紛らわしい英語の『育つ・育てる』を意味する『grow・grow up・bring up・raise』の違いを解説します。
マーベル映画の中でどう使われているか、実際にどう使うのかを見て覚えていきましょう。似ている英語は実際の使い方・セリフで覚えるのが一番です。
他動詞『育てる』を受動態にすると『育つ』として使えます。大学受験・英検®でよく問題になります。こちらは記事の最後に解説をします。
この記事では受動態を使った応用『育てられる=育つ』を解説します。よければ以下の記事も合わせてご覧ください。
『grow up・grow・raise・bring up』の違い
●自動詞:育つ
・grow up 『(人が)育つ、成長する、大人になる』
・grow 『(人・植物)が育つ』
●他動詞:育てる
・grow 『(植物)を育てる』
・raise 『(人)を育てる』『(植物)を栽培する』『(家畜)を飼育する』 ※植物や動物を育てる場合は商売目的です。
・bring up 『(子供)を育てる』
・応用:受動態・受け身
他動詞は受動態・受け身にすることで、自動詞と同様の意味で使うことができます。
『育てる』を受動態にすると、『育てられる=育つ』となります。
●他動詞:育てる
・raise 『(人)を育てる』『(植物)を栽培する』『(家畜)を飼育する』
・bring up 『(子供)を育てる』
・be raised『育つ』
マンティス
I was raised alone on Ego’s planet.
字幕:エゴの星で1人で育ったから
訳 :私はエゴの星で1人で育てられた(育った)
『raise:(人)を育てる』は他動詞です。受動態『was raised』にすることで、『育てる』が『育った』になりました。
ちなみに『alone:1人で』は目的語ではありません。副詞で『was raised』を修飾しています。
シーン:マンティスとガーディアンズが初めて対面したシーンです。最初のマンティスは結構抜けてて可愛いですね。
・be brought up『育つ』
アーマンド・デュケイン
That’s not the way you were brought up.
字幕:無礼な言い草はよせ
訳 :お前はそのように育てられていない(お前はそんな風に育っていない)
『bring up:(子供)を育てる』は他動詞です。受動態の『were brought up』にすることで、『育てる』が『育った』になりました。
シーン:親族の子供が無礼な作法をしたので叱っているシーンです。ホークアイの1話のシーンですね。
主要キャラクターのセリフで『be brought up』を探したのですが、ありませんでした。
最後に
『育つ・育てる』の表現について解説しました。
間違いやすい単元であり、大学受験などでも見かけるのでマスターしたいですね。
特にこういった似ている表現を覚えるのは難しいですよね。その単語が使われているセリフをまるまる覚えるのが本当におすすめです。
私の好きな『raise:育てる』の表現は、マーベルではなく『スター・ウォーズ』にあります。パドメが暗黒面に堕ちたアナキンに『Help me raise our child.:一緒に子供を育てましょう』と言うシーンがあり、このセリフを丸暗記しました。
セリフの丸暗記は使い方も分かりますし、文法や冠詞なども覚えることができます。ぜひ参考にしてみてください。
この記事では受動態を使った応用『育てられる=育つ』を解説しました。よければ以下の記事も合わせてご覧ください。
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(参照2024/03/14)
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