第1204回.マーベル映画のセリフで『seem』と『seem like』の違いを解説
映画『アベンジャーズ』(2012年)より
原題『Marvel’s The Avengers』
問題
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
He __ a good man.
字幕:いい奴だった
訳 :彼はいい奴のように思えたよ
__に入るのはどちらでしょう?
①seemed
②seemed like
答え
正解は②seemed likeです!
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
He seemed like a good man.
字幕:いい奴だった
訳 :彼はいい奴のように思えたよ
詳しい英語の解説
『seem』と『seem like』の違い
動詞:seem
意味:~に思われる、~に見える
seem like
意味:~のように思われる、~のように見える
『seem』のみで使う場合は、この後に補語となる形容詞が置かれます。
『seem』は補語に直接名詞をとることができないので、名詞を置く場合は前置詞『like』を補い『seem like』の形で使います。
セリフではこの後に『a good man』という名詞が置かれているので『seem like』の形で使っています。
ここでは『like a good man』が形容詞句となり、補語の役割を果しています。
He seemed like a good man.
訳:彼はいい奴のように思えたよ
第2文型(SVC)
『主語+動詞+補語(SVC)』の形になっている文を第2文型と言います。
このとき『主語=補語(S=C)』の関係が成り立っていることを覚えておきましょう。
セリフを分類すると以下のようになります。
He seemed like a good man.
訳:彼はいい奴のように思えたよ
主語(S):he
動詞(V):seemed
補語(C):like a good man(形容詞句)
第2文型(SVC)をとる動詞
第2文型をとる動詞には主に以下のようなものがあります。
be(am, are, isなど):~である
keep:~のままである
become:~になる
get:~になる
look:~に見える
sound:~に聞こえる
smell:~のにおいがする
taste:~の味がする
feel:~に感じる
seem:~に思われる
最後に
今回は『seemとseem likeの違い』『第2文型』を解説しました。後に続く品詞によって使い分ける必要があるので、品詞は常に意識するようにしましょう。
タグを使って好きな記事を読もう!
英語表現や映画、キャラクターごとにタグを作っています。興味のあるタグで色々な記事を読んでもらえると嬉しいです。
キャプテン・アメリカ, 一般動詞, 前置詞, 映画『アベンジャーズ』, 第2文型
他の問題にも挑戦しよう!
他の『マーベル英語検定』の記事のリンクはこちら
X(旧Twitter)のアカウントはこちら
マーベル英語検定を日々更新しています。フォローよろしくお願いします!
過去の作品はこちら
前回の記事はこちら
参照:アベンジャーズ
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2025/06/27)
コメントを書く