【MCU】映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の名シーン5選!【名言・名セリフ・英語解説】

【MCU】映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の名シーン5選!【名言・名セリフ・英語解説】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズのフェーズ3の1作品目に当たる映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

今回はこの映画の名言と名シーンを紹介します。

セリフについては、日本語字幕・元の英語・日本語訳を紹介していきます。

 

映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』より

1.「座席を前に」

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バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)

Can you move your seat up?

字幕:座席を前に

訳 :座席を前に移動してくれるか?

 

サム・ウィルソン / ファルコン(アンソニー・マッキー)

No.

字幕:断る

訳 :ダメだ

シーン:スティーブがシャロンといい雰囲気になっているところを、サムとバッキーが車から見ているシーン。バッキーが座席を前に移動するようにサムに言いますが、断られます。この後、スティーブとシャロンがキスしているところを見た2人のにやけた顔がいいですよね。

また、この2人のやり取りはドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でオマージュされています。そのシーンもこの後紹介していきます。

 

英語の解説

Can you ~ ?

意味:~してくれますか

してもらいたいことを相手に依頼する言い方になります。親しい間柄であればこちらの言い方でOKです。

また『Will you ~ ?』も同じような意味で使えます。

Could you ~ ?

意味:~していただけますか

使い方は『Can you ~ ?』と同じですが、助動詞を過去形にすることでより丁寧な言い方になります。目上の人にお願いをする場合にはこちらの方がいいでしょう。

『Will you ~ ?』を丁寧にする場合も、助動詞を過去形にして『Would you ~?』となります。

バッキーは『Can you ~ ?』の方を使っていたので、特に丁寧にする気はないみたいですね。サムとはほぼ初対面なのに遠慮がないですね。この辺から2人の凸凹コンビ感が出てきている気がします。

 

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』より

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サム・ウィルソン / ファルコン

You’re not gonna move your seat up, are you?

字幕:シートを前に出せ

訳 :お前はシートを前に出すつもりはないだろ?

 

バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー

No.

字幕:断る

訳 :ないね

シーンジモの車に乗って、コンテナ場を後にするシーン。今回はサムがバッキーに対して言う立場になっていますね。しかも、直訳してみると『どうせシートを前に出すつもりないだろ』といった感じで言っているのがより面白いですね。

 

2.「もっと早くやれよ」

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バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー

You couldn’t have done that earlier?

字幕:もっと早くやれよ

訳 :お前はそれをもっと早くできなかったのか?

 

サム・ウィルソン / ファルコン

I hate you.

字幕:うるさい

訳 :お前なんか嫌いだ

シーン:空港での戦闘、サム&バッキーVSスパイダーマンのシーン。2人とも拘束されて追い詰められてしまいますが、サムがレッドウィングを使ってスパイダーマンを場外に追い出します。そして、バッキーが『それをもっと早くやれよ』と文句を言います。

この前の『座席を前に』のシーンもそうですが、この2人の凸凹コンビ感がいいですよね。

 

英語の解説

比較級・最上級

形容詞・副詞の語尾に『-er』を付けることで『より~だ』という比較級を、『-est』を付けることで『最も~だ』という最上級を作れます。

『原級-比較級-最上級』という形で、いくつか例を挙げると以下のようになります。

速く:fast – faster – fastest

高い:high – higher – higher

小さい:small – smaller – smaller

また、earlyのように『子音字+y』で終わる単語を比較級・最上級にする場合は『y』を『i』に変えて『-er, -est』を付けます。

早く:early – earlier – earliest

忙しい:busy – busier – busier

幸せな:happy – happier – happier

could have done

意味:~したかもしれない

『could have+過去分詞形』で『~したかもしれない、できたかもしれない』という過去の可能性を表します。

 

3.「まだやれる」

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トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)

Stay down. Final warning.

字幕:投降しろ これが最後だ

訳 :そのままでいろ 最終警告だ

 

スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)

I could do this all day.

字幕:まだやれる

訳 :僕は君と戦えなくはない

シーン映画の終盤、トニーは両親をバッキーが殺したという真実を知ります。そして、3人の戦いが始まります。トニーはスティーブを追い詰めて最終警告をしますが、スティーブは『まだやれる』と返します。

すっかりキャプテン・アメリカの名言となった『まだやれるぞ』ですが、実は英語はいつもと少し違っています。従来の『I can do this all day.』ではなく、『I could do this all day.』と言っています。このcanがcouldに変わったことで、日本語訳や意味に大きな違いが出ています。

このセリフに関してはこちらの記事でより詳しくまとめています。よければそちらもご覧ください。

 

英語の解説

仮定法過去

If 主語 過去形, 主語 助動詞の過去形 動詞の原形.

