【MCU】映画『キャプテン・マーベル』の名シーン5選!【名言・名セリフ・英語解説】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズのフェーズ3に当たる映画『キャプテン・マーベル』

今回はこの映画の名言と名シーンを紹介します。

記事の投稿日は2023年11月9日になります。明日(11月10日)は、続編の映画『マーベルズ』の公開日になりますね。その前に、ぜひ前作の名言・名シーンを復習しておきましょう。

セリフについては、元の英語・日本語字幕・日本語訳を紹介していきます。

 

映画『キャプテン・マーベル』より

1.「高く 遠く 速く!」

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 アベンジャーズ マーベル

キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)

Higher, further, faster, baby.

字幕:“高く 遠く 速く!”

訳 :より高く より遠く より速く

シーン:キャロルがスクラルに記憶を覗かれているシーンです。彼女がパイロットだったときの記憶が見え、戦闘機に乗る前に相棒のマリアに『高く 遠く 速く』と言って飛び立ちます。映画『キャプテン・マーベル』のキャッチフレーズにもなっている言葉ですね。そして、続編の映画『マーベルズ』の予告でも使われていましたね。

 

英語の解説

比較級の表現

作り方:形容詞・副詞+er

意味:より~だ、より~に

形容詞・副詞の語尾に『-er』を付けることで『より~だ』という意味の比較級を作れます。

セリフで使われている副詞は3つとも比較級になっています。

副詞:high

意味:高く

原級-比較級-最上級:high – higher highest

副詞:far

意味:遠く

原級-比較級-最上級:far – farther(further) – farthest(furthest)

こちらは不規則変化する語なので、注意しましょう。

副詞:fast

意味:速く

原級-比較級-最上級:fast – faster – fastest

 

2.「皆 フューリーと呼ぶ」

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル 映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル

ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)

Everybody calls me Fury.

字幕:皆 フューリーと呼ぶ

訳 :皆は俺をフューリーと呼ぶ

 

Not Nicholas. Not Joseph. Not Nick. Just Fury.

字幕:ニコラスでもニックでもない “フューリー”だ

訳 :ニコラスでもジョセフでもニックでもない ただのフューリーだ

シーン:キャロルとニック・フューリーが合流し、ローソン博士の手がかりを求めてアメリカ空軍基地のプロジェクト・ペガサス施設へ向かうシーンです。入口で名前を名乗ったときに、ニックがこのように言います。しかし、劇中だと皆わりとニックと呼んでいる気がしますね。

 

英語の解説

代名詞:everybody

意味:皆

『皆』という意味から複数だと勘違いしやすいですが、3人称単数扱いとなります。そのため、動詞callに『-s』がついてcallsとなっています。

Everybody calls me Fury.

訳:皆は俺をフューリーと呼ぶ

第5文型(SVOC)

call O C

意味:OをCと呼ぶ

セリフは第5文型の形になっています。

Everybody calls me Fury.

訳:皆は俺をフューリーと呼ぶ

S(主語):everybody

V(動詞):calls

O(目的語):me

C(補語):Fury

 

3.「全部ウソだった」

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル 映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル

キャロル・ダンヴァース / キャプテン・マーベル

He lied to me.

字幕:だまされてた

訳 :彼は私に嘘をついていた

 

Everything that I knew was a lie.

字幕:全部ウソだった

訳 :私が知っていたことは全て嘘だった

シーン:キャロルが記憶を取り戻し、本当は自分はクリー人ではなく、今までヨン・ロッグに騙されていたことを知ったシーンです。今まで信じてきたものを失って、これからどうすればいいのか分からなくなりますが、親友のマリア・ランボーに支えられ、前に進む決心をします。

 

英語の解説

代名詞:everything

意味:全てのこと

『全て』という意味から複数だと勘違いしやすいですが、3人称単数扱いとなります。

everythingの他にも『every-』が付く名詞・代名詞は3人称単数扱いになるので気を付けましょう。

Everything that I knew was a lie.

訳:私が知っていたことは全て嘘だった

関係代名詞(目的格)

関係代名詞節:that I knew

意味:私が知っていた

関係代名詞節『that I knew』が先行詞の『everything』を修飾しています。

Everything that I knew was a lie.

訳:私が知っていたことは全て嘘だった

動詞:lie

意味:嘘をつく

名詞:lie

意味:嘘

1つ目のセリフではliedと過去形になっているので動詞のlieが使われており、2つ目のセリフでは冠詞aが付いているので名詞のlieが使われています。

He lied to me.

