第574回.『記録は破るためにある』は英語で何と言う?『be動詞』と『受動態』を解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
Records __ made to be broken.
吹替:記録は破るためにある
字幕:その記録を破るぞ!
訳 :記録は破られるために作られる
__に入るのはどれでしょう?
①am
②are
③is
映画のシーン
映画:アイアンマン
シーン:トニーがアイアンマン・マーク2を制作し、飛行テストをしているシーンです。最高高度の記録を抜こうとどんどん上昇しますが、スーツが凍結してしまい墜落しかけてしまいます。
この経験を生かしてアイアンマン・マーク3は凍結対策が施されます。そして、その凍結対策のおかげで、終盤の戦闘でオバディア/アイアンモンガーに勝利を収めることができました。
今回のセリフは吹き替え版の「記録は破るためにある」がお気に入りなので、そちらも紹介しました。
答え
正解は②areです!
トニー・スターク / アイアンマン
Records are made to be broken.
吹替:記録は破るためにある
字幕:その記録を破るぞ!
訳 :記録は破られるために作られる
詳しい英語の解説
be動詞
be動詞は主語の人称、単数か複数か、そして時制によって決まります。
1人称単数 | 2人称単数・複数 | 3人称単数 | |
現在 | am | are | is |
過去 | was | were | was |
セリフでは主語が『records:記録』と複数形になっており、時制が現在なのでareが使われています。
Records are made to be broken.
訳:記録は破られるために作られる
受動態(受け身)
作り方:be動詞+動詞の過去分詞形
意味:~される
主語が『~される』という意味の受け身の形です。セリフでは『are made:作られる』の部分にあたります。
吹き替えや字幕からは分かりにくいですが、直訳してみると受動態の表現が使われているのが分かります。
Records are made to be broken.
吹替:記録は破るためにある
字幕:その記録を破るぞ!
訳 :記録は破られるために作られる
主語である『記録』は誰かに『作られる』立場であると考えると分かりやすいです。
不定詞の副詞的用法(目的)
不定詞句:to be broken
意味:破られるために
不定詞句『to be broken』が動詞『be made』を修飾しています。
また、この不定詞句も『be動詞+動詞の過去分詞形』の形で受動態になっているので『破られる』と訳せます。
Records are made to be broken.
訳:記録は破られるために作られる
不規則動詞
今回使われている動詞の過去分詞形は、どちらも不規則変化する動詞となります。
動詞:make
意味:作る
原形-過去形-過去分詞形:make – made – made
動詞:break
意味:壊す
原形-過去形-過去分詞形:break – broke – broken
最後に
今回はここまでです。飛び立つ前の『Sometimes you gotta run before you can walk.:時には歩くより まず走れだ』と合わせて、このセリフもお気に入りです。自信家のトニーらしさ全開で、かっこいいですよね。
受動態(受け身)は『be動詞+動詞の過去分詞形』で作るためbe動詞についても考えなくてはなりません。こういった基礎的な部分を疎かにしないようにしましょう。
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映画『アイアンマン』よりトニー・スターク
Records __ made to be broken.
記録は破るためにある__に入るのは?
am, are, is
これも吹替が字幕より好き pic.twitter.com/JLAbi8Qs4t— マーベル映画×英語塾 (@Ironman_English) January 6, 2023
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参照:アイアンマン
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(参照2023/01/18)
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