
これは原作で言う、多重人格の中の誰かなのではないでしょうか。
考察
1.鏡の中の自分
鏡かガラスに映るマーク。最初は自分が鏡に顔を向けていたので、鏡の中の自分がこちらを除いている形になります。しかし、マークが前を向いてその場を離れようと顔の向きを変えても鏡の中のマークはまだこちらを向いたままです。
鏡に映っているマークは2人。自身と合わせると3人になるので、3つの人格を表しているのかもしれませんね。
また、エジプト関連っぽい展示品が置かれているのも、エジプト神との関連を匂わせていますね。
2.出口に立つマーク
この『何が違う』という字幕のとき、マークの上には『EXIT』(出口)と書かれています。
出口の中なのか、出口の外なのか。出口をさがしてさまよっている様にも感じます。
3.掲示板に書かれた文字
薄暗い部屋の右上。その掲示板には色々なプリントが張られています。
どれも小さくて読むのが難しいのですが、この文字だけはよく見えます『ANCIENT EGYPT』これは『古代エジプト』を意味します。
ムーンナイトはエジプトの神コンシューから力を与えられます。
4.ガラスに写らない自分
バスの窓に自分の姿が写っていますね。肩のあたりが写っていますが、なぜかマークの顔だけが写っていません。
白いスーツを着ていますが、これはヒーロースーツなのでしょうか?
5.月の満ち欠け
真ん中に三日月が写っています。原作のムーンナイトは月の満ち欠けに伴い力が増減します。
最後に
セリフも3つ程度でとても短い予告・新映像になりました。タイトルのロゴのMOON(ムーン)のOが月になっていてカッコいいですね。KNIGHT(ナイト)もよく見ると、象形文字が入っているのが分かります。こういった細かいところにこだわっているのは面白いですね。
ロゴについての小ネタを紹介します。
ムーンナイトのロゴを囲う曲線は『カルトゥーシュ』
古代エジプトで使われていた象形文字、ヒエログリフの文字で、ファラオの名前を囲む曲線だったそうです。
以上で、予告・新映像の解説は終わりです。まだ情報が少ないですが、記事を書いていて色んなことに気付けてとても楽しかったです。
エジプトが好きなので、個人的にMCUでのエジプトがどう描かれるのかがとても楽しみです。
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参照:マーベル・スタジオ 2021 ディズニープラス・デイ スペシャル
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2021/11/14)
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