訳:彼は私に嘘をついていた

Everything that I knew was a lie.

訳:私が知っていたことは全てだった

 

4.「私がすべて終わらせる 戦争も ウソも 何もかも」

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 アベンジャーズ マーベル 映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 アベンジャーズ マーベル

キャロル・ダンヴァース / キャプテン・マーベル

Tell the Supreme Intelligence that I’m coming to end it.

字幕:スプリーム・インテリジェンスに伝えて 私がすべて終わらせると

訳 :スプリーム・インテリジェンスに 私が終わらせに行くと伝えて

 

The war. The lies. All of it.

字幕:戦争も ウソも 何もかも

訳 :戦争も 嘘も そのすべてを

シーン:キャロルがスターフォースの隊長ヨン・ロッグを一撃で倒して、クリーに送り返すシーンです。その際に『私がすべて終わらせる』と、クリーを統治しているスプリーム・インテリジェンスに伝えるように言います。

 

英語の解説

tell O that節

意味:Oに「that節」だと言う

第4文型(SVOO)の文の2つ目の目的語に、that節の文を置いた形になります。接続詞thatが導く節は名詞節になるため、この働きができます。

セリフを分類すると以下のようになります。命令文なので、主語(S)はありません。

Tell the Supreme Intelligence that I’m coming to end it.

訳:スプリーム・インテリジェンスに 私が終わらせに行くと伝えて

S:なし(命令文のため)

V:tell

O1:the Supreme Intelligence

O2(that節):that I’m coming to end it

 

それとおまけになりますが、この前のシーンの情けないヨン・ロッグが好きです。

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 アベンジャーズ マーベル 映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 アベンジャーズ マーベル

ヨン・ロッグは、圧倒的なパワーのキャプテン・マーベルを前にかなわないと思ったのか、能力を使わずに素手でかかってこいと挑発します。

まあしかし、キャロルからしたらそんな戯言に付き合う必要はないので、彼はフォトンブラストで吹き飛ばされて一撃で倒されてしまいます。

 

5.「痛いじゃないか(マザー・フラーケン)」

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル 映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル

ニック・フューリー

That was a close call, Goosey?

字幕:危機一髪だったな グーちゃん

 

Those bad guys still in there somewhere?

字幕:いっぱい食べたね

訳 :悪い奴らはまだどこかにいるかな?

 

Mother Flerken!

字幕:痛いじゃないか

訳 :クソッ!

シーン:クリーとの決着がつき、ニックたちが宇宙から帰還するシーンです。ニックがグースにかまいすぎたのか、グースが嫌がって彼の目をひっかきます。ニックはこの件で左目を失うことになってしまいます。グースは見た目は猫ですが、正体は危険な宇宙怪物フラーケンですからね。

 

英語の解説

熟語:close call

意味:危機一髪、間一髪、危ないところ

スラング:mother fucker(マザーファッカー)

意味:クソ、クソ野郎、ちくしょう

直訳すると『母親とファックするような野郎』となりますが、主にスラングとして『クソ野郎!』や『ちくしょう!』といった意味で使われます。

セリフではFuckerとFlerkenをかけて『Mother Flerken!』と言っているのでしょう。Flerken(フラーケン)は、グースの正体である宇宙怪物の名前です。

 

ニックが『Mother Fucker』と言っているシーン

正確には言いかけているだけで最後までは言えてはいません。映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の最後で、サノスの指パッチンによって消える直前に言おうとしています。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ニック・フューリー マーベル

ニック・フューリー

Mother… (fucker)

字幕:くそっ…

 

最後に

映画『キャプテン・マーベル』 原題『Captain Marvel』 ニック・フューリー アベンジャーズ マーベル

映画『キャプテン・マーベル』の名言・名シーンをまとめました。まだまだ名言はあるのでまた記事を作っていきたいですね。

映画『マーベルズ』では、これらの名言・名シーンをオマージュした演出やセリフが使われるのでしょうか?そういった過去作との繋がりを見つけるのも楽しみの1つですね。

特に『Higher, further, faster.:高く 遠く 速く』は、予告でも使われていたので、本編ではどの場面で使われるのか楽しみです。

またMCUの名言を紹介していきたいと思います。

 

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参照:キャプテン・マーベル

参照:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

https://disneyplus.disney.co.jp/

(参照2023/07/07)

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