第962回.マーベル映画のセリフで『関係代名詞の目的格』を解説
映画『アイアンマン3』(2013年)より
原題『Iron Man 3』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
You can take away my house, and all my tricks and toys.
字幕:私の自宅やスーツを奪えても
訳 :私の家や技術、おもちゃは奪えるだろう
One thing __ you can’t take away…
字幕:これだけは奪えない
訳 :奪えない1つのものがある
I am Iron Man.
字幕:私はアイアンマン
訳 :私がアイアンマンだ
__に入るのはどちらでしょう?
①that
②what
映画のシーン
映画:アイアンマン3
シーン:エンディング前、映画の最後のシーンです。トニーはマンダリンに自宅を破壊され、スーツもすべて自ら爆破させてしまいました。一度すべてを失ったところから、再起の過程が描かれたのがこの映画『アイアンマン3』でしたね。
どんなに失っても奪えないもの、それは『トニーがアイアンマンであること』です。トニーの名言である『I am Iron Man.:私がアイアンマンだ』で締めているのが、またカッコイイですよね!
答え
正解は①thatです!
トニー・スターク / アイアンマン
One thing (that) you can’t take away…
字幕:これだけは奪えない
訳 :奪えない1つのものがある
※セリフではthatが省略されています。
詳しい英語の解説
関係代名詞(目的格)
関係代名詞節:(that) you can’t take away
意味:あなたが奪えない
先行詞である『one thing』を関係代名詞節『(that) you can’t take away』が修飾しています。
関係代名詞の目的格thatは省略することができ、セリフでも省略されています。
One thing (that) you can’t take away.
訳:あなたが奪えない1つのもの
関係代名詞節になっている英文をもとに戻すと、以下のような文になります。
You can’t take away it.
訳:あなたはそれを奪えない
先行詞『one thing』と関係代名詞節の『it』が共通した語となっています。
関係代名詞:what S V
意味:~すること、~するもの
関係代名詞whatは先行詞なしで使うことができます。what自身が『先行詞+関係代名詞:the thing (that)』になっていると考えましょう。
単語・熟語の解説
句動詞:take away
意味:~を奪う、~を取り除く
最後に
今回はここまでです。トニーの名言といえば『I am Iron Man.:私がアイアンマンだ』ですよね。映画『アイアンマン』や映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で使われたシーンも、もちろんカッコイイですが、映画『アイアンマン3』のラストもお気に入りです。
関係代名詞の目的格は、thatが省略されることがあるのが難しいポイントだと思います。特に会話・セリフではほとんど省略されてしまいますね。先行詞と関係代名詞節となっている文がどれなのかをしっかりと把握していきましょう。
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(参照2024/08/09)
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