映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)より
原題『Spider-Man: No Way Home』
映画には日本語字幕から分からない、原文である英語を読むことで分かることがあります。今回の記事ではそんなセリフを紹介します。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でドクター・ストレンジがスパイダーマンに言った別れのセリフ、それの英語を見てみるとストレンジがどんな気持ちで別れたのかが分かります。きっと英語の意味が分かると涙してしまいます。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
ドクター・ストレンジの別れの挨拶
スパイダーマン / ピーター・パーカー(トム・ホランド)
I’ll see you around.
字幕:それじゃ
ドクター・ストレンジ / スティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)So long, kid.
字幕:元気でな
シーン:ピーターがストレンジに『全員にピーター・パーカーを忘れさせて』と頼みます。それを実行する前の2人のやりとりがこちらです。
このピーターの頼んだ『全員にピーター・パーカーを忘れさせて』の全員は例外はなく、その全員にもちろんドクター・ストレンジも含まれるのです。なのでその魔術をストレンジが行ったら、ストレンジはピーター・パーカーのことを忘れてしまうのです。それをストレンジはもちろん承知で魔術を行うことになります。
そしてこの2人が最後に交わした別れの挨拶に注目したい。
ストレンジの言った『So long, kid.』は字幕で『元気でな』とあります。
お別れの挨拶である『See you.』に比べるとストレンジの言った『So long』の方が、『お別れの時間が長い』『もう会わないかもしれない』という意味があります。なので、ストレンジはもう2度と会えないかもしれないことを知り、最後の別れの挨拶をしたのです。
日本語字幕もやはりと言うべきか『元気でな』となっていて、日本語の別れの挨拶の『じゃあな』と比べるとなんだか、次に会うことがあるとしたらだいぶ先であるようなニュアンスが含まれていますね。『元気でな』って私が言うとしたら長い旅路に出る相手に『向こうでも元気にやってくれよ』って気持ちで言うと思います。ストレンジは『So long』と言うのが辛かったのだと思います。
英語の解説
別れの挨拶
See you.
意味:またね
See you soon.
意味:またすぐ会おう
See you later.
意味:またあとで、あとでね
So long.
意味:さよなら、元気でな
最後に
英語でドクター・ストレンジのセリフを確認してみると『So long, kid.』と長い別れを分かった上でのセリフになっているのが分かりましたね。今後ストレンジとピーターはまた再び出会うことがあるのか。楽しみにしながら続編に期待したいですね。
実はピーターとMJ(記憶を失ったとき)のこの別れの挨拶のシーンも知って欲しいことがあります。映画の最後ピーターがMJに会いに行き自分の正体を明かそうとするも、正体を明かさずにその場を去りますね。そのときのセリフも…詳しくはこちらの記事で。
以上です。なんだか切なくなってしまいますね。個人的にはピーターを『kid(坊や)』って呼んでる所も涙腺にきますね。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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DVD・BD:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
https://www.sonypictures.com/
(参照2022/09/17)
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