【サントラ】映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』サウンドトラックのタイトルを日本語訳・Part.2【小ネタ・解説】

【サントラ】映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』サウンドトラックのタイトルを日本語訳・Part.2【小ネタ・解説】

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)より

原題『Spider-Man: Far From Home』

 

はじめに

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映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のサウンドトラックに収録された曲のタイトルとその日本語訳をまとめていきます。また、映画の小ネタや簡単な英語の解説を交えて紹介していきます。

曲数は合計25曲になります。Part.1・2の合計2つの記事に分けてまとめていきます。この記事では14曲目から25曲目を解説します。

Part.1はこちら

 

音楽:マイケル・ジアッチーノ(Micheal Giacchino)

マイケル・ジアッチーノ氏はマーベル作品に多く携わっています。

『ドクター・ストレンジ』

『スパイダーマン:ホームカミング』

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

これらの作品でも音楽を担当しています。

 

タイトルと日本語訳

No. タイトル 日本語訳
14 A Lot of ‘Splaining to Do するべき多くの説明
15 The Magical Mysterio Tour 魔法のミステリオツアー
16 Taking the Gullible Express/ Spidey Sensitive 騙されやすい快速電車に乗る / 過敏なスパイディー
17 Gloom and Doom 憂鬱と破滅
18 High and Flighty 高く気まぐれな
19 An Internal Battle 内輪もめ
20 Happy Landings ハッピーの到着
21 Tower of Cower すくんでしまうタワー
22 Bridging the Trap 罠を仕掛ける
23 Bridge and Love’s Burning 橋と愛の炎
24 Swinging Set スイング・セット
25 And Now This… そして 今は…

 

小ネタ・解説

14. A Lot of ‘Splaining to Do するべき多くの説明

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‘splainはexplainの短縮形で、主に口語で用いられる言い方です。explainは『説明する』という意味の一般動詞で、それがing形のexplainingになっています。

この曲名はニック(ミステリオ)がピーターに言ったセリフです。ミステリオの正体に気付いたピーターがニックにそのことを知らせに行くシーンですね。

ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)

You’ve got a lot of explaining to do.

字幕:説明してもらうぞ

訳 :お前はやるべき多くの説明があるだろ

 

15. The Magical Mysterio Tour 魔法のミステリオツアー

ミステリオが裏で糸を引いて、ピーターの友達の旅行先を操作していましたね。また曲調から、スパイダーマンとミステリオが戦っているときの音楽かもしれません。

ニックだと思い込んでついていったら、実はミステリオの見せていたホログラムで、ピーターはそのホログラムが見せる幻影に翻弄されていましたね。

 

16. Taking the Gullible Express/ Spidey Sensitive 騙されやすい快速電車に乗る / 過敏なスパイディー

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純粋なピーターは何度もミステリオに騙されてしまいましたね。今回はスパイダーセンスが終盤まで働いていなかったので、先読みができずにボコボコにやられてしまっていました。

また今作では、スパイダーセンス(スパイダーマンが持っているクモの第六感)の名前が変わっていましたね。英語では『Peter Tingle』となっており、日本語字幕では『ピータームズムズ』でしたね。

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17. Gloom and Doom 憂鬱と破滅

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gloomは『憂鬱、暗闇』、doomは『破滅』という意味があります。ピーターが皆から期待され、悩んでいることを指しているのでしょう。

このdoom(ドゥーム)って単語を聞くと、マーベル原作の映画『ファンタスティック・フォー』に登場するドクター・ドゥームを思い出しますね。

ちなみに、映画『ファンタスティック・フォー』には、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスがヒューマン・トーチ役で登場しているので、興味のある方はぜひ見てください。すごく面白いですよ!ヒーロー映画好きでしたら楽しめるはず!

 

18. High and Flighty 高く気まぐれな

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Flightyは飛行機のFlight(フライト)と何か関係あるのかと思い、辞書で引きましたが『(女性の)気まぐれ』という意味が出てきました。『女性の気まぐれ』というと、なんだかMJを彷彿させますね。

また、名詞にyをつけると形容詞化することができるので、名詞flight(飛行)を形容詞化したものだとも考えられます。

なので、スパイダーマンがハッピーの操るジェット機から飛び降りるシーンのことを指しているのではないでしょうか。ただ、『女性のきまぐれ』って意味もあるのも面白いですね。

 

19. An Internal Battle 内輪もめ

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ミステリオの正体が分かり、ニック・フューリーとミステリオの戦いも始まりましたね。

 

20. Happy Landings ハッピーの到着

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このHappy(ハッピー)は、『幸せな』という意味の形容詞ではなく、人物名のハッピーですね。トニーの元ボディーガードで、今はピーターのサポートをしているハッピー・ホーガンのことです。

ミステリオが自分の正体を知ったであろうピーターの友達を襲おうとしたときに、ハッピーがジェット機で迎えに来ました。フラッシュがハッピーに『スパイダーマンの部下?』って質問をして、ハッピーが『部下じゃない 同僚だ』と返してたのが面白かったですね。

 

21. Tower of Cower すくんでしまうタワー

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タワーってどこかで出てきましたっけ?ニック・フューリーたちがいたビルをタワーと指しているのか?それともスパイダーマンとミステリオが戦った橋を指しているのか?

 

22. Bridging the Trap 罠を仕掛ける

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一般動詞のbridgeのing形です。bridgeは動詞だと『橋を架ける』という意味があります。名詞の場合は『橋』になりますね。

スパイダーマンが橋にウェブを張って、ドローンを絡めとるように倒していましたね。それをTrap(罠)といっているのでしょう。

 

23. Bridge and Love’s Burning 橋と愛の炎

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ピーターとMJの恋は実りましたね。キスまでしていて、見てるこっちが恥ずかしくなってきました。

 

24. Swinging Set スイング・セット

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スパイダーマンがウェブを使って飛ぶことをSwing(スイング)といいますよね。

 

25. And Now This… そして 今は…

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映画の最後に、スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだとニュースで世界中にばらされてしまいましたね。ここから次回作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に繋がっていくことになります。

そして、ニュース番組に出ていたのは映画『スパイダーマン』でも登場した新聞社のJJJ(J・ジョナ・ジェイムソン)でしたね。しかも、俳優も映画『スパイダーマン』三部作でずっとJ・ジョナ・ジェイムソンを演じていたJ・K・シモンズでしたね。ファンは驚いたのではないでしょうか。

 

おわり

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映画を見た後に、サウンドトラックを聞きながら、タイトルの意味を考えるのが楽しいです。タイトルからどのシーンで使われていた曲なのかを考えるだけでも楽しいですね。

この記事が、読んでいただく方々の英語への興味や関心に繋がったり、英語が楽しく感じるキッカケになったりしてほしいと思い、記事を書きました。
今後もこの気持ちで、英文を読み取ることで分かる心情や、心に響くカッコイイ名言を探して紹介し、さらに英語の勉強にもなるように解説していきたいと思います。

 

今回は30曲中の14~25曲目までを解説しました。他の記事へのリンクはこちらです。

Part.1はこちら

 

それでは、また次の記事で会いましょう!

 

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DVD・BD:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

https://www.sonypictures.com/

(参照2022/04/26)

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