映画『ソー:ラブ&サンダー』(2022年)より
原題『Thor: Love and Thunder』
はじめに
映画『ソー:ラブ&サンダー』のサウンドトラックに収録された曲のタイトルとその日本語訳をまとめていきます。また、映画の小ネタや簡単な英語の解説を交えて紹介していきます。
曲数は合計28曲になります。Part.1~3の合計3つの記事に分けてまとめていきます。この記事では11曲目から20曲目を解説します。
音楽:マイケル・ジアッチーノ(Micheal Giacchino)
映画『ソー:ラブ&サンダー』のサントラを担当するのはマイケル・ジアッチーノ氏です。
過去にもマーベル映画に携わっており、以下の作品で音楽を担当しています。
・『ドクター・ストレンジ』
・『スパイダーマン:ホームカミング』
・『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
・『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
他にもアメコミヒーロー映画の『The Batman』も手掛けており、スター・ウォーズの『ローグ・ワン』や『バズ・ライトイヤー』に『ズートピア』、まだまだディズニー作品を手掛けており、さらにさらに『ジュラシック・ワールド』シリーズも手掛けています。
タイトルと日本語訳
No. | タイトル | 日本語訳 |
11 | Show Intel | 機密情報の開示 |
12 | We’re Not Emos We’re Gods | 我々は情緒不安定ではない 神なのだ |
13 | The Zeus Fanfares | ゼウスのファンファーレ |
14 | I Was in the Pool! | プールにいた! |
15 | Saving Face | 面子を保つ 顔を立てる |
16 | Utter Lunarcy | 完全な月面 |
17 | Think on Your Defeat | 敗北に思い巡らす |
18 | Bedside Hammer | 枕元にハンマー |
19 | Temple-itis | テンプレ狂 |
20 | Surely, Temple | 確かにひな形だ |
小ネタ・解説
11. Show Intel 機密情報の開示
『Show Intel』のIntelはintelligenceの短縮形です。
intelligenceは『知識、理解力』といった意味を持っていますが『機密情報』といった意味もあります。ゼウスがソーの服を脱がせているシーンがありましたね。もしかすると、服を脱がせて隠しているもの(機密情報)を見せろ!って意味なのかもしれませんね。
12. We’re Not Emos We’re Gods 我々は情緒不安定ではない 神なのだ
EmosはEmoの複数形です。Emoとは『情緒不安定な人』のことを指します。
今回多くの神々が登場していましたね。ゼウスや、ゴアが信仰していたラプーを見ていると神様は傲慢な存在に見えてしまいますね。
おそらくゼウスのセリフに近いものがあったと思います。DVDやディズニープラスで視聴ができるようになったらウラを取りたいですね。
13. The Zeus Fanfares ゼウスのファンファーレ
ゼウスの登場シーンのファンファーレを指しているのでしょう。ゼウスはなんというか、太っているように見えてあんまり威厳を感じられないのが何とも…
ゼウスは今度MCUでどういった扱いを受けるのでしょうか。今後あまり出番がなさそうにも感じますが、そんなキャラクターに大物俳優のラッセル・クロウを起用するのもまたMCUらしい感じがしますね。MCUには、こういった大物俳優の起用を1回限りにする印象がありますね。
ソーがゼウスの登場シーンを熱く語っていましたね。まさかソーがゼウスの影響を受けていたとは…
14. I Was in the Pool! プールにいた!
プール?なんのことでしょうね。うーん…コーグあたりが言いそうな気もしますが…
ソーとジェーンが宇宙イルカを見ているシーンがありましたね。もしかしたら『プール=水=宇宙の海』的な感じなのでしょうか?
15. Saving Face 面子を保つ 顔を立てる
ソーが『ゴアの神殺しを止めよう』と進言した時に、ゼウスは『神はそういったことはしない』とソーを突っぱねました。その時に『Saving Face』と言って『面子を保つ、他に示しがつかない』といったことを言っていたような気がします。
ゼウスの行動にソーは落胆していましたね。
16. Utter Lunarcy 完全な月
Lunarcyは辞書に載っておらず。ちょっと自信がないのですが。『Lunar(月・月面の)+接尾辞cy』でLunarcyなのでしょうか。
そうすると意味は『月、月面』なのでしょうか?そうなると、ゴアが罠を張って待ち受けていた場所のような気もしますね。
17. Think on Your Defeat 敗北に思い巡らす
ソーたちはゴアと戦いましたが、1度逃げるシーンがありましたね。その際、ストーム・ブレイカーをゴアに奪われてしまいました。
このことを敗北と捉えているのかもしれません。
18. Bedside Hammer 枕元にハンマー
今作ではハンマーやストーム・ブレイカーに意思があるようかのように描かれていましたね。このタイトル『枕もとのハンマー』はどういった意味なのかちょっと分かりかねますが、ソーとジェーンが付き合っていたころの生活を指しているのかな?なんて思いました。
一緒に生活し、枕元にハンマーが置いてある情景を指しているのでしょうか。ただ、曲からすごく悲しい印象を受けるので、別れ際に流れていた音楽なのかもしれません。
19. Temple-itis テンプレ狂
Templeは『寺院、寺』という意味です。『-itis』は『~狂、~熱』という意味です。また、templeはtemplate(テンプレート)の語源に当たる語でもあります。テンプレートとは文章のひな形・定型書式のことです。
なので、今回はtempleを『寺』という意味ではなく、『テンプレート』という意味で使っているのではないかと考えました。間違っているかもしれませんが、マイティ・ソーになったジェーンが決め台詞をいろいろ考えてソーに言っていましたね。それを指しているのではないでしょうか。
20. Surely, Temple 確かにひな形だ
再びTempleという単語が入った曲がありました。ジェーンの決まり文句・決め台詞に対してのソーの感想なのでしょう。
今作でもソーは何度か決め台詞を言うシーンがありました。流石はソーと言った感じで、なんというか様になっていましたよね。長年生きているだけのことはあります。
おわり
今回の11~20曲目は、タイトルからすぐにこのシーンだなとは思いつかず、どのシーンを指しているんだろう?と少し悩んで、考えてしまうものが多かったです。
まだどれも確証がないですが、DVDが出たら字幕をじっくり見てまた更新したいと思います。この記事はサントラを聴きながら書いているのですが『あれ?この曲どこかで聞いたことがあるな~』なんて思うことがありました。作曲家がマイケル・ジアッチーノ氏なので、彼らしさが曲に出ているのでしょうね。こういったことはサントラあるあるだと思います。今作の曲は映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の曲にちょっと似ている印象があります。
もっとたくさん聞いて『この曲とこの曲が似てる!』とか発見したいですね。
残りの曲も随時更新していきます。
それでは、また次の記事で会いましょう!
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参照動画:Marvel Studios’ Thor: Love and Thunder | Official Teaser
https://youtu.be/tgB1wUcmbbw
参照動画:Marvel Studios’ Thor: Love and Thunder | Official Trailer
https://youtu.be/Go8nTmfrQd8
(参照2022/07/08)
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