MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は現在、ドラマ『ワンダヴィジョン』が始まったことでフェーズ1~4まであります。
そこで、各フェーズごとに区切って名言をまとめ、紹介したいと思います。
フェーズ1
フェーズ1に当たる作品は合計6作品になり、2008~2012年の5年間の作品になります。
以下の6作品の名言を紹介します。
映画『アイアンマン』(2008年)より
映画『インクレディブル・ハルク』(2008年)より
映画『アイアンマン2』(2010年)より
映画『マイティ・ソー』(2011年)より
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)より
映画『アベンジャーズ』(2012年)より
『アイアンマン』
アイアンマン / トニー・スターク
The truth is… I am Iron Man.
字幕:真実を言うと 私がアイアンマンだ
訳 :真実は… 私がアイアンマンだ
シーン:映画の最後、トニーとオバティアとの戦いの後、パワードスーツを着た者同士の戦いについての記者会見が行われたシーン。親友のローディに『メモを読め』と釘を刺されたにもかかわらず、自分がそのパワードスーツを着た人物であると言ってしまいます。
この『I am Iron Man.』『私がアイアンマンだ』は、映画『アイアンマン』の名言と言うより、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の1番の名言と言っても過言ではないでしょう。
英語に着目すると、『I’m』ではなく『I am』を使っていますね。『I’m』より『I am』の方が自己主張が強い表現になっています。なので、ここでトニーは『私こそがアイアンマンなんだ!』と強調していることが分かります。
もっと『I’m』と『I am』の違いを知りたい方はこちらで解説しています。
『インクレディブル・ハルク』
アボミネーション
Any last words?
字幕:言い残すことは?
訳 :何か言い残す言葉は?
ハルク / ブルース・バナー
Hulk… smash!
字幕:ハルク スマッシュ!
シーン:映画の最後、ハルクとアボミネーションの戦いも佳境に入ります。アボミネーションが優勢だったのですが、ハルクが『ハルク スマッシュ!』と叫んで形勢逆転し、巨大な鎖でアボミネーションの首を締めあげます。このままハルクはアボミネーションを絞め殺そうとするのですが、恋人のエリザベスの『やめて!』という一言で我に返ります。
この『ハルクスマッシュ』は原作コミックのハルクの口癖の1つであり、原作ファンへのサービスでもあるのでしょう。ハルクのような力という1点がずば抜けたキャラクターにマッチしたセリフですね。
この宿敵アボミネーションはこの時死んでしまったかどうかの描写はなく、どういった扱いになっているのかは不明です。MCUのフェーズ3までの中では特に言及はされていませんが、ドラマ『シー・ハルク』のキャストにアボミネーションを演じたティム・ロスの出演が決定しているので、今後掘り下げられるようですね。
『アイアンマン2』
ハワード・スターク
What is and always will be my greatest creation… is you.
字幕:私が生み出した 最も素晴らしいものは お前だ
訳 :私の生み出した最も素晴らしいものは 今も これからもずっと お前だ
シーン:トニーは自分の命を救うために小型化アークリアクターを作ったのですが、それが原因でパラジウム中毒になり死に至る目前でした。どうにか解決しようと1人で奮闘するのですが、解決の糸口は見えませんでした。そして、トニーは自暴自棄になり誕生日パーティーで羽目を外し、親友であるローディーとアイアンマンスーツ同士のケンカを行う始末…そこにシールドの長官ニック・フューリーが現れ、父ハワード・スタークの遺産をトニーに渡します。
その遺産の中のビデオメッセージの1つが今回紹介したセリフです。このビデオメッセージをキッカケに、トニーは新たなリアクターを作成し復活を遂げます。父の力を得て成長するトニー。父親嫌いだったトニーが父に心を開いていくシーンの1つです。
『マイティ・ソー』
ソー
I have much to learn.
吹替:私は まだまだ未熟です
字幕:私には まだ学ぶことが多い
訳 :私には学ぶべきことがたくさんある
I know that now.
