【アナと雪の女王:Let It Go】英語の歌詞を1つ1つ文法解説・Part1【和訳&文法解説】

【アナと雪の女王:Let It Go】英語の歌詞を1つ1つ文法解説・Part1【和訳&文法解説】

映画『アナと雪の女王』(2013年)より

原題『Frozen』

 

挿入歌『Let It Go』の歌詞を1つ1つ文法解説していきたいと思います。

 

エルサがアレンデール王国から追われ、雪山で1人になります。そのときに流れた挿入歌です。

英語の歌詞、日本語字幕版の歌詞、日本語吹替版の歌詞(『邦題:ありのままで』の歌詞)、英語の歌詞の和訳を比較し、文法の解説をしていきます。

曲・歌詞の意味を知ることで、映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。

 

挿入歌『Let It Go』の歌詞を和訳

歌詞の比較 1

映画『アナと雪の女王』(2013年)より 原題『Frozen』 英語 英語解説 名言 英語学習 let it go 歌詞 和訳 文法

The snow glows white on the mountain tonight

字幕:雪が山を覆う夜

吹替:降り始めた雪は

訳 :雪が山で白く輝く今宵

 

Not a footprint to be seen

字幕:足跡ひとつ残らない

吹替:足跡消して

訳 :足跡がひとつも見当たらない

 

英語の解説

SVC:The snow glows white

意味:雪が白く輝く

動詞glowは、第2文型(SVC)を取れます。

S(主語):The snow 雪

V(動詞):glows 輝く

C(補語):white 白く

副詞tonightは直訳すると『今夜』ですが、『今宵』と訳すとまたカッコイイ感じになりますね。

 

not a 名詞

意味:ひとつも~ない

Not a footprint to be seen

字幕:足跡ひとつ残らない

歌詞にもあるように『Not a footprint:足跡ひとつない』と訳せますね。

 

be to do(不定詞)

意味:~できる

この『be to do(不定詞)』は『義務・予定・運命・可能・意図』の意味を持ちます。

今回はその中の『可能』の意味を表しています。

 

『可能』の意味の例文として、参考書によく載っている英文を紹介します。

Not a sound was to be heard.

物音ひとつ聞こえなかった

 

この英文と歌詞を見比べましょう。歌詞に(was)を追加しました。

Not a footprint (was) to be seen

字幕:足跡ひとつ残らない

訳 :足跡ひとつ見当たらなかった

先ほどの英文と同じ構造になっているのが分かりますね。

 

補足ですが、英文の不定詞『to be heard』と歌詞の不定詞『to be seen』はどちらも受動態の表現になります。

 

歌詞の比較 2

映画『アナと雪の女王』(2013年)より 原題『Frozen』 英語 英語解説 名言 英語学習 let it go 歌詞 和訳 文法

A kingdom of isolation

字幕:隔絶された王国

吹替:真っ白な世界に

訳 :孤独な王国

 

And it looks like I’m the queen

字幕:私はその女王

吹替:ひとりのわたし

訳 :そして 私はまるでその女王のよう

 

英語の解説

it looks like ~

意味:~のようだ

① it looks like 名詞

② it looks like 文

この2つの使い方ができます。

セリフは②の『like+文』になっています。

And it looks like I’m the queen

訳:そして 私はまるでその女王のよう

今までアレンデール王国の女王として生きてきたエルサが、国を捨てて孤独な女王となったことが伝わってきます。

これまでのように一国の女王としての責任などがなくなったことが感じられますね。

 

最後に

映画『アナと雪の女王』(2013年)より 原題『Frozen』 英語 英語解説 名言 英語学習 let it go 歌詞 和訳 文法

いかがでしたでしょうか。挿入歌『Let It Go』の解説になりました。

英語初心者や中学生でも分かるように記事を書くように心がけていますが、今回の歌詞は高校英語レベルになっていますね。ちょっと難しい表現が多かったです。

毎回難しくなるわけではないので、今回の記事がよく分からなかったとしても、この先の記事も読んでほしいです。もちろん中学英語レベルの歌詞もあるので安心してください。そういったところから楽しんでいくことが大切だと思います。

 

タイトルでもある『Let It Go』の使役動詞letの解説が楽しみだな~!なんて思っていましたが、この歌詞が出てくるのは中盤くらいになりますね。早く解説したいです。

 

今回この記事を作ろうと思ったのは、この歌『Let It Go』を歌いたいと思ったからです。歌ううえで、しっかりと文法を理解してから歌いたいと思ったので記事にしました。

同じようにしっかりと文法を理解して歌いたい人の参考になったらと思います。

 

また続きの歌詞も解説していきたいと思います。

これまでディズニー映画の挿入歌を訳したことがなかったので、新鮮味があって楽しいです。いつもはマーベル、MCUの曲を中心に解説しています。特に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の曲が好きなので、そればかり解説していました。今後はディズニーの曲も扱っていきたいです。

また次の記事で会いましょう。

 

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参照:アナと雪の女王

https://disneyplus.disney.co.jp/

(参照2023/10/03)

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