海外で人気なインターネット・ミームのBully Maguire(ブリー・マグワイア)を詳しく紹介&解説していきます。
インターネット・ミーム(MEME)とは、ネット上で人気になっているネタのことです。
この記事はBully MaguireのネタまとめPart.1になります。Part.2はこちらになります。
ブリー・マグワイアって?(Bully Maguire)
このブリー・マグワイア(Bully Maguire)とは、サム・ライミ監督の映画『スパイダーマン』シリーズのスパイダーマン役であるトビー・マグワイア(Tobey Maguire)のことで、主に映画『スパイダーマン3』で、闇堕ち?してしまったピーター・パーカー/スパイダーマンのことを指しています。
映画『スパイダーマン3』では、ピーター・パーカー/スパイダーマンが宇宙から飛来したシンビオートに寄生され、性格が攻撃的になって、悪に染まってしまいます。ネットでは、悪に染まって真っ黒なスーツを着てダンスをするシーンが、本当によくネタとして使われています。
ブリー・マグワイアの意味は?
Bully Maguire(ブリー・マグワイア)
意味:いじめっ子 マグワイア
Bully Maguireは、俳優のトビー・マグワイア(Tobey Maguire)のTobeyをBullyに変えたものになります。
そして『bully』は『いじめっ子』という意味です。
シンビオートに寄生されて性格が変わり、悪に染まってしまったスパイダーマン。ネットのネタ動画では周りの人間に危害を加えるといったシーンが多く作られています。そういった様が『いじめっ子』と重なっているのでしょう。
名台詞
1.I’m gonna put some dirt in your eye.『思い知らせてやる』
映画『スパイダーマン3』より
I’m gonna put some dirt in your eye.
字幕:思い知らせてやる
訳 :目にもの見せてやる
直訳すると『お前の眼に泥を入れてやる』となります。
『お前の眼に泥を入れる』ということは、悪意のある行為そのものですよね。日本語の『目にもの見せてやる』と同様の意味だと考えていいでしょう。
この言い回し『put some dirt in your eye』は、特に英語の熟語などであるわけではないようです。この映画『スパイダーマン3』でピーターが作ったセリフだと思います。海外でも『このセリフってどういう意味なの?』と疑問を抱く方は多いようで、そういうものって解釈しているようです。
おそらくブリー・マグワイアのネットミームの中で一番使われるセリフだと思います。
ネットミームとしては、戦いの前、これから何かする前に使われます。
2.Stings, doesn’t it?『痛かったか?』
映画『スパイダーマン3』より
Stings, doesn’t it?
字幕:痛かったか?
訳 :(ガラスが)刺さっちゃったかな?
ピーターが親友のハリーを窓にぶん投げて、ガラスが散乱しているときにこのセリフを言いました。動詞『sting』の意味は『刺さる』です。
セリフは『(It) Stings, doesn’t it?』で『それ(ガラス)が突き刺さったかな?』って意味になります。『Stings』と一般動詞『sting』に『s』がついているのが、主語が3人称単数である証拠です。なので『It』が省略されているのが分かりますね。加えて『doesn’t it』は付加疑問文ですね。
ネットミームとしては、相手に攻撃をしたときに使われます。字幕のように『あれ?もしかして痛かったかな?』って感じで使えます。うーん、嫌味ったらしい!
3.That all you got?『それだけか?』
映画『スパイダーマン3』より
That all you got?
字幕:それだけか?
訳 :それで精一杯か?
ハリーと戦っているときに言ったセリフです。
セリフは省略が起きており、元の英語は『Is that all (that) you got?』となります。先行詞の『all』を関係代名詞『(that) you got』が修飾しています。
『Is that all (that) you got?』を直訳すると『それがお前の持っているものの全部か?』となります。ニュアンスとしては『それが全力か?精一杯なのか?』といった感じです。
似た表現を紹介すると、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でソーがウルトロンに言った『Is that the best (that) you can do?』ですね。字幕では『その程度か?』となっていました。直訳すると『それがお前のできる全力か?』となります。
ネットミームとしては、戦いの最中に攻撃されたときに使われます。やせ我慢にも使えるフレーズですね。
4.Look at little Goblin Junior. Gonna cry?『ゴブリン・ジュニアが泣きそうだ』
映画『スパイダーマン3』より
Look at little Goblin Junior. Gonna cry?
字幕:ゴブリン・ジュニアが泣きそうだ
訳 :かわいそうなゴブリン・ジュニアを見てくれよ 泣くのかい?
『Look at little Goblin Junior.』が、そこにはいないはずの聴衆がいるていで、『ほらみんな見てみろよ あのゴブリン・ジュニアだぜ』と言ってる感じがしますね。煽っています。さらに追い打ちをかけるように『(Are you) Gonna cry?』『泣いちゃうの?』と責め立てています。
日本語も英語も『泣くのか?』って煽るのは同じなんですね。
ネットミームとしては、戦いの前だったり、最中だったり、何かした後と、使われる場面は多岐にわたります。煽り文句としては間違いないといったところです。
5.Good riddance.『せいせいした』
映画『スパイダーマン3』より
Good riddance.
字幕:せいせいした
訳 :いい厄介払いができた
『Good riddance.』の意味は『清々した、厄介払いができた』となります。ムカつく奴がいなくなったりしたときに言うフレーズです。嫌味っぽいので多用は厳禁です。
このセリフはピーターがサンドマンを倒したときに言いました。ピーターはベンおじさんの仇を撃ったわけなので、このセリフを言う気持ちは分かります。
『riddance』は名詞で『除去、厄介払い』といった意味があります。発音はカタカナで表記すると『リダンス』になります。
ネットミームとしては、敵を倒したとき、相手が痛い目を見たときに使われます。勝ったときのフレーズでもあります。
最後に
いかがでしたでしょうか。ブリー・マグワイアのネットミームで使われるセリフの解説になりました。他にもネットミームとして使われているセリフはあるので、また別の記事で紹介したいと思います。
今回紹介したのは、ネットミームの中でもたびたび使われるモノだと思います。日本の方でも海外のブリー・マグワイアの動画を見る方は多いと思います。せっかくなので、使われている英語のセリフの意味を分からないでいるより、分かったほうが楽しいですし、英語の勉強にもなると思います。
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(参照2022/05/24)
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