MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズのフェーズ3にあたり、インフィニティ・サーガの集大成である映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』
今回はこの映画の名言と名シーンを紹介します。この記事はPart2になります。Part1はこちら、Part3はこちらになります。
セリフについては、元の英語・日本語字幕・日本語訳を紹介していきます。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』より
1.「注意して バカが座ってる」
ネビュラ(カレン・ギラン)
Rhodey, careful on re-entry.
字幕:ローディ 注意して
訳 :ローディ 入場に注意して
There’s an idiot in the landing zone.
字幕:バカが座ってる
訳 :着地地点にバカがいる
ウォーマシン / ローディ(ドン・チードル)
What’s up, Regular-Sized Man?
字幕:今日は並盛り男か?
訳 :調子はどうだ? 普通サイズの男
シーン:スコットがベンチでタコスを食べようとしているところに、ネビュラとロケットが乗った宇宙船が帰還するシーンです。
宇宙船の着陸の風圧でタコスが吹き飛ばされたり、ネビュラにバカ扱いされたり、ローディの着地に驚いてタコスを落としてしまったりと散々な目に遭うスコットがかわいそうだけど、おもしろいシーンですよね。
英語の解説
there is(are) ~
意味:~がいる、~がある
『there is(are)』の文では、この後に続く単語が単数形か複数形かで使うbe動詞が決まります。時制が現在の場合は、単数形ならisで複数形ならareを使います。
セリフでは『an idiot:バカ』と単数形が置かれているので『there’s=there is』が使われています。
There’s an idiot in the landing zone.
訳:着地地点にバカがいる
フレーズ:What’s up?
意味:調子はどう?、どうしたの?、よお(挨拶)
相手に調子を尋ねたり、単なる挨拶として使ったりするスラングです。親しい友人に声をかけるときなどに使います。
くだけた言い方として、短縮した『wassup』や、さらに短縮した『sup』という言い方もあります。これらは特に若い人たちにSNSなどで使われています。
What’s up, Regular-Sized Man?
訳:調子はどうだ? 普通サイズの男
2.「アホ?」
ローディ / ウォーマシン
So, he’s an idiot?
字幕:アホ?
訳 :それで あいつはアホなのか?
ネビュラ
Yeah.
字幕:ええ
シーン:2014年のモラグにインフィニティ・ストーンを取りに来たシーンです。同じく石を狙っているスター・ロードが、1人で音楽を聴きながら踊っている様子を見てローディが「あいつはアホなのか?」と言います。
このシーンは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のオープニングでもありますね。たしかに1人で踊ってる様子は、はたから見たらアホにしか見えないですよね。
この後、ローディがスター・ロードを気絶させるのですが、ウォーマシンの装甲で殴っているのでめちゃくちゃ痛そうです…
英語の解説
名詞:idiot
意味:バカ、アホ、まぬけ
形容詞:stupid
意味:バカな、愚かな
『バカ、アホ』を表す単語はidiotやstupidなどがあります。意味はほぼ同じですが品詞が違うので注意しましょう。
3.「アメリカのケツって感じ」
スコット・ラング / アントマン(ポール・ラッド)
As far as I’m concerned, that’s America’s ass.
字幕:“アメリカのケツ”って感じ
訳 :俺が思う限りでは まさにアメリカのケツだね
シーン:2012年のニューヨークにインフィニティ・ストーンを取り来たシーンです。
トニーが過去のキャプテンのスーツを見て「ケツがダサい」と言いますが、スコットが「カッコイイよ!アメリカのケツって感じ」と、フォローになっているのか分からないフォローをします。
英語の解説
接続詞:as far as
意味:~の限り、~に関する限り
『as far as』は考えや知識の範囲を表しており、『考えうる限り、思う限り』といったニュアンスになります。
似た表現に『as long as』があります。こちらは条件を表しており、『その条件であるならば』というニュアンスになります。
この2つの違いはこちらの記事でも詳しく解説していますので、よければご覧ください。
As far as I’m concerned, that’s America’s ass.
訳:俺が思う限りでは まさにアメリカのケツだね
4.「ヒドラ万歳」
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
That’s okay. Trust me.
字幕:必要ない 信じろ
訳 :大丈夫だ 僕を信じろ
Hail Hydra.
字幕:ヒドラ万歳
シーン:先ほどのシーンの続きです。スティーブがシールド(実はヒドラ)たちからロキの杖を奪うために、エレベーターに乗り込んだシーンです。
スティーブがエレベーターでヒドラに囲まれるのは、映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のオマージュですね。
そして、騙すためとはいえ、まさかキャプテン・アメリカの口から「ヒドラ万歳」なんて言葉を聞けるとは思いませんでしたね。シットウェルをはじめとしたヒドラ一同が唖然としているのが面白いですよね。特にラムロウの「ああ、そうだったのか…」という感じの納得した表情がたまらなく好きです。
英語の解説
trustとbelieveの違い
動詞:trust
意味:(人を)信じる
動詞:believe
意味:(物事を)信じる
trustの場合は後に人を表す語を置き『人を信じる』という意味で使います。セリフでも人を表すmeが置かれています。
believeの場合は後に物事や事象を表す語を置き『物事を信じる』という意味で使います。
That’s okay. Trust me.
訳:大丈夫だ 僕を信じろ
5.「まだやれる」
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(2012年)
I can do this all day.
字幕:まだやれる
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Yeah, I know. I know.
字幕:だろうな 知ってるよ
シーン:先ほどのシーンの続きです。エレベーターで杖を回収したスティーブが、過去の自分とばったり遭遇してしまいます。
そして、過去のスティーブは現在のスティーブをロキだと判断し、戦うことになります。まさか過去の自分と戦うことになるとは思っていなかったでしょう。しかも、いつものセリフを先に言われてしまいましたね。
スティーブは、自分が『I can do this all day.:まだやれるぞ』を言っている自覚があるのか、『Yeah, I know. I know.:だろうな、知ってるよ』と返すのも面白いですね。
キャプテン・アメリカの名言『I can(could) do this all day.:まだやれるぞ』が使われているシーンはこちらの記事でもまとめているので、よければご覧ください。
最後に
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の名言・名シーンの紹介になりました。
エンドゲームは約3時間にも及ぶ映画です。まだまだたくさん紹介したい名言・名シーンがあるので、また記事を作っていきたいです。
またMCUの名言を紹介していきたいと思います。
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(参照2023/05/22)
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