第1048回.マーベル映画のセリフで『可算名詞・不可算名詞』を解説
映画『アイアンマン3』(2013年)より
原題『Iron Man 3』
問題
保安官
I need a little more __ than that.
字幕:ちゃんと説明してもらおうか
訳 :私はそれよりも もう少し多くの情報が必要だ
__に入るのはどちらでしょう?
①information
②informations
映画のシーン
映画:アイアンマン3
シーン:トニーが爆発事件の現場や被害者を調べて、情報を探っているシーンです。被害者の母親から話を聞いている際にエクストリミス・ソルジャーの1人に見つかってしまい、騒ぎを聞きつけた保安官が状況の説明を求めます。
答え
正解は①informationです!
保安官
I need a little more information than that.
字幕:ちゃんと説明してもらおうか
訳 :私はそれよりも もう少し多くの情報が必要だ
詳しい英語の解説
名詞:information
意味:情報
英語には可算名詞(数えられる名詞)と不可算名詞(数えられない名詞)が存在します。
informationは不可算名詞(抽象名詞)となります。不可算名詞は常に単数扱いで複数形が存在しません。
I need a little more information than that.
訳:私はそれよりも もう少し多くの情報が必要だ
不可算名詞の例
不可算名詞は主に物質名詞・抽象名詞・固有名詞に分類され、以下のような例があります。
物質名詞:一定の形のない物質、気体や液体、金属などを表す名詞
『water:水』『coffee:コーヒー』『rain:雨』『air:空気』『iron:鉄』『bread:パン』『money:お金』『paper:紙』
抽象名詞:性質や状態など、具体的な形のない抽象的なことを表す名詞
『love:愛』『happiness:幸福』『work:仕事』『homework:宿題』『advice:助言』『news:ニュース』
固有名詞:人名や地名など、特定の人やものを表す名詞
『Tony Stark:トニー・スターク』『Iron Man:アイアンマン』『America:アメリカ』『Thursday:木曜日』
比較級の表現
形容詞:much
意味:(量が)多くの、たくさんの
原級-比較級-最上級:much – more – most
形容詞:many
意味:(数が)多くの、たくさんの
原級-比較級-最上級:many – more – most
不可算名詞(数えられない名詞)にはmuchを、可算名詞(数えられる名詞)にはmanyを使います。
しかし、比較級・最上級はどちらも『more, most』となるため見分けがつかなくなります。修飾する語が可算名詞か不可算名詞かで判断しましょう。
セリフでは不可算名詞informationを修飾しているので、muchの比較級moreだと分かります。
I need a little more information than that.
訳:私はそれよりも もう少し多くの情報が必要だ
a little
意味:少し、ちょっと
程度を示す副詞的な役割を果たしており、形容詞moreを修飾しています。
最後に
今回はここまでです。英語には数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があり、不可算名詞は複数形をとりません。日本語にはない感覚なので注意しましょう。
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(参照2024/12/11)
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