映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)より
原題『Spider-Man: Across the Spider-Verse』
この作品には、スパイダーマンというアイデンティティには犠牲が伴うというテーマがあります。
主人公マイルスがこの「スパイダーマン=犠牲が伴う」という運命を克服しようと奮闘します。それを表すセリフを前回の記事では紹介しました。
今回はマイルズと敵対してしまったミゲル・オハラのセリフを紹介します。こちらも「スパイダーマン=犠牲が伴う」ということを表したセリフになります。それでは、英語解説と合わせて見ていきましょう。
英語の意味を知ることで映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
「スパイダーマンであることは犠牲を伴うんだ:Being Spider-Man is a sacrifice.」
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099(CV:オスカー・アイザック)(CV:関智一)
Being Spider-Man is a sacrifice.
訳:スパイダーマンであることは犠牲を伴うんだ
ミゲルがマイルスに『父親が死んでしまう運命を受け入れる』ように諭すためにいったセリフになります。
スパイダーマンであるということは、犠牲が伴います。その犠牲とはベンおじさんの死、恋人の死、家族の死などです。
ミゲルは別次元で自分の娘と人生を歩み、そこで失敗をして『スパイダーマンであることは犠牲を伴う』ことを身をもって知りました。だからこそ、このセリフには重みがありますね。
英語の解説
動名詞:Being Spider-Man
意味:スパイダーマンであること
動詞のing形を用いることで『~すること』という意味の動名詞を作れます。動名詞は名詞句となり1つの名詞として扱われます。
名詞なので主語や目的語として使うことができます。セリフでは文の主語として扱われています。学校などでは目的語に使われるパターンの方が多く扱われている印象を受けます。
また、動名詞は1つの事柄を表していて3人称単数扱いとなります。なので、セリフでは主語の動名詞に対して、be動詞のisが置かれています。
『Being Spider-Man』で1つの名詞句になっています。直前のSpider-Manが3人称単数だからbe動詞がisだというわけではないので、注意しましょう。
Being Spider-Man is a sacrifice.
訳:スパイダーマンであることは犠牲を伴うんだ
最後に
いかがでしたでしょうか?
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099(CV:オスカー・アイザック)(CV:関智一)
Being Spider-Man is a sacrifice.
訳:スパイダーマンであることは犠牲を伴うんだ
いいセリフですよね。辛い経験をしたミゲルが言うからこそ重みがありますね。
主人公マイルスと、悲しくも敵対する関係となってしまったミゲルですが、スパイダー・ソサエティのリーダーとしての責務を全うしようとする姿はカッコよかったです。
スパイダーマン2099のスーツもカッコよくて気に入りました。
続く次回作でマイルスとミゲルの共闘は見れるのかな~?楽しみですね。あと、スパイダー・ソサエティの中に東映版のスパイダーマンっていたのかなあ?気になります。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
タグを使って好きな記事を読もう!
英語表現や映画、キャラクターごとにタグを作っています。興味のあるタグで色々な記事を読んでもらえると嬉しいです。
Twitterはこちら
記事の更新などのを告知をしています。フォローをよろしくお願いします。
オススメの記事
【英語と字幕の違い】映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の予告で『大いなる責任』という言葉が!?【歴代と同じ?それとも違う?】
参照:SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDER-VERSE – Official Trailer
https://youtu.be/cqGjhVJWtEg
(参照2023/06/22)
コメントを書く