第895回.マーベル映画のセリフで『~もそうだ』という倒置を使った表現・フレーズを解説
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)より
原題『Captain America: Civil War』
問題
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
He’s my friend.
字幕:彼は友達だ
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
So __ I.
字幕:私もそうだった
__に入るのはどれでしょう?
①am
②was
③do
④did
映画のシーン
映画:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
シーン:終盤のスティーブVSトニーのシーンです。バッキーを守ろうとして『彼は友達だ』と言うスティーブに対し、トニーは『私もそうだった』と過去形で返します。
答え
正解は②wasです!
トニー・スターク / アイアンマン
So was I.
字幕:私もそうだった
詳しい英語の解説
So V S. (So 動詞 主語.)
意味:Sもそうだ、Sもそうする
『私もそうだ』のように相手に同意する場合は『So am I.』のように、語順を逆にした倒置の表現を使います。
V(動詞)の部分は、be動詞の文に同意する場合は主語に対応したbe動詞を、一般動詞の文に同意する場合はdo(does)を置きます。
また、過去の事柄である場合はbe動詞の過去形(was, were)やdidを使います。
例文
be動詞現在:So am I.(私もそうだ)
be動詞過去:So was I.(私もそうだった)
一般動詞現在:So do I.(私もそうする)
一般動詞過去:So did I.(私もそうした)
セリフは、スティーブの『He’s my friend.』というbe動詞の文に対して言っており、過去の事柄なのでwasを使っています。
So was I.
字幕:私もそうだった
Neither V S. (Neither 動詞 主語.)
意味:Sもそうでない、Sもそうしない
『私もそうでない』と否定文に対して同意する場合も『Neither am I.』のように倒置の表現を使えます。
先ほどの文のsoの代わりにneitherを使えばOKです。
例文
be動詞現在:Neither am I.(私もそうでない)
be動詞過去:Neither was I.(私もそうでなかった)
一般動詞現在:Neither do I.(私もそうしない)
一般動詞過去:Neither did I.(私もそうしなかった)
最後に
今回はここまでです。『私もそうだった』と過去形になっているのが『かつては友達だったが、今はもう友達ではない』と言っているように感じられて、なんとも辛いシーンですね。
『~もそうだ、そうでない』といったフレーズは日常会話でも使いやすいので、ぜひ覚えておきましょう。
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(参照2024/06/03)
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