第630回.『執着のあまり 目が曇っている』は英語で何と言う?『3人称単数現在』の文を解説
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)より
原題『Avengers: Endgame』
問題
サノス(ジョシュ・ブローリン)
Ronan’s obsession __ his judgment.
字幕:(ロナンは)執着のあまり 目が曇っている
訳 :ロナンの執着は 彼の判断を曇らせている
__に入るのはどちらでしょう?
①cloud
②clouds
映画のシーン
映画:アベンジャーズ/エンドゲーム
シーン:過去(2014年)のサノスがネビュラとガモーラに、ロナンに同行しパワー・ストーンを手に入れるように言うシーンです。サノスはロナンを信用しておらず、「断れば殺すだけだ」と言います。実際にロナンは、この後の時間軸にあたる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でサノスを裏切り、パワー・ストーンを自分のものにしようとします。
答え
正解は②cloudsです!
サノス
Ronan’s obsession clouds his judgment.
字幕:(ロナンは)執着のあまり 目が曇っている
訳 :ロナンの執着は 彼の判断を曇らせている
詳しい英語の解説
動詞:cloud
意味:~を曇らせる
cloudは『雲』という意味の名詞として使われているのをよく見ますが、『~を曇らせる』という動詞としても使えます。
セリフではcloudsと『-s』がついており、3人称単数現在形になっているので動詞だということが分かります。
主語は『Ronan’s obsession:ロナンの執着』で、これが3人称単数なのでcloudsと『-s』がついています。
Ronan’s obsession clouds his judgment.
訳:ロナンの執着は 彼の判断を曇らせている
主語が3人称単数・時制が現在の一般動詞の文
肯定文:主語 一般動詞+s (目的語など).
否定文:主語 does not 一般動詞の原形 (目的語など).
疑問文:Does 主語 一般動詞の原形 (目的語など)?
肯定文では一般動詞に『-s』をつけ、否定文・疑問文ではdoをdoesに変えましょう。
名詞:obsession
意味:執着、執念、強迫観念
名詞:judgment
意味:判断、判決、審判
今回のセリフで使われている単語は難しいものが多いです。しかし、文法自体は中学1年生レベルのものなので、分かってしまえば問題ありません。
最後に
今回はここまでです。サノスの大物感・威圧感が出ているシーンですよね。『インフィニティ・ウォー』のサノスは自らの使命を果たそうとする姿がかっこよかったですが、『エンドゲーム』のサノスも『ザ・悪役』って感じがしていいですよね。
今回のセリフのように使われている単語が難しくても、文法は意外とシンプルなことがあります。好きなセリフがあったら、ぜひ辞書片手に訳してみてください。
タグを使って好きな記事を読もう!
英語表現や映画、キャラクターごとにタグを作っています。興味のあるタグで色々な記事を読んでもらえると嬉しいです。
他の問題にも挑戦しよう!
他の『マーベル英語検定』の記事のリンクはこちら
Twitterのアカウントはこちら
マーベル英語検定を日々更新しています。フォローよろしくお願いします!
過去の作品はこちら
前回の記事はこちら
【シビル・ウォー】『その白い歯にパンチしたくなる』は英語で何と言う?口語で使われる『短縮形』を解説【マーベル映画のセリフで英語の問題】
参照:アベンジャーズ/エンドゲーム
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2023/04/01)
コメントを書く