【機動戦士ガンダム 水星の魔女】ミオリネの名言『このダブスタクソ親父!』を英語で何て言う?【名言・名台詞の英語解説】

【機動戦士ガンダム 水星の魔女】ミオリネの名言『このダブスタクソ親父!』を英語で何て言う?【名言・名台詞の英語解説】

アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(2022年)より

英題『Mobile Suit Gundam The Witch From Mercury』

 

ミオリネのセリフ『このダブスタクソ親父!』の英語を紹介します。

英語ともとの日本語を比較すると、どちらもそれぞれの良さがあり面白いです。今回の英語はちょっぴり意訳な感じがしますね。

『ダブスタは和製英語なのか?』そこも解説します。

ちなみに放送日の2022年10月09日、Twitterのトレンドにもなっていました。

 

英語はNetflix(ネットフリックス)の英語字幕を参考にしています。

アニメ第2話『呪いのモビルスーツ』『-Cursed Mobile Suit-』より

 

アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』

『このダブスタクソ親父!』

機動戦士ガンダム 水星の魔女 機動戦士ガンダム 水星の魔女

ミオリネ・レンブラン(CV:Lynn)

If you made these rules yourself, you shouldn’t change them as you please.

日本語:自分で決めたルールを後から勝手に変えるな

英語訳:自分でルールを作ったなら 好き勝手にそれを変えるな

 

You hypocritical loser of a father.

日本語:このダブスタクソ親父!

英語訳:あんたは 偽善的な クソ親父!

シーン:ミオリネの父デリング・レンブランが自分の思い通りに物事を進めようとする様を見て、審問会に乱入してミオリネが放った一言がこちらです。

デリングは最初は決闘に勝ったホルダーをミオリネの婚約者にすると決めていましたが、突然婚約者はこちらで決めると言い出したため、ミオリネはそれに対して文句を言いに来たわけですね。そして、デリングが最初に決めていたルールを変えたことに対して『ダブスタ』という言葉を使って罵りました。

『ダブスタ』とは『ダブルスタンダード』の略で、日本語では『二重規範』とも言います。相手や立場などで意見や判断基準を変えることを指します。

 

英語の解説

接続詞:if

意味:もし~ならば

この接続詞ifは従属接続詞です。使い方は以下の2種類があります。

① If A, B.

② B if A.

セリフは①の形になっていますね。②の形に書き換えることもできます。

書き換えの例(①がもとのセリフ)

① If you made these rules yourself, you shouldn’t change them as you please.

② You shouldn’t change them as you please if you made these rules yourself.

熟語:as you please

意味:好き勝手に、自由に、好きなように

形容詞:hypocritical

意味:偽善的な

侮辱的な表現になります。この単語からミオリネが父を侮辱しているのがよく分かります。

スラング:loser of a father

意味:クソ親父

日本語でも、反抗的な子供が語尾に『クソ親父!』ってつけたりしますよね。『しつけぇんだよ、クソ親父!』『うるせぇんだよ、クソ親父!』みたいな感じです。

loserだけだと、意味は『負け犬、クソ野郎』になります。

 

『ダブスタ』は和製英語?

ミオリネのセリフにあった『ダブスタ』というのは『ダブルスタンダード』のことを指します。

日本語:ダブルスタンダード

英語 :double standard

この『ダブスタ』とは和製英語なのか否か?結論から言うと、日本語の『ダブルスタンダード』と英語の『double standard』はどちらも同じ意味になります。

なので、英語のセリフでも『ダブスタ』をそのまま英語にした『double standard』を使ってもよかったのではと思います。

 

『ダブルスタンダード』と『double standard』

意味:相手や立場などで意見を変えること、ご都合主義

英語の『double standard』は、相手を侮辱するときに使います。英語字幕の『hypocritical:偽善的な』も同じく侮辱的な表現になるので、『double standard』を使わなかったけれど、しっかりと相手を侮辱しているという点はちゃんと表現されているのが分かります。

 

最後に

機動戦士ガンダム 水星の魔女

ミオリネのセリフ『このダブスタクソ親父!』の英語解説になりました。なんともお口が汚い!

最初はミオリネはクールな優等生キャラなのかなと思っていたのですが、第1話の最初のセリフから『邪魔しないでよ!もう少しで脱出できたのに、あんたのせいで台無し!責任取ってよね!』といった感じで、かなり気が強くて驚きました。第2話では『ダブスタクソ親父!』の他にも『トマト触ったら殺すから』など、思った以上に口が悪いのも見えてきましたね。

ただ、よく言えば『自分の言いたいことをはっきりと言える』とも捉えられますね。物事をハッキリと言えるキャラは見ていて気分がいいので、彼女にはこのまま突き進んでほしいですね。

 

この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。

では、また英語解説の記事で会いましょう。

 

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参照:機動戦士ガンダム 水星の魔女

https://www.netflix.com/

(参照2022/10/12)

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