吹替:今なら分かる
字幕:今なら分かる
訳 :私は今 それが分かる
※今回は吹替がとても良かったので吹替も紹介しました。
シーン:映画の最後、エンディングの前のシーン。映画の序盤では、王になることを第一に考えていたソー。傲慢で向こう見ず、それを見かねた父オーディンがソーの力を奪うことからこの映画は始まりました。そのソーが地球での生活を経て大きく成長し、ムジョルニアを使うに値する人物となりました。そして、ソーは自分がまだ王になるには未熟で、学ぶことが多いと悟ったシーンです。
他にもソーのカッコいいセリフはありますが、このセリフの日本語吹替の『私はまだまだ未熟です』が、字幕や直訳と比べるとシンプルで分かりやすくていいと思いました。いつもは字幕と直訳の2つでセリフを比較していましたが、吹替もいいですね。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
キャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャース
Peggy, this is my choice.
字幕:ペギー これが僕の道だ
訳 :ペギー これが僕の選択だ
シーン:映画の最後、キャプテンがヒドラの飛行機を墜落させるシーン。愛するペギーにダンスの予定を延期したいと伝える会話もあるのが胸にきます。MCUのフェーズ3の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の最後では、キャプテンとペギーがそのダンスをするシーンもあります。
キャップは、MCUを通して自分を優先しない生き方を選択してきました。この飛行機を墜落させるという自己犠牲の選択もその1つです。自分のためではなく国のため、人のために生きていた証であるこのようなシーンがあることで、エンドゲームのラストシーンがより一層いいシーンに感じますね。
余談ですが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャップがタイムトラベルをして戻ってこなかったシーンは、字幕だけだとキャップが自分勝手な選択をしたように捉えられなくもないですが、英語の原文を見ると、そんなことはないとが分かります。どうしてキャップが自分の人生を歩んだのか?詳しくはこちらで解説しています。
『アベンジャーズ』
アイアンマン / トニー・スターク
And there’s one other person you pissed off.
字幕:お前は もう1人怒らせた
訳 :そして お前が怒らせた人物が 他に1人いる
His name is Phil.
字幕:彼の名はフィル
訳 :彼の名前はフィルだ
シーン:映画の終盤、トニーがスターク・タワーからロキに突き落とされたシーン。トニーは空中でアイアンマン・マーク7を装着し、『お前は もう1人怒らせた 彼の名前はフィル』と言います。このフィルと言うのは、ロキがヘリキャリアで殺したフィル・コールソンのことです。彼の死をキッカケにバラバラだったアベンジャーズは一致団結をすることができました。
映画『アベンジャーズ』では個性が強いヒーローたちが一堂に会するも、決して仲良く協力して戦うなんてことはできず、常にぎくしゃくしたムードです。そのヒーローたちが一致団結する様は爽快!さらに続編のアベンジャーズ・シリーズではその友情・信頼が堅くなっていくのも見ていて楽しいですね。ただ、その友情がずっと続くのかというと…
この死んでしまったと思われていたフィル・コールソンは実は生きており、ドラマ『エージェント・オブ・シールド』で主人公として登場します。気になる方はチェックしてみましょう。どうして死んだはずのフィルが生きているのか?そういった謎も分かります。さらにドラマでは映画のウラでどういったことが起きていたのか?市民はどういったことを感じていたのか?なども描かれていて面白いです。このドラマもディズニープラスで視聴できます。
おまけ:英語に『piss off』とありますが、こちらはスラングで『怒らせる、出ていく』と言った意味があります。またpissは『おしっこ、おしっこをする』と言った意味も持っています。映画を見ていると時々出てくるので覚えておきましょう!
最後に
MCU・フェーズ1の名言になりました。各映画を見てみると、名言はいくつもあるので1つだけ選ぶのは難しいですね。
続けてフェーズ2・3の名言集も作ろうと思うのですが、この記事を作っていたら作品ごとの名言集も作りたくなってしまいました。
やりたいことがドンドン湧いてきて楽しいですね!
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』トニー・スターク/アイアンマンが残したビデオレターの英語を日本語訳!
BD・DVD:アイアンマン
BD・DVD:インクレディブル・ハルク
BD・DVD:アイアンマン2
BD・DVD:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
BD・DVD:マイティ・ソー
BD・DVD:アベンジャーズ
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2021/02/04)
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