【Language!】言葉が汚いぞ!のシーンは誤訳?【アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン】

【Language!】言葉が汚いぞ!のシーンは誤訳?【アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン】

アベンジャーズの中心人物である

金持ちでナルシストのアイアンマンこと、トニー・スターク

そして、ザ・正統派ヒーローのキャプテン・アメリカこと、スティーブ・ロジャース

 

この2人は自分の意見をしっかりと持っていて対立することもしばしば、初めてこの2人が出会った映画『アベンジャーズ』では喧嘩をしていましたね。しかし、ロキを倒すという目的のために協力し合い、この2人の関係が深くなっていくのを見るのは楽しいですね。

そして、仲が良くなったからこそのやり取りがあると思います。

 

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の冒頭、『Language!』『言葉が汚いぞ!』の名シーンがありますが、これこそ、2人が仲良くなったからこそのやり取り!だと思います。

このシーンは日本語字幕も面白かったですが、英語を訳すと色々わかることがあります。英語の方が、よりキャプテンに対してトニーが突っかかってます

今回はこの時のやり取りの字幕と英語を比較し、英語の解説をしたいと思います。

 

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より

1.『クソ!』『言葉が汚いぞ』

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 

アイアンマン/トニー・スタークのセリフ

Shit!

字幕:クソ!

 

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのセリフ

Language!

字幕:言葉が汚いぞ

シーン:映画の冒頭、アベンジャーズがヒドラ残党がいる研究基地を襲撃している時。その研究施設が防御シールドで守られていて、トニーがそのシールドに弾かれ『クソ!』と汚い言葉を漏らし、それにキャプテンが『言葉が汚いぞ』と突っ込みを入れる。

トニーはキャップに言葉遣いを注意されたことをちょっと根に持ったのか、この後もこの話をトニーはキャップに振ります。

 

英語の解説

・熟語 Watch one’s language.

意味:言葉遣いに注意しよう

 

キャプテンが言った『Language』の意味は、『言語』ですが。このセリフは『Watch your language.』の略です。

『one’s』の部分は、代名詞の所有格になります。

 

2.『戦闘中だぞ 言葉が汚くて当然だろ』

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

アイアンマン/トニー・スタークのセリフ

Wait a second. No one else is gonna deal with the fact that Cap just said “Language”?

字幕:戦闘中だぞ 言葉が汚くて当然だろ

訳:ちょっと待ってくれ。他の誰もキャップが『言葉が汚いぞ』って言ったことに対して何も思わないのか?

日本語吹き替え:こんな時まで、キャプテンがお説教した件は無視か?

 

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのセリフ

I know. Just slipped out.

字幕:わかってる 口が滑った

日本語吹き替え:つい口が滑った

シーン:最初の『Language!』のシーンから少し時間がたち、トニーがさっき『言葉が悪いぞ』と注意されたので、キャプテンに突っかかってるシーンです。

字幕が訳と大きく違っていますね。

字幕の『戦闘中だぞ 言葉が汚くて当然だろ』より、訳の『ちょっと待ってくれ。他の誰もキャップが『言葉が汚いぞ』って言ったことに対して何も思わないのか?』の方が、トニーがキャプテンに突っかかってる感じがするので良いと思います。突っかかってるトニーが可愛いです。

『字幕が、誤訳だ、間違っている!』とは思いませんが、元の英語のセリフを知るとより楽しめますね。

日本語吹き替えも確認しましたが、日本語吹き替えは訳に似ていますね。こちらも字幕と違って、トニーがキャプテンに突っかかってる感じがします。

 

英語の解説

・英会話フレーズ Wait a second.

意味:ちょっと待ってくれ

 

他にも同様のフレーズ

・Wait a minute.

・Wait a moment.

どれもほとんど同じ意味で使えます。waitをjustに変えても大丈夫です。

例)Just a second.:ちょっと待ってくれ

・熟語 deal with ~

意味:~を処理する・対処する・言及する

 

訳では、セリフなので、『言及しないのか?』ではなく、『なにも思わないのか?』と意訳しています。

・熟語 slip out

意味:ポロリする、脱ぐ、外れる

 

slipは『滑り落ちる』と言う意味、キャプテンは、『Language』と言う言葉が、口からつい、ポロリと出てしまったのです。

 

3.『言葉が汚くて当然だろ』『しつこいな』

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

アイアンマン/トニー・スタークのセリフ

And for gosh sake, watch your language!

字幕:言葉が汚くて当然だろ

訳:それで、一生のお願いなんだけど、言葉に気を付けろ!

日本語吹き替え:あと、汚い言葉は使うんじゃないぞ

 

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのセリフ

That’s not going away any time soon.

字幕:しつこいな

訳:当分続きそうだな

日本語吹き替え:しばらく言われそうだな

シーン:『Language!』が話題になる3度目のシーンで、これが最後になります。

こちらでも字幕より、訳・日本語吹き替えの方がトニーのしつこさが出ている印象がありますね。

さすがのキャプテンも『しつこいな』と呟いてしまっていますね。しかし、これ以降トニーはこのネタでキャプテンに突っかかるシーンは残念ながらありません。

 

英語の解説

・英会話フレーズ For God’s sake.

意味:一生のお願い・頼むから

 

セリフでは『God’s』を『gosh』にして言っています。

・熟語 go away

意味:立ち去る・無くなる

 

訳では、否定文になっていることから、『終わらない=続く』と意訳しています。

・熟語 any time soon

意味:近いうち

最後に

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

アイアンマン/トニー・スタークとキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの2人の口喧嘩?のシーンでした。

もとの英語、日本語字幕、英語の訳、日本語吹き替えを比較してみましたが、もとの英語を訳してみると、トニーが日本語字幕以上にキャプテンに突っかかっている印象を受けます。

日本語字幕は、翻訳の関係上画面に写せる文字数などの制約から意訳することがあり、元の英語通りにならないことはしばしばありますね。こういうことがあるので、もとの英文を見ると時々面白いセリフを見つけることができます。

 

今後ももとの英語、日本語字幕、英語の訳、日本語吹き替えを比較していこうと思います。

 

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DVD・BD:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

https://marvel.disney.co.jp/movie.html

(参照2020/08/03)

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