映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)より
原題『Star Wars: Episode III Revenge of the Sith』
オビ=ワン・ケノービ「選ばれし者だった!:You were the chosen one!」
このセリフの文法を解説していきます。
短いセリフですが、解説し甲斐があるセリフですね。過去形なのが泣けます。
文法自体はとても簡単なので、すぐに分かると思います。
英語の意味を知ることで映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。
映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
「選ばれし者だった!:You were the chosen one!」
オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)
You were the chosen one!
字幕:選ばれし者だった!
訳 :お前は選ばれし者だったのに!
師弟対決に勝利したオビ=ワン・ケノービがアナキン・スカイウォーカーに対してこのセリフを言いました。
なんとも悲しいセリフです。特に見てほしいのが『You were:お前は~だった』という部分です。過去形になっているのが分かりますね。
過去の時点では『選ばれし者』だったのに、今では『選ばれし者』ではないということが強調されていますね。
英語の解説
be動詞の過去形
『am, is = was』『are = were』
意味:~だった、~にいた
セリフにはbe動詞の過去形wereが使われています。セリフは『~だった』という意味で使っています。
be動詞の表現で忘れてはならないのが居場所を表すこともできるという点です。『~にいた』という意味でも使えます。
chosenについて
形容詞:chosen
意味:選ばれし
『選ばれし者:the chosen one』のchosenは形容詞であり、oneを修飾しています。このchosenは動詞chooseの過去分詞形でもあります。
なので、分詞の過去分詞の表現とも考えることができます。
分詞の過去分詞
意味:~された(受動的)、~してしまった(完了)
『選ばれし者:the chosen one』のchosen(選ばれた)は、動詞chooseを分詞の過去分詞にしたものになります。
この分詞chosenがoneを修飾しています。
分詞と形容詞について
英語の中にはもともと分詞(現在分詞・過去分詞)だったものが、形容詞として扱われるようになった単語がいくつかあります。
よく耳にする例だと、形容詞exciting(ワクワクさせる)やexcited(ワクワクした)です。
これらは一般動詞excite(ワクワクさせる・興奮させる)を分詞にしたものだったのです。
最後に
オビ=ワン・ケノービ「選ばれし者だった!:You were the chosen one!」の英語解説になりました。
短いセリフですが、be動詞の過去形と分詞を学べます。さらに分詞と形容詞の関係まで学べるお得なセリフです。
もしbe動詞の過去形を学生に指導するなら、このセリフで教えたいです。過去形であることがこんなに悲しいセリフはありません。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2023/06/06)
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