ドラマ『シークレット・インベージョン』(2023年)より
原題『Secret Invasion』
今回、ニック・フューリーが過去作を思い出させるセリフを言っていたので、それを紹介していこうと思います。
それでは、オマージュ元になった過去作のシーンも合わせて見ていきましょう。
英語の意味を知ることで映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。
ドラマ『シークレット・インベージョン』
「誰も私を“ニック”とは呼ばない」
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
Nobody calls me Nick.
字幕:誰も私を“ニック”とは呼ばない
フューリーとタロスが、攻撃中止のコードを知る工作員のボブを問い詰めるシーンです。フューリーは無線でタロスが自分のことをニックと呼んだことから、タロスが捕まったことを察して、ボブの息子を人質に取ってボブを脅します。
フューリーが呼び名にこだわっているところを見ると、映画『キャプテン・マーベル』でのあのセリフを思い出しますね。英文の作りも似ているので、そちらも見ていきましょう。
映画『キャプテン・マーベル』
「皆 フューリーと呼ぶ」
ニック・フューリー
Everybody calls me Fury.
字幕:皆 フューリーと呼ぶ
Not Nicholas. Not Joseph. Not Nick. Just Fury.
字幕:ニコラスでもニックでもない “フューリー”だ
ニック・フューリー本人は、ニックではなくフューリーと呼ばれたいようですね。
こうは言っていますが、みんな割とニックと呼んでいる気がします。パッと思いつくだけでもトニーやスティーブ、側近のマリア・ヒルもニックと呼んでいたと思います。
英語の解説
代名詞:nobody
意味:誰も~ない
代名詞:everybody
意味:皆
これらの代名詞はどちらも3人称単数扱いとなります。そのため、動詞callに『-s』がついてcallsとなっています。
特に『everybody』は『皆』という意味から複数だと勘違いしやすいので、注意しましょう。
Nobody calls me Nick.
字幕:誰も私を“ニック”とは呼ばない
Everybody calls me Fury.
字幕:皆 フューリーと呼ぶ
第5文型(SVOC)
call O C
意味:OをCと呼ぶ
どちらのセリフも第5文型の形になっています。
Nobody calls me Nick.
字幕:誰も私を“ニック”とは呼ばない
S(主語):nobody
V(動詞):calls
O(目的語):me
C(補語):Nick
Everybody calls me Fury.
字幕:皆 フューリーと呼ぶ
S(主語):everybody
V(動詞):calls
O(目的語):me
C(補語):Fury
最後に
いかがでしたでしょうか?ドラマを見ていて、このシーンを思い出した人も多いのではないでしょうか。
こういった過去作にあったセリフや小ネタをはさんでくれると、ずっとMCUを追っているファンとしては嬉しいですよね。
実はこの『Everybody calls me Fury.:皆 フューリーと呼ぶ』はけっこうお気に入りのセリフで、第5文型と3人称単数の勉強になるので、当ブログでも何回か取り上げてきたんですよね。今後は、今回使われた『Nobody calls me Nick.:誰も私を“ニック”とは呼ばない』も合わせて使っていけそうです。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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(参照2023/07/06)
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