第796回.マーベル映画のセリフで英会話フレーズ『恐れ入りますが』の言い方を解説
映画『アベンジャーズ』(2012年)より
原題『Marvel’s The Avengers』
問題
ジャーヴィス(ポール・ベタニー)
I’m afraid __ my protocols are being overwritten.
字幕:強制接続されたようです
訳 :恐れ入りますが 私のプロトコルが上書きされています
__に入るのはどれでしょう?
①to
②of
③that
映画のシーン
映画:アベンジャーズ
シーン:トニーがスターク・タワーを点灯し終え、これからペッパーとデートだというところに、シールドのコールソンが協力を求めて訪ねてきます。トニーはジャーヴィスに追い返すように言いますが、シールドの権限で無理矢理突破されてしまいます。
答え
正解は③thatです!
ジャーヴィス
I’m afraid (that) my protocols are being overwritten.
字幕:強制接続されたようです
訳 :恐れ入りますが 私のプロトコルが上書きされています
※セリフではthatが省略されています。
詳しい英語の解説
be afraid that
意味:~ということを恐れる、残念に思う、恐れ入りますが
『be afraid that』は接続詞thatが使われており、この後には1文・節が置かれます。この接続詞thatは省略することもでき、セリフでも省略されています。
また、こちらは『恐れ入りますが、申し訳ないのですが』といった相手に遠慮するような表現としても使えます。
ジャーヴィスはこの『恐れ入りますが』の意味で使っています。トニーに対して丁寧な言葉遣いなのが、執事っぽくていいですよね。
I’m afraid (that) my protocols are being overwritten.
訳:恐れ入りますが 私のプロトコルが上書きされています
be afraid to do
意味:~することを恐れる、心配する
『be afraid to』の後には動詞の原形を置き不定詞(to do)を作ります。『~することを恐れる』のように動作に対して使う場合はこちらです。
be afraid of
意味:~を恐れる、心配する
『be afraid of』の後には名詞・代名詞を置きます。こちらは熟語としてよく教えられるので、覚えている方も多いと思います。
進行形の受動態
『~している』という進行形と『~される』という受動態を合わせた表現で、通常の受動態と比べて『今まさに~されている』といった状況を表せます。
通常の進行形 :be動詞+動詞のing形
通常の受動態 :be動詞+動詞の過去分詞形
進行形の受動態:be動詞+being+動詞の過去分詞形
進行形の文に受動態の文が重ねられて、受動態の文のbe動詞がing形になったと考えると分かりやすいでしょう。
I’m afraid (that) my protocols are being overwritten.
訳:恐れ入りますが 私のプロトコルが上書きされています
単語の解説
名詞:protocol
意味:プロトコル、通信規約
動詞:overwrite
意味:~を上書きする
原形-過去形-過去分詞形:overwrite – overwrote – overwritten
最後に
今回はここまでです。ジャーヴィスはこういう言葉遣いにも執事っぽい感じが出ていていいですよね。たまに冗談を言ったり毒を吐いたりするところもAIらしくなくて好きです。
『be afraid』の後は、その後に続く品詞や節によってto, of, thatなどを使い分ける必要があります。『be afraid that』は『恐れ入りますが』という意味もあり、ビジネスシーンなどで使いやすいので、ぜひ覚えておきましょう。
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(参照2024/01/16)
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