【ブラック・ウィドウ】レッド・ガーディアンはキャプテン・アメリカと本当に戦った？【マーベル映画で学ぶ第二次世界大戦】

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は第二次世界大戦を舞台としています。

史実ではナチスドイツがポーランドに侵攻したことから始まった枢軸国と連合国の大戦であり、1939年～1945年にわたって繰り広げられました。

MCUの世界ではナチス内部にヒドラが巣食っており、レッドスカル/ヨハン・シュミットは四次元キューブの力を使って、ナチスを乗っ取り、世界すらも支配しようと企んでいました。

1943年、スティーブ・ロジャースがスーパーソルジャー計画によって、キャプテン・アメリカになります。そして、各地で戦果を挙げ、ナチスを追い詰めていきます。

1945年、ヒドラの最後の基地をキャプテン率いる部隊が強襲し、レッドスカルは飛行機で脱出します。キャプテンはそれを追いかけ、死闘の末、レッドスカルはキューブの力で飛ばされて決着がつきます。そして、ニューヨークに向かっている飛行機を止めるために、キャプテンは不時着させることを決めます。

飛行機を不時着させたキャプテンは、そのまま氷漬けになり、消息不明となってしまいます。その後、第二次世界大戦が終戦、ヒドラも鳴りを潜めます。

時は流れ2011年、シールドによって発見されたキャプテンが目を覚まします。そして、その翌年の映画『アベンジャーズ』へと続いていくことになります。

まとめると、キャプテンは1945年～2011年までの約70年間氷漬けになっており、活動していたのは第二次世界大戦時の1943年～1945年と、『アベンジャーズ』～『エンドゲーム』までの2011年～2023年の間ということになりますね。

アレクセイが他の囚人たちと腕相撲をしながら自身の武勇伝を語っているシーン。アレクセイはキャプテン・アメリカと戦い、盾を奪って窓から突き落としてやったと言います。他の囚人にもツッコまれていますが、年代から噓だということが分かります。

ちなみにこのツッコんだ囚人はアレクセイの怒りを買い、腕相撲で腕を折られてしまいます。かわいそう…

彼の言う通り、1945年～2011年の間キャプテンは氷漬けだったため、1983年か1984年あたりに戦ったというのは嘘になりそうですね。

では、第二次世界大戦時に戦ったのでは？と思うかもしれません。

しかし、キャプテンが活動していた1943年～1945年頃にアレクセイが20代くらいだったと仮定すると、70年後の現在では90代というかなり老齢になっているはずです。

また、アレクセイはソ連のスーパーソルジャーであり、ソ連は第二次世界大戦ではアメリカと同じ連合国側として参戦しています。特に1941年の独ソ戦をきっかけにナチスドイツを共通の敵として、ソ連は連合国に本格的に参戦するとこになります。

つまり、キャプテンが活躍していた1943年～1945年頃は、アメリカとソ連は同じ連合国側なので、キャプテンとアレクセイも戦う必要がなかったと考えられますね。

年齢や国際情勢から見てみると、第二次世界大戦時に戦ったという説はなさそうだと思います。

・形容詞：frozen

意味：凍った

・動詞：freeze

意味：凍る

原形-過去形-過去分詞形：freeze-froze-frozen

形容詞としても考えられますし、動詞の過去分詞形が使われた受動態としても考えられます。

1939：第二次世界大戦開戦

1941：独ソ戦開戦、ソ連が連合国側に参戦

1943：スティーブがキャプテン・アメリカになる

1945：第二次世界大戦終戦、キャプテン・アメリカが氷漬けになる

1945：冷戦開始

※この冷戦中にアレクセイはスーパーソルジャーになったのではないでしょうか

1989：冷戦終了

1991：ソ連解体

1995：アレクセイたちがオハイオ州で潜入任務

※この後、アレクセイは2016年まで投獄される

2011：キャプテン・アメリカ復活

2012：映画『アベンジャーズ』

2016：映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

2016：映画『ブラック・ウィドウ』