映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)より
原題『Star Wars: The Last Jedi』
ルーク・スカイウォーカーの名言『素晴らしい その言葉の全てが間違っている』を紹介して、英語の解説を行います。
このセリフは2回言われており、1回目はレイに対して、2回目はカイロ・レンに対して言っています。英文に多少差がありますが、意味はほとんど同じです。
1回目:Impressive. Every word in that sentence was wrong.
2回目:Amazing. Every word of what you just said was wrong.
今回はカイロ・レンに言ったセリフを解説していきます。どのような英語表現が使われているのか見ていきましょう。
英文は構造さえ分かれば、中学英語の範囲の知識で理解することができます。
英語の意味を知ることで映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)より
「素晴らしい 今お前が言ったことは全て間違っている」
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
Amazing. Every word of what you just said was wrong.
字幕:素晴らしい その言葉の全てが間違っている
吹替:素晴らしい 今お前が言ったことは全て間違っている
訳 :素晴らしい お前の言った全ての言葉が間違っている
英語の解説
everyの意味と使い方
使い方:every + 単数形
意味:すべての~
everyは『すべて』という意味を持っていますが、それぞれ1つ1つに意識を向けているので『every + 単数形』の形をとります。
セリフでは『every word』となっており、単数形『word』を使っています。
注意点は『every word:すべての言葉』が『すべて』という日本語から複数形のように感じますが、単数扱いだという点です。
セリフを見てみましょう。解説のために英文を少し省略しました。
Every word was wrong.
訳:すべての言葉が間違っている
主語『Every word:すべての言葉』は単数なので、be動詞は主語が単数のときに用いる『was』になっています。
関係詞what
使い方:what S V
意味:~すること、~するもの
Every word of what you just said was wrong.
訳 :素晴らしい お前の言った全ての言葉が 間違っている
関係詞whatが導く関係詞節『what you just said』が前置詞ofの目的語になっています。
そして、前置詞句『of what you just said』が名詞『Every word』を後置修飾しています。
最後に
ルーク・スカイウォーカーの名言『素晴らしい その言葉の全てが間違っている』の英語・文法解説になりました。
かつての弟子を全否定するこの言葉は、映画館で初めて聞いたときもけっこうインパクトを感じました。
セリフをまじまじと見ると『amazing:素晴らしい』を使っているのがまた面白いですね。本来何かを褒めたたえたりするときに使うamazingが、こういった場面で使うと逆に煽り文句になりますね。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:スター・ウォーズ/最後のジェダイ
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2024/06/08)
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