第802回.マーベル映画のセリフで『afraid』を使った熟語・連語について解説
映画『アイアンマン3』(2013年)より
原題『Iron Man 3』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
My name is Tony Stark and I’m not afraid __ you.
字幕:お前など恐れない
訳 :私の名はトニー・スターク 私はお前を恐れない
__に入るのはどれでしょう?
①to
②of
③that
映画のシーン
映画:アイアンマン3
シーン:マンダリンの起こしたテロに巻き込まれて重傷を負ったハッピーのもとをトニーが訪れ、病院から出てきた際に記者たちに囲まれるシーンです。トニーは『お前など恐れない いつでも受けて立つ』とマンダリンに対して宣戦布告をし、自宅の住所を明かします。
答え
正解は②ofです!
トニー・スターク / アイアンマン
My name is Tony Stark and I’m not afraid of you.
字幕:お前など恐れない
訳 :私の名はトニー・スターク 私はお前を恐れない
詳しい英語の解説
be afraid of
意味:~を恐れる、心配する
『be afraid of』の後には名詞・代名詞を置きます。こちらは熟語としてよく教えられるので、覚えている方も多いと思います。
セリフでは『be afraid of』の後に代名詞のyouが置かれています。
My name is Tony Stark and I’m not afraid of you.
訳:私の名はトニー・スターク 私はお前を恐れない
be afraid to do
意味:~することを恐れる、心配する
『be afraid to』の後には動詞の原形を置き不定詞(to do)を作ります。『~することを恐れる』のように動作に対して使う場合はこちらです。
be afraid that
意味:~ということを恐れる、残念に思う、恐れ入りますが
『be afraid that』は接続詞thatが使われており、この後には1文・節が置かれます。この接続詞thatは省略することもでき、セリフでも省略されています。
また、こちらは『恐れ入りますが、申し訳ないのですが』といった相手に遠慮するような表現としても使えます。
最後に
今回はここまでです。この後、記者の携帯電話をぶん投げて『Bill me.:弁償する(請求しろ)』というところも好きです。トニーがマンダリンに対して怒りを覚え、いら立っているのが伝わってきますね。
『be afraid』の後は、その後に続く品詞や節によってto, of, thatなどを使い分ける必要があります。意味だけではなく品詞をしっかりと理解しておくことが大切です。
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(参照2024/01/25)
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