第984回.マーベル映画のセリフで『be動詞の選び方』と『強調表現hell』を解説
映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)より
原題『Captain America: The Winter Soldier』
問題
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Bucky?
字幕:バッキー?
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)
Who the hell __ Bucky?
字幕:それは誰だ?
訳 :バッキーとはいったい誰だ?
__に入るのはどれでしょう?
①am
②are
③is
映画のシーン
映画:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
シーン:キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャーの格闘戦のシーンです。戦いの最中にウィンター・ソルジャーのマスクが外れ、素顔を見たスティーブが『バッキー?』と問いかけますが、ウィンター・ソルジャーは『それは誰だ?』と返します。
答え
正解は③isです!
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー
Who the hell is Bucky?
字幕:それは誰だ?
訳 :バッキーとはいったい誰だ?
詳しい英語の解説
be動詞
be動詞は主語の人称や単数か複数かを確認して、使い分ける必要があります。時制が現在または過去の場合は、主語に応じて以下のように使い分けます。
主語の人称など | 単語の例 | be動詞(現在) | be動詞(過去) |
1人称単数 | I | am | was |
2人称単数 | you | are | were |
3人称単数 | he, she, it など | is | was |
複数 | we, you, they など | are | were |
セリフでは主語が『Bucky:バッキー』と3人称単数なので、be動詞はisが使われています。
疑問文なのでbe動詞が主語の前に置かれていることと、疑問詞『who the hell』が文頭に置かれていることに注意しましょう。
Who the hell is Bucky?
訳:バッキーとはいったい誰だ?
スラング:(the) hell
ニュアンス:強調
hellは直訳すると『地獄』という意味ですが、スラングとして使う場合は文を強調し、話し手の驚き・怒り・動揺などの感情を表すことができます。
hellを使わない通常の文と比べてみると…
通常:Who is Bucky?(バッキーとは誰だ?)
強調:Who the hell is Bucky?(バッキーとはいったい誰だ?)
このようにhellを使った方が動揺している感じを表すことができます。
疑問詞+the hell
『who the hell』以外にも『疑問詞+the hell』で強調した疑問文を作れます。
what the hell:いったい何なんだ?
where the hell:いったいどこなんだ?
when the hell:いったいいつなんだ?
how the hell:いったいどうやって?
特に『what the hell』は『マジかよ!』のようなニュアンスでよく使われます。チャットやSNSでは『wth』と省略されることもあります。
さらにちょっと下品になりますが『what the fuck』という言い方もあります。
最後に
今回はここまでです。ここの盾やナイフを使った肉弾戦のアクションシーンがめちゃくちゃカッコよかったですよね!MCUの中でも屈指のアクションシーンだと思います。
be動詞は主語の人称などによって決まります。疑問文になったり疑問詞が入ったりして主語が見つけにくいときは、基本の文法をしっかり意識しましょう。
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(参照2024/09/20)
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