映画『ドクター・ストレンジ』(2017年)より
原題『Doctor Strange』
金曜ロードショーで地上波初登場!映画『ドクター・ストレンジ』の名言をまとめたいと思います。今回紹介するのは、エンシェント・ワンとモルドのメッセージです!
テーマは名言を英語と日本語で楽しみつつ、英語の勉強をする!です。
今回の記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。動画は下にリンクを貼りました。
名言紹介
エンシェント・ワンのセリフ・名言
You cannot beat a river into submission.
あなたは川の流れを服従させることはできない。
You have to surrender to its current, and use its power as your own.
あなたはその流れに身を委ね、そしてその力を自分のものの様に使わなければいけないのです。
至高の魔術師である、ソーサラー・スプリームの称号をもつエンシェント・ワンのセリフです。
このセリフのシーンは、ストレンジが魔術の習得に四苦八苦しているときに、エンシェント・ワンがストレンジに言いました。
ストレンジは天才外科医でした、今まで多くのものを屈服・服従させてきたでしょう、勉強だってでき、人間関係も誰よりも上の立場に行き、傲慢で自分ならなんだってできて当たり前。そんな彼を諭すエンシェント・ワンのセリフです。
英語の解説
・熟語のbeat A into submission
意味:Aを打ちのめして、屈服させる(服従させる)
動詞のbeatは、打ちのめす
名詞のsubmissionは、屈服・服従
熟語ではありますが、直訳すると、『Aを打ちのめして、屈服の状態にする』と訳せます。
・熟語のhave to
意味:~しなければならない
助動詞のmustと同じ意味として覚えている人は多いと思いますが、全く同じではありません。
have toはmustよりも少し『~しなければならない』度合・強さが低いです。
・動詞のsurrender
意味:降伏する・身を任せる・身を委ねる
サレンダーは、ゲームなどで、『負け』を意味しますね。降伏するという意味です。
セリフでは、降伏するではなく、身を任せる・身を委ねるという意味で使っています。
・名詞のcurrent
意味:流れ・風潮・時の流れ・現在
現在という意味でよく使いますが、流れという意味もあります。
モルドのセリフ・名言
The Wi-Fi password.
ワイファイのパスワードだ。
We’re not savages.
我々は野蛮人じゃないからな。
エンシェント・ワンの弟子であり、ドクター・ストレンジを招き入れたモルドのセリフです。
このセリフのシーンは、モルドがストレンジに紙を渡した時のシーンです。
ストレンジは入門を許可されて、自分の部屋を紹介してもらいましたね。そこでモルドから『shamballa』(シャンバラ)と書かれたカードを渡され、ストレンジは『これはなんだい?私の呪文か?』と答えましたが、モルドがワイファイのパスワードだよ。と返しました。
笑いが起きるシーンですね、魔法と科学のWi-Fiはある意味正反対の存在です。ここでいきなりWi-FIなんて想像できませんでした(笑)
英語の解説
・We’reは短縮形
we’re = we are です。1人称複数の代名詞we(私たちは)には、be動詞はareを使います。
weには、areを使うと暗記せず。複数形の主語には、areを使うと覚えると応用が利きますよ!
・名詞のsavage
意味:野蛮人・未開人
セリフではsavagesとsが付いていて、複数形になっています。we’reと主語が複数形だったので名詞も複数形になっています。
細かいですが、こういった単数なのか、複数なのかを毎回意識することが英語力アップにつながります。
英語は、日本語と違い単数と複数に厳しい言語です!
問題
次の( )には、don’t have toとmust notのどちらが適切でしょう?
ヒント
~しなければならないの意味の強さ:must>have to
1.
When you drive a car, you ( ) check your cell phone.
2.
Dr. Strange ( ) feel free to use Time Stone.
3.
Mordo said to Dr. Strange, “You ( ) use Time Stone.”
答え
次の( )には、don’t have toとmust notのどちらが適切でしょう?
ヒント
~しなければならないの意味の強さ:must>have to
このヒントから
don’t have to:~する必要がない
must not:~してはいけない(禁止)
1.
When you drive a car, you must not check your cell phone.
運転するときは、携帯をチェックしてはいけない。
映画でストレンジは携帯を見て事故を起こしてしまいましたね、あのシーンを見ると運転中にいかに携帯を見るのが危険か分かります。
2.
Dr. Strange must not feel free to use Time Stone.
ドクター・ストレンジはタイムストーンを気軽に使ってはいけない。
ストレンジはストーンキーパーになりましたけど、個人的にタイムストーンとかを使っているのだろうか。
ウォンは映画『インフィニティ・ウォー』で金欠っぽい感じでしたが、ストレンジはどこからお金を?
3.
Mordo said to Dr. Strange, “You must not use Time Stone.”
モルドはストレンジに、『タイムストーンは使ってはいけない。』と言った。
モルドは、師とあがめていたエンシェント・ワンがダーク・ディメンションと繋がっていたことを知り失望していましたね。
ドクター・ストレンジ2ではストレンジVSモルドになるのだろうか?
最後に
エンシェント・ワンのセリフはどれも心打たれます。他にも沢山の名言があるので紹介したい。
映画の冒頭、エンシェント・ワンとカエシリウス戦が本当に素晴らしく、映画を見始めてすぐドクターストレンジの世界に入れました。
映画『エンドゲーム』でもエンシェント・ワンが登場したときは心が湧きました。
モルドは支えだったエンシェント・ワンに失望し、彼は今後どう生きていくのだろう?と気になります。エンドクレジットでは闇落ちしていましたね。
モルドは原作だとヴィランとして活躍するのでドクターストンレジ2ではヴィランとして登場を期待したい。
これからも、英文を読み取ることでわかる心境や、心に響くかっこいい名言を探し紹介し、そこから英語の勉強につながるようなものを探したいと思います。
YouTubeの動画
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エンドゲーム本編のセリフなどの記事はこちら
〇『ドクター・ストレンジ』の名言と英語解説まとめ!ストレンジと時計の裏のメッセージ
DVD:ドクター・ストレンジ
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2019/05/18)
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