意味:もし~ならば、~だろう

仮定法はifを目印に考えがちですが、ifは省略されることもあるので、助動詞の過去形を目印に仮定法だと考えましょう。

スティーブのセリフは上記の『主語 助動詞の過去形 動詞の原形.』の部分にあたります。なので、if節の『If 主語 過去形』の部分は省略されていると考えられます。

省略されたif節の部分は、文脈の流れから考えると以下のようなものになると思います。

If you fought with me, I could do this all day.

もし 君が僕と戦うのならば 僕は君と戦えなくはない(僕は戦いたくない)

If there were no other way, I could do this all day.

もし これ以外に方法がないというのなら 僕は君と戦うだろう

スティーブがcouldを使ったのが仮定法だったと考えると、これら2つの文のように『できなくはない』と言いつつ心の中では『できない(戦いたくない)』と思っていることを表現できます。

このcouldから『スティーブがトニーと戦うことを望んでいない』『本当はかつての友であるトニーと戦いたくない』といった気持ちが伝わってきます。

 

4.「盾を置いていけ 君に持つ資格はない」

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アベンジャーズ マーベル シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アベンジャーズ マーベル

トニー・スターク / アイアンマン

That shield doesn’t belong to you.

字幕:盾を置いていけ

訳 :その盾は君のものじゃない

 

You don’t deserve it.

字幕:君に持つ資格はない

訳 :君はそれにふさわしくない

 

My father made that shield!

字幕:父が作った盾だ

訳 :私の父がその盾を作った

シーン:スティーブVSトニーの決着シーン。最後にスティーブがトニーのアーク・リアクターを破壊して決着がつきます。その後、立ち去ろうとするスティーブたちに対してトニーがこの言葉を言い、スティーブは盾を置いていきます。

トニーとスティーブが決別してしまうという見ていて胸が張り裂けそうになるシーンです。この盾は『エンドゲーム』までは返されず、トニーの手元にありました。この2人の決別シーンは何度見ても心苦しいですね。

 

英語の解説

belong to ~

意味:~に所属する、~が所有する

後に組織やチームなどがくると『所属する』と訳しますが、人などがくる場合は『所有する』とも訳せます。

動詞:deserve

意味:~にふさわしい、~の価値がある

字幕では『(盾を)持つ資格はない』と訳されています。そのまま『ふさわしくない』と訳してもよさそうですが、『資格がない』という言い方もカッコいいですね。

 

5.「僕は君を傷つけた」

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アベンジャーズ マーベル

スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ

I know I hurt you, Tony.

字幕:僕は君を傷つけた

訳 :僕が君を傷つけたことは分かっているよ トニー

シーン映画の終盤、スティーブから手紙と携帯電話がトニーのもとに届いたシーン。この手紙の文面に『僕は君を傷つけた』と書かれていました。このとき一緒に送られてきた携帯電話を『インフィニティ・ウォー』のときまでトニーがずっと持っているのがいいですよね。

また、この『I know (that)』が入ることで、スティーブがトニーを傷つけたということをしっかりと分かっており、それを受け止めているのが伝わってきます。スティーブの心遣いが感じられて、なんだかウルっときます…

 

英語の解説

know that 1文

意味:~だと知っている、~だと分かっている

接続詞that以下に1文を持ってきて名詞節を作ります。そしてthat以下は目的語になります。

thinkやknowの目的語に置いて『~だと思う』『~だと知っている』という文がよく作られるので『think that 構文』『know that 構文』などと呼ばれていますね。

また、この接続詞thatは省略可能であり、会話ではほとんど省略されます。セリフでも省略されています。

I know (that) I hurt you, Tony.

訳:僕が君を傷つけたことは分かっているよ トニー

 

最後に

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アベンジャーズ マーベル

映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の名言・名シーンをまとめました。まだまだ名言はあるのでまた記事を作っていきたいですね。

『シビル・ウォー』は映画としてかなり好きなのですが、何度も見るには内容が重すぎる気がします。特に名言・名シーンを探していると、必然的にトニーとスティーブの決別シーンも入ってくるので、なんとも心苦しいです。

今回紹介したセリフは英語からキャラクターの心情を読み取れるものが多いので、ぜひ字幕だけではなくもとの英語を知っておいてほしいです。それを知ったうえで見てみると、作品をより楽しめると思います。

またMCUの名言を紹介していきたいと思います。

 

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参照:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

参照:ファルコン&ウィンター・ソルジャー

https://disneyplus.disney.co.jp/

(参照2022/10/01)

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