スター・ロードと呼ばれた回数は?
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公のピーター・クイルは通称スター・ロードで名が通っています。我々ファンも、ピーター・クイルのことを呼ぶ場合は『スター・ロード』と呼ぶことが多いのではないでしょうか?スタロって愛称もありますね。
しかし、劇中でスター・ロードと呼ばれているシーンは実はすごく少ないのをご存知でしょうか。
ガモーラがピーターのことをスター・ロードと呼んだのは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではたったの1度しかありません。こう聞くと、驚きますよね。なので、今回はスター・ロードと呼ばれた回数を数えていきたいと思います。
さて、スター・ロードと呼ばれているシーンをまとめていきましょう。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
①別の名前もある
スター・ロード / ピーター・クイル
There’s another name (that) you might know me by. Star-Lord.
字幕:別の名前もある スター・ロードだ
意味:知っているであろう名前がある スター・ロードだ
熟語:know A by name
意味:Aの名前を知っている
セリフではby nameのnameがありませんが、それは関係代名詞の目的格なので、なくなっています。
シーンは、モラグにあるインフィニティ・ストーンの1つ、オーブをスター・ロードが手にしたとき。劇中でスター・ロードと口に出された1度目は、ピーター・クイルが自ら別名はスター・ロードと言うシーンです。
表情にも注目したいですね。ちょっと間抜けな顔してますが、『スター・ロード』という時は完全にキメ顔、カッコいい!
②誰だって?
コラス
Who?
字幕:誰だって?
意味:誰?
スター・ロード / ピーター・クイル
Star-Lord, man. Legendary outlaw.
字幕:スター・ロード 伝説のアウトロー
意味:スター・ロードだって 伝説のアウトローの
名詞:outlaw
意味:無法者、ならずもの、アウトロー
out(外)+law(法)=無法者 で覚えやすいですね。
このシーンは①の続きです。ロナンの部下のコラスは、スター・ロードの名を知らない様子。2度目も1度目と同様に、ピーター・クイルが自らその名を言っています。
自分から、伝説のアウトローと言うあたりから小物感が出ていて可愛い。スター・ロードを知らないコラスに対してのガッカリ顔がまた可愛い。
③奴は盗人です
コラス
Master, he is a thief, an outlaw who calls himself Star-Lord.
字幕:ご主人様 奴は盗人です 自らを “スター・ロード” と
意味:ご主人様 彼は盗人で 自らを “スター・ロード” と呼ぶアウトローです
熟語:call A B
意味:AをBと呼ぶ
第5文型のSVOCですね。文型で考えると『call O C』になります。
シーンは、コラスが主人のロナンの元に帰還したとき。オーブを奪取しそびれ、その説明をしています。
3度目は、コラスが口にしました。コラスはしっかりと『calls himself Star-Lord』と『自分自身をスター・ロードと呼ぶ』と事実を言っていますね。
ココで、コラスが『He is called Star-Lord.』『彼はスター・ロードと呼ばれています』とは言っていないのがいいですね。
事実『calls himself Star-Lord』『自分自身をスター・ロードと呼ぶ』ですから。
④俺はピーター・クイル
スター・ロード / ピーター・クイル
Peter Quill. People call me Star-Lord.
字幕:俺はピーター・クイル
意味:ピーター・クイルだ 人は俺をスター・ロードと呼ぶ
シーンは、ザンダー星の中古屋に追い出され、初めてガモーラに出会ったとき。初対面でかっこつける?スター・ロードが可愛いですね。
4度目は、ピーター・クイルが『People call me Star-Lord.』『人は俺をスター・ロードと呼ぶ』と自分から言っています。残念ながら劇中では、まだ誰も彼を見てスター・ロードとは呼んでいません。なぜか、字幕には『People call me Star-Lord.』が訳されていません。
映画を見ているときは気になりませんでしたが、『スター・ロード』と呼ばれることは今後あるのだろうか…?って気になってきますね。
⑤スター・プリンスじゃないか!
ローマン・デイ(ノバ軍警察の将校)
Hey! If it isn’t Star-Prince.
字幕:スター・プリンスじゃないか!
意味:おい! お前スター・プリンス(王子)じゃないか!
熟語:If it isn’t ~
意味:~じゃないか!
ふとした出会いの『あれ、~じゃん!』ってヤツですね。
スター・ロード / ピーター・クイル
Star-Lord.
字幕:スター・ロードだ
意味:スター・ロードだ
シーンは、ザンダー星でガモーラ、ロケット、グルートとオーブをめぐって周りを巻き込み大騒ぎし、そしてノバ軍に逮捕されてしまったとき。
5度目も、スター・ロードと口にしたのはピーター・クイル本人で、ここまで5回中4回は自分自身で言っています。ここではノバ軍の将校のローマン・デイにスター・ロードと言ってもらえず、スター・プリンスと呼ばれる始末。やっぱりスター・ロードって呼ぶ人はいないのか…?と思わざる得ないですね。
⑥覚えてた?
コラス
Star-Lord.
字幕:スター・ロード
意味:スター・ロードだな
スター・ロード / ピーター・クイル
Finally.
字幕:覚えてた?
