【アントマン&ワスプ:クアントマニア】征服者カーンの名言「覚えていてほしい…」を解説【名言紹介・英語解説】

【アントマン&ワスプ:クアントマニア】征服者カーンの名言「覚えていてほしい…」を解説【名言紹介・英語解説】

映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023年)より

原題『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』

 

ここから先には映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のネタバレが含まれています。

 

ついに、今作を皮切りにMCUのフェーズ5が始まりました。フェーズ5以降のサノス枠と称される、征服者カーンがメインヴィランとして登場しましたね。

映画を見てきたので、心に残ったセリフを紹介していきたいと思います。紹介するのは征服者カーンのセリフです。

英語の意味を知ることで映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。

今回は紹介するセリフは、特にカーンの負け惜しみ感が感じられるのがいいですよ。

 

英語表現:『SVO+不定詞』、接続詞that

 

映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』

「覚えていてほしい お前は家に帰れたんだ」

映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 原題『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』 サウンドトラック 音楽

征服者カーン(ジョナサン・メジャース)

I want you to remember (that) you could have gone home.

訳 :覚えていてほしい お前は家に帰れたんだ

このセリフが出てくるのは終盤も終盤です。キャシーたちは量子世界から帰ることができましたが、最後にスコットだけは取り残されてカーンと戦うことになります。

そして、征服者カーンがスコットと肉弾戦をしている際にこのセリフを言いました。

このセリフから感じられるカーンの負け惜しみがいいですね。カーンの計画がスコットたちに阻止されてしまい、せめてスコット1人だけでも量子世界に閉じ込めてやろうという最後のあがき、一矢報いようとしているのがこのセリフからひしひしと感じられます。

 

インフィニティ・サーガのラスボスであるサノスを比較対象にすると、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のサノスは、仮にこういったことを思っても口にはしないと思います。大義のために行動しているという印象がありますからね。

なので、サノスと比べるとカーンは少し感情的に行動するように見えて、ちょっぴり小物感・人間味を感じられます。私はこういった点がカーンの魅力として映りました。

ただ、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のときのサノスは、けっこう思ったことを口にする印象があります。例えば、このセリフです。

アベンジャーズ エンドゲーム マーベル

サノス(ジョシュ・ブローリン)

But I’ll tell you now… what I’m about to do to your stubborn, annoying little planet…

字幕:だが白状しよう 頑固で厄介なお前たちの始末することは

 

I’m gonna enjoy it… very, very much.

字幕:楽しませてもらう たっぷりとな

ハンマーを手にしたキャプテン・アメリカを圧倒したときにサノスが言ったセリフです。個人的にはこれに通じるものを感じます。

 

英語の解説

SVO+不定詞

want O to do

意味:Oに~してほしい

『want O 不定詞』の形で『Oに~してほしい』という希望を表せます。

 

I want you to remember (that) you could have gone home.

訳 :覚えていてほしい お前は家に帰れたんだ

S(主語):I

V(動詞):want

O(目的語):you

to do(不定詞句):to remember (that) you could have gone home

長い文に見えますが、名詞節を導く接続詞thatがrememberの後に隠れています。

接続詞:that

意味:~なこと

that以下に1文・節を持ってきて名詞節を作ります。そして、that以下は目的語になります。

thinkやknowの目的語に置いて『~だと思う』『~だと知っている』という文がよく作られるので『think that 構文』『know that 構文』などと呼ばれていますね。

また、この接続詞thatは省略可能であり、会話ではほとんど省略されます。セリフでも省略されています。

 

最後に

映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』 原題『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』 サウンドトラック 音楽

征服者カーンのセリフ解説になりました。今回はこのセリフが心に響きましたね。映画を見る前はカーンのことを好きになれるか心配でしたが、彼に人間味を感じられて好きになれました。

カーンは強力なヴィランであることは間違いないのですが、彼も外の世界に出ようと必死なのがいいですね。感情移入してしまいます。

映画を見た中で、まだいくつか覚えているセリフがあるのでまた紹介したいと思います。

 

この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。

では、また英語解説の記事で会いましょう。

 

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参照:Marvel Studios’ Ant-Man and The Wasp: Quantumania | New Trailer

https://youtu.be/5WfTEZJnv_8

参照:

https://disneyplus.disney.co.jp/

(参照2023/02/17)

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