【ワンダヴィジョン考察】CMに隠された謎・6話【意味するものはインフィニティ・ストーンか?エンドゲームに同じ表現が!?】

【ワンダヴィジョン考察】CMに隠された謎・6話【意味するものはインフィニティ・ストーンか?エンドゲームに同じ表現が!?】

『ワンダヴィジョン』に流れるCM 意味するものはインフィニティ・ストーンか?エンドゲームに同じ表現が!?

Disney+(ディズニープラス)で配信されているドラマ『ワンダヴィジョン』では、劇中にテレビCMが流れます。

1話目は『スターク・インダストリーズのトースター』 ワンダとピエトロの家に直撃した不発弾がスターク・インダストリーズ製

2話目は『ストラッカーの腕時計』 ワンダとピエトロにマインド・ストーンを使って超能力を与えた人物がストラッカー

3話目で『ヒドラ・ソーク 女神の入浴剤』 超能力を与えたストラッカーが属していた組織がヒドラ

4話目はCMなし

5話目で『ラゴスの紙タオル』 クロスボーンズの爆弾を抑えきれず、ビル付近で爆発させてしまった場所がラゴス

これらはワンダに影響を与えた事象・人物です。

 

6話は『ヨーマジック』これはワンダの何なのだろうか?しかし、過去のMCUにはこのヨーマジックという言葉・単語はありません。

そして、この『ヨーマジック』の内容は、お腹が空いているのにヨーグルトを食べれらずに骸骨になってしまうというものです。その骸骨になってしまう少年は赤い服を着ています。骸骨=スカルと、赤い服=レッドなので、ヴォーミアでソウルストーンの手に入れ方を教えてくれたレッドスカルを指しているのでは?と考察されています。

今回からCMが大きく変わりました。それでは元の英語と字幕・直訳を比較してみましょう。

 

『ヨーマジック』

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少年

I’m so hungry, I’d eat anything.

字幕:腹ペコだ 何でもいいから食べたい

訳 :僕はすごくお腹が空いてる 何か食べたいな

 

サメ

Hungry? I remember hungry. I used to be like that all the time.

字幕:昔は俺も いつも腹ペコだったぜ

訳 :お腹が空いてる? 空腹なんて言葉 思い出したぜ 昔は俺もそうだったが今は違う

 

少年

What did you do?

字幕:今は違うの?

訳 :前はどうしてたの?

 

サメ

(I) Snacked on Yo-Magic, bro. Now I have time to hang fin.

字幕:ヨーマジックを食べて ヒレまでピチピチだ

訳 :ヨーマジックを食べてたぜ お ヒレをつるす時間だ

 

少年

Can I have some?

字幕:僕も貰える?

訳 :貰ってもいいかな?

 

サメ

Here you go, little dude.

字幕:ほら 食べな

訳 :ほらよ ぼうず

 

Yo-Magic! The snack for survivors!

字幕:ヨーマジックで生き延びな

訳 :ヨーマジック 生き残るためのおやつ!

シーン:ヴィジョンがワンダの目を盗んで、町のハロウィンを見回ります。そして町の中心部から離れるにつれて、おかしな行動をとる住人が目に付くようになります。その後にこのCMが挿入されています。

今回のCMの一番の特徴は、これまでのMCUに関係するであろう単語がないという点です。

 

しかし、全くないというわけではありません。サメのセリフに着目すると『used to』『以前は~だった』と言う熟語が使われています。この英語表現はとても面白いもので、詳しく解説すると『以前は~だった、しかし今は違う』という意味になります。

そしてMCUにはこの熟語『used to』を使ったキャラクターがいます。その人物はレッド・スカルとソウル・ストーンと関係するキャラクターでもあります。

その人物とはブラック・ウィドウです!

 

ブラック・ウィドウはMCUで大きく変化・成長したキャラクター

映画『アイアンマン2』で登場したブラック・ウィドウはスパイであり、誰かのために生きるようなキャラクターではありませんでした。そんな彼女がアベンジャーズとなり、大切な家族を得ていきます。そして映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でその家族たちを失うこととなります。

もう1人では生きていないブラック・ウィドウが、自分の本音を友人であるキャプテン・アメリカに伝えるシーンがあります。そこで先ほど紹介した『used to』『以前は~だった、しかし今は違う』の表現が使われています。

アベンジャーズ/エンドゲーム ブラック・ウィドウ アベンジャーズ/エンドゲーム ブラック・ウィドウ アベンジャーズ/エンドゲーム ブラック・ウィドウ

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ

I used to have nothing.

字幕:私は何もなかった

 

And then I got this. This job, this family.

字幕:でも やっと手に入れた この仕事と… この家族を

 

And I was, I was better because of it.

字幕:おかげで マシになれた

 

And even though, they’re gone. I’m still trying to be better.

字幕:たとえ 離ればなれになっても… いい人間であり続けたい

この『アベンジャーズ/エンドゲーム』の冒頭のシーンは、ブラック・ウィドウの変化を象徴するシーンでしょう。そしてセリフには『used to』が使われています。1人で生きてきた彼女が、ヴォーミアでレッドスカルを前にして、ソウル・ストーンを得て人類を救うために自分の命を差し出します。

このセリフはブラック・ウィドウの変化を象徴するセリフの1つだと思います。もしかしたら、CMのセリフに『used to』を使ったのは、ブラック・ウィドウを意識したからなのかもしれませんね。

このセリフについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

最後に

アベンジャーズ/エンドゲーム ブラック・ウィドウ

今回の6話のCMは、今までのCMと毛色が大きく違いました。まずワンダを連想させる単語がありませんでした。そして今までのCMには、過去のMCU作品の中に似たセリフがあることがしばしばありました。

しかし、今回のCMと似たセリフはMCUにはありませんでした。しいてあげるなら、先ほど取り上げた『used to』が、ブラック・ウィドウの印象的なシーンで使われていることくらいですね。

今後のCMもセリフから考察できることを紹介していきたいと思います。

 

ドラマ『ワンダヴィジョン』はDisney+(ディズニープラス)で絶賛公開中です!

 

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参照動画:ワンダヴィジョン

https://disneyplus.disney.co.jp/

DVD・BD:アベンジャーズ/エンドゲーム

https://marvel.disney.co.jp/movie.html

(参照2021/02/23)

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