意味:やっとか!
副詞:finally
意味:ついに、やっと
字幕の『覚えてた?』の英語を見ると『Finally』なので、訳すると『やっとか!』が相応しいと思います。こちらの方が、ピーターがスター・ロードと呼ばれたくて呼ばれたくて仕方なかった感じがします。このシーンはお気に入りで、詳しく英語の解説している記事があります。
シーンは、チーム:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが結成された後、ロナンの宇宙戦艦ダーク・アスターの中でピーターとコラスが対峙したときです。
6度目にしてついにピーター・クイル自身が、対面して人に『スター・ロード』と呼ばれたシーンです。どうでしょうか、この記事を読んでいる方は『やっとか!』って感じたと思います。それはピーター・クイルも同じでしょう。なので彼のセリフ『Finally』が口から出てしまうのもうなずけます。
この呼ばれた時の顔が何とも可愛い。
⑦最愛の息子
メレディス・クイルの手紙より(ピーター・クイルの亡き母)
You are the light of my life. My precious son.
字幕:あなたは私の最愛の息子だった
意味:あなたは私の最愛の人よ かけがえのない 大切な息子よ
熟語:the light of my life
意味:心の支え、最愛の人
直訳すると、『人生の光』となります。
My little Star-Lord.
字幕:かわいい スター・ロード
意味:私のかわいい スター・ロード
形容詞:little
意味:可愛い、魅力的な
受験でよく『littleは不可算名詞に使って、意味は『~ない』って意味になるから注意だぞ!』なんて聞くと思いますが、このように『かわいい』という意味でも使えます。
シーンはロナンを倒し、ノバ軍に犯罪歴をなくしてもらい、これから新しい旅が始まるという、そんなとき、ピーターが幼いころに貰った母からの手紙を読み返しているときです。
7度目は、母メレディス・クイルがピーターを手紙の中で『スター・ロード』と呼びました。母が死んでしまう時に『手を取って』と言われたたけど、手を取れなかったが、仲間たちの手を取ってロナンに勝つことができ、ピーターは何年もの時を経て母の死を乗り越えられましたね。
字幕が『可愛い』ではなく『かわいい』なのが良いですね。
⑧あなたに従うわ
スター・ロード / ピーター・クイル
So, what should we do next? Something good? Something bad? A bit of both?
字幕:次は何をする? いいこと?悪いこと? 両方?
意味:それで次は何をしようか? いいこと? 悪いこと? 両方とも?
ガモーラ
We’ll follow your lead, Star-Lord.
字幕:あなたに従うわ スター・ロード
意味:あなに付いていくわ スター・ロード
スター・ロード / ピーター・クイル
Bit of both.
字幕なし
意味:どっちもだ!
シーンは映画の最後、ミラノ号に乗ってザンダー星を去るときです。このシーンで初めてガモーラがピーターをスター・ロードと認め、その名を呼びます。さらに!このシーンの前に挿入歌の『Ain’t No Mountain High Enough』が流れて本当に最高なんですよね。
8度目にして、最後になります。ガモーラにスター・ロードと呼ばれるピーター・クイル。意外や意外、これまで約2時間の映画の中で『スター・ロード』と口に出された回数はたったの8回だったのです。想いを寄せるガモーラに呼んでもらえてどこか嬉しそうで可愛い。
最後に
合計8回劇中で『スター・ロード』と言う言葉がでました。しかし、そのうち4度はピーター自らが口にしています。
回 | 口にした人 | 字幕 |
1 | ピーター・クイル | 別の名前もある スター・ロードだ |
2 | ピーター・クイル | スター・ロード 伝説のアウトロー |
3 | コラス | 自らを “スター・ロード” と |
4 | ピーター・クイル | 字幕なし |
5 | ピーター・クイル | スター・ロードだ |
6 | コラス | スター・ロード |
7 | メレディス・クイル(母) | かわいい スター・ロード |
8 | ガモーラ | あなたに従うわ スター・ロード |
こうやって見ると、ピーターがスター・ロードと呼ばれているシーンは貴重なのだと感じますね。ピーターがスター・ロードと呼ばれているのは表の⑥と⑦と⑧の計3回になるのではないでしょうか。③は内容的にピーターが直接呼ばれているわけではなく、名前を報告しているだけですし。
なので、ピーターがスター・ロードと呼ばれるのはたったの3回だけ!少なくて笑っちゃいますね。むしろ自分で言っている方が多い始末(笑)
この記事を作って気になったのが、アニメ『ホワット・イフ…?』の2話『もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?』がありますね。あちらのスター・ロードは、ピーター・クイルではなく、ブラック・パンサーになるはずの男 ティ・チャラのスター・ロードです。ティ・チャラのスター・ロードの方が意外と『スター・ロード』と呼ばれているのではないか?
アニメを見た方ならもうご存知だと思いますが、ティ・チャラのスター・ロードはかなりの人格者で人望があります。なので、スター・ロードと呼ばれている回数は、ピーター・クイルより多そうな気がしますね。
また後日『ティ・チャラ/スター・ロードは何回スター・ロードと呼ばれた?』という記事を作ろうと思います。
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BD・DVD:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2021/09/27)
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