【映画ブラック・ウィドウ】『痛みは人を強くする』名言と名シーン!【英語解説】
映画『ブラック・ウィドウ』にはいくつもの心に響く名言と名シーンがありました。
この記事ではそれらの中でも1番印象に残ったであろうあのセリフを紹介します。劇中で計3回出てきたセリフになります。
日本語字幕は3回とも同じですが、英語には少し違いがあります。
映画『ブラック・ウィドウ』の名言・名シーン
1.痛みは人を強くする(メリーナ・ヴォストコフ / ブラック・ウィドウの母)
メリーナ・ヴォストコフ(ブラック・ウィドウの母)
Come on. You’re a brave girl.
字幕:勇敢な女の子でしょ
訳 :さあ あなたは勇敢な女の子よ
Your pain only makes you stronger.
字幕:痛みは人を強くする
訳 :あなたの痛みが あなたをより強くする
シーン:少女時代のナターシャとその妹のエレーナが自宅でブリッジをして遊んでいたときに、エレーナは足を怪我をしてしまいます。そんな時に、母のメリーナが娘のエレーナを勇気づけるために言ったのがこのセリフ『痛みは人を強くする』です。
2.痛みは人を強くする(少女時代のエレーナ・ベロワ / ブラック・ウィドウの妹)
エレーナ・ベロワ(ブラック・ウィドウの妹)
Get up, Mommy.
字幕:起きて ママ
訳 :起きて ママ
Pain only makes you stronger, remember?
字幕:“痛みは人を強くする” って
訳 :“痛みは人を強くする” でしょ?
シーン:シールドの追手から逃げた一行は、キューバにたどり着きます。逃げるときにシールドに撃たれてしまった母メリーナに、妹のエレーナが声を掛けているシーンです。母に教えられた言葉を、娘がそのまま返しています。
3.痛みは人を強くする(ブラック・ウィドウ / ナターシャ・ロマノフ)
メリーナ・ヴォストコフ(ブラック・ウィドウの母)
Tell me, how did you keep your heart?
字幕:どうして そんなに強いの?
訳 :教えて どうしてあなたは強くいられるの?
ブラック・ウィドウ / ナターシャ・ロマノフ
Pain only makes us stronger.
字幕:痛みは人を強くする
訳 :痛みは人を強くする
シーン:母であるメリーナが自分を卑下し『ケージで生まれたネズミは車を回し続ける レッドルームが私のすべて』と言ったとき、ナターシャが『たまたまケージで生まれただけ』と返します。偽りの家族だったけれど、母の教え・言葉が子供に伝わっていたことがよく分かるシーンです。
英語の解説
母、姉、妹によって言われ、3度使われたセリフですが、若干の違いがありますね。どういった違いがあるのかも含めて英語の解説をします。
痛みは人を強くする
メリーナ・ヴォストコフ(ブラック・ウィドウの母)
Your pain only makes you stronger.
エレーナ・ベロワ(ブラック・ウィドウの妹)
Pain only makes you stronger, remember?
ブラック・ウィドウ / ナターシャ・ロマノフ
Pain only makes us stronger.
母のセリフ
メリーナ・ヴォストコフ(ブラック・ウィドウの母)
Your pain only makes you stronger.
字幕:痛みは人を強くする
訳 :あなたの痛みが あなたをより強くする
Your pain(あなたの痛み)とyourを使っているのは、怪我をしてしまった娘を指しているからです。
ここでは『you=娘のエレーナ』になっており、娘を中心にした文になっています。
あなたを意味するyou、2人称単数(目の前にいる人、エレーナを指す)を使っています。
妹のセリフ
エレーナ・ベロワ(ブラック・ウィドウの妹)
Pain only makes you stronger, remember?
字幕:“痛みは人を強くする” って
訳 :“痛みは人を強くする” でしょ?
母のセリフではYour painだったのですが、Painと変わっていますね。このことから母の言葉では『エレーナが受けた痛みが、エレーナを強くするんだよ』というニュアンスが強いです。
こちらのセリフは考え方が2通りあります。
①『you=お母さん』目の前で怪我をしている母をyouが指して言っている場合はこちらです。
あなたを意味する2人称単数を使っています。
②『you=人、人はだれでも』となり、一般的に『痛みは人を強くする』と言えるといったニュアンスになります。
基本的に、聞き手と他の人を含みます。
後述するone, weも同じ表現を持っていますが、youの方が砕けた感じで親しみがある表現になります。なので、海外製品を買ったときの取扱説明書などでは基本的にyouが使われています。
あなたたちを意味するyou、2人称複数になるのだと思います。
①と②のどちらなのかはちょっと判断が付きづらいですね。②の『人はだれでも』な気がします。
姉のセリフ
ブラック・ウィドウ / ナターシャ・ロマノフ
Pain only makes us stronger.
字幕:痛みは人を強くする
訳 :痛みは人を強くする
『us=人、我々』となり、こちらも妹のエレーナが言った感じに近いです。一般的に『痛みは人を強くする』と言えるといったニュアンスになります。
話し手と聞き手を含みます。そして、話し手と聞き手に加えて他の人を含む場合もあります。
最後に
『痛みは人を強くする』の英語解説になりました。
最初にお母さんのメリーナが、娘のエレーナが怪我をしてしまったときに言ったセリフでしたね。映画を見ていて、良いセリフだなと感じていたら、そのあとちょっとしたら妹が母に言い、そして最後には姉のナターシャが母に言いました。
辛いことがあったら思い出したい名言ですね。
映画『ブラック・ウィドウ』にはまだまだたくさん名言があるので、またまとめたいと思います!
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参照:ブラック・ウィドウ
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2020/07/14)
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