映画『眠れる森の美女』(1959年)より
原題『Sleeping Beauty』
映画『眠れる森の美女』から、マレフィセントの名言の1つ、『救いがたい馬鹿ばかり 悪の軍団の面汚しだよ』の英語を解説します。
なんてカッコいいセリフでしょう、まさにヴィランを表すようなセリフですね。
英語を見てみると、日本語吹き替えが本当に悪を体現できているのが分かると思います。
映画『眠れる森の美女』
『救いがたい馬鹿ばかり 悪の軍団の面汚しだよ』
マレフィセント
Oh, they’re hopeless.
字幕:情けない
吹替:あぁ 救いがたい馬鹿ばかり
訳 :あぁ 奴らは無能そのもの
A disgrace to the forces of evil.
字幕:悪の軍団ともあろうものが
吹替:悪の軍団の面汚しだよ
訳 :悪の軍団の恥さらしだよ
シーン:部下にオーロラ姫を探させるマレフィセント。しかし、その部下たちがあまりに仕事ができないゆえに愚痴をこぼします。
『救いがたい馬鹿ばかり』から伝わってくる品のある罵倒がいいですね。『私をもってしても、救うことのできない馬鹿たち』とも捉えられる言い方です。マレフィセントが力ある存在であると感じられます。
『悪の軍団の面汚しだよ』からは、自分達が悪であることを認識しているのが伝わってきますね。そして、悪には悪の流儀が、プライドがあるということも。マレフィセント自身は、他の悪役・ヴィランから見られても恥ずかしくない生き方をしているという悪の意識が伝わってきます。
画像を見てみると、部下に少し期待した私が馬鹿だった…みたいな表情をしているのも面白いですね。
悪には悪の生き様がある。マレフィセントはヴィランですが、こういう筋が通ったキャラクターなので魅力を感じずにはいられませんね。
英語の解説
今回のセリフは、特別これといった構文が使われているわけではないので単語の解説をします。
形容詞:hopeless
意味 :絶望した、希望のない、どうしようもない
この『hopeless』が吹替の『救いようのない』に相当しています。
名詞:disgrace
意味:不名誉、面汚し、恥さらし
名詞:force
単数形と複数形で意味が異なります。
単数形:force
意味 :力
複数形:forces
意味 :軍、軍勢
名詞:evil
意味:悪、邪悪
最後に
映画『眠れる森の美女』から、マレフィセントのセリフ『救いがたい馬鹿ばかり 悪の軍団の面汚しだよ』の英語解説になりました。
英単語さえ分かれば読める英文でしたね。吹替と字幕に違いがあるのも面白いですね。今回のセリフは吹替が好みです。『救いがたい』なんてセリフ、なかなか日常で使わないのがいいですよね。非日常感を感じられます。
マレフィセントに気に入ってもらえるような部下になってみたいです。
いつもはマーベルの英語解説をしていますが、ディズニー作品もほとんど見ているので好きなセリフをちょっとずつ解説していきたいと思います。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:眠れる森の美女
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2022/10/05)
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