MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ、アベンジャーズのリーダーであるスティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ。
彼の1番有名であろう名言といえば、
『I can(could) do this all day.』
『まだやれるぞ』
でしょう!
このセリフは劇中で何度も使われており、またキャプテン・アメリカ以外のキャラクターが口にすることもあります。
シビル・ウォーまでは『I can do this all day.』が使われており、シビル・ウォー以降は『I could do this all day.』が使われることが多いです。この違いの説明も含めて、使われたシーンを紹介していきます。
『I can(could) do this all day.』のシーン紹介
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』①
いちゃもんを付けてきた男
You just don’t know when to give up, do you?
字幕:もう あきらめろ
吹替:いい加減 あきらめたらどうだ?
スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)
I can do this all day.
字幕:絶対 嫌だ
吹替:絶対あきらめない
映画館でいちゃもんを付けてきた男に殴られているときに、スティーブが言いました。このときはまだキャプテン・アメリカになっておらず体は弱いはずなのに、この言葉を言い立ち向かっていきます。彼の心の強さが感じられ、この頃から心はキャプテン・アメリカだったのが分かりますね。
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』②
ヨハン・シュミット / レッドスカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)
What made you so special?
字幕:お前の何が特別なんだ?
吹替:何がそんなに特別なんだ?
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
Nothing. I’m just a kid from Brooklyn.
字幕:何も ただのガキだ
吹替:何も ブルックリン出のガキだ
I can do this all day.
字幕:あきらめないぞ
吹替:絶対あきらめない
スティーブがヒドラの基地に突入して捕まってしまったときに、レッドスカルに対して言いました。キャプテン・アメリカになる前もなった後も同じセリフを言っており、彼の志が変わっていないことが伝わってきますね。
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
Stay down. Final warning.
字幕:投降しろ これが最後だ
吹替:投降しろ 最後の警告だ
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
I could do this all day.
字幕:まだやれる
吹替:まだやれるぞ
終盤のスティーブVSトニーのシーンです。トニーに投降しろと言われますが、スティーブはバッキーを守るためにこのセリフを返します。
このときは『I can do this all day.』ではなく『I could do this all day.』と言っています。この違いによって『まだやれなくはない』といったニュアンスになり、スティーブが内心はトニーと戦いたくなかったという心情が表れているのではないかと思います。
ここで使われている英語の表現についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、よければそちらもご覧ください。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(2012年)
I can do this all day.
字幕:まだやれる
吹替:まだやれるぞ
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
Yeah, I know. I know.
字幕:だろうな 知ってるよ
吹替:だろうな 分かってる
タイムトラベルをして2012年に来たシーンです。スティーブが過去の自分と出くわしてしまい、ロキと間違われて戦う羽目になってしまいます。そして、過去の自分にいつものセリフ『I can do this all day.:まだやれるぞ』を言われてしまいます。
『だろうな 知ってるよ』と返してるあたり、自分がいつもこのセリフを言っているのを自覚しているみたいですね。
ドラマ『ホークアイ』
『ロジャース・ザ・ミュージカル』の曲『Save The City』の歌詞より
I could do this all day.
字幕:まだやれるぞ!
劇中のミュージカルで歌われており、何度もこのフレーズが登場していました。こちらもシビル・ウォーと同じく『I could do this all day.』となっていますね。
MCUの世界でもキャプテン・アメリカの名言として知られているのが面白いですよね。向こうの世界では、いったいどうやってこの名言が広まったのかが気になります。
ちなみにこの曲『Save The City』の歌詞についてはこちらの記事で日本語訳をしていますので、よければそちらもご覧ください。
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)
Haven’t you had enough?
字幕:もう十分でしょ?
吹替:もう十分でしょ?
ペギー・カーター / キャプテン・カーター(ヘイリー・アトウェル)
Oh, I could do this all day.
字幕:まだやれる
吹替:いいえ まだやれる
異世界でのイルミナティVSワンダのシーンです。他のメンバーがやられてしまい