MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの集大成とも言える『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
今回は数多くいるヒーローたちの中からアイアンマン/トニー・スタークに焦点をあてて、彼の名言・名シーンを紹介していきつつ、英語の解説をしていきます。
記事の公開日(4月4日)はトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrの誕生日です。お祝いの意味も込めて、トニーの魅力を紹介しています!
この記事は前編となります。中編はこちらで、後編はこちらです。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』より
1.君の勝ちだ。おめでとう。
You’ve won.
君の勝ちだ。
Congratulations.
おめでとう。
シーン:宇宙を漂流しているトニーとネビュラがゲームをして遊んでいるシーン。トニーとネビュラの仲が親密になっているのが分かります、ネビュラが人に対して心を開いているシーンでネビュラの成長を感じます。映画館で初めて見ているとき、この状況からどうやって地球に戻るのだろうか?と悩みながら見ていましたが、キャプテン・マーベルが迎えに来てくれたことで地球に帰還することができましたね。
英語の解説
現在完了:have won
作り方:助動詞have 動詞の過去分詞形
you’veはyou haveの短縮形です。
win(勝つ)は不規則動詞で、原形-過去形-過去分詞形でwin-won-wonと変化します。
名詞:congratulation
意味:祝い
『おめでとう』とお祝いの言葉を述べる場合はcongratulationsと複数形にする必要があります。
2.坊やを失った。
I lost the kid.
坊やを失った。
シーン:地球に帰還した時にトニーがキャプテンに言ったセリフ。坊やとはスパイダーマン/ピーター・パーカーのことを指しています。このトニーとキャプテンは、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』以来、仲違いをして以来約3年間ずっと連絡を取り合っていませんでした。その2人の最初の会話がピーターの話題です。トニーにとって、それだけピーターの存在が大きかったことが分かります。後にトニーは、ピーターとの写真をキッカケにタイムマシンの製作に踏み出します。
英語の解説
動詞:lose
意味:失う
不規則動詞で、原形-過去形-過去分詞形でlose-lost-lostと変化します。セリフでは過去形が使われています。
冠詞:the
会話にまだ一度もkidは出ていないのですがtheが付いています。
これは話しているトニーとキャプテンがどのkid(坊や)なのかをわかっているので、初めからtheを付けているのです。
3.ガレージ好きはパパと同じだな。
You like going to the garage, huh? So does daddy.
ガレージ好きはパパと同じだな。
シーン:トニーがついに手に入れた家族、その子供モーガンはトニーの血を濃く受け継いでいるようですね。いつか彼女もトニーに負けないような発明を!?
トニーにとって家族を得る。ということはとても大きいことです。映画『アイアンマン』でトニーがアイアンマンとなるキッカケを作ったインセンとの会話を振り返ってみます。インセンとは、トニーがテロリストのテンリングスに捕まったときに命を救った医者でありスーツを作る助手だった人です。
インセン:家族はいるのか?
トニー:いない
インセン:全てを手に入れても それじゃ空しいな
トニー:・・・
このやり取りでトニーは、言い返すことはできませんでした。トニーは映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』でついにトニーにはなかった、守るべき家族を得たのです。だからこそ、トニーはタイムトラベルをしてサノスの指パッチンの前の世界に戻すことへの参加をためらったのです。トニーはこのエンドゲームで失えない、大切な存在の家族を得ているのです。
英語の解説
動名詞:going to the garage
意味:ガレージに行くこと
動名詞は名詞として扱うのでlikeなどの後にも持ってこられます。
表現:So does daddy.
作り方:So V S
意味:主語もまたそうだ
この表現で印象に残っているセリフは『シビルウォー』でキャプテンがバッキーをかばい『彼は友なんだ!』と言ったことに対して、トニーが『So was I.』『かつて私も友だった!』と返したシーンですね。
4.愛してるよ。3000回愛してる。
アイアンマン/トニー・スタークのセリフ
(I) Love you tons.
愛してるよ。
モーガン・スタークのセリフ
I love you 3,000.
3000回愛してる。
シーン:父が子に『おやすみ』を言うときのシーン。映画公開後、家族に言った人が多いであろうセリフですね。このセリフは、元々の脚本にはなく、トニーを演じる、ロバート・ダウニー・Jr.の実の子供がロバートに対して言ったセリフです。
そして、ファンの中で話題となったのが、映画『アイアンマン』からこの『アベンジャーズ/エンドゲーム』そして『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まで、フェーズ1~3の全ての作品の上映時間を合わせると、約3000分となるので、こちらが元ネタなのではないか?と話題になっていましたね。
英語の解説
口語:tons
意味:とっても
very muchと同じものだと考えましょう。強調しています。
『I love you 3000 (times).』『3000回愛してる』
このセリフは、回数を表すtimesが省略されています。
1回:once 2回:twice 3回:three times 4回:four times 3回以上:~ times
最後に
アイアンマン/トニー・スタークの名言・名シーンをまとめました。シーンはタイムトラベルをする前までです。ここまでで1番のトニーの変化は家族ができたことだと思います。幸い、指パッチン後でも、トニーは、自分の家族を失っていませんでした。この現状を維持していもいい、すでに家族と一緒にいられるトニーが全人類のために行動を起こしていきます。
タイムトラベルをしてからのトニーの名言・名シーンは続きの記事で紹介していきます。英語の解説もがっつりするので、映画を振り返りながら英語を楽しく勉強していきましょう。
続きの中編の記事はこちら
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DVD:アイアンマン
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(参照2020/04/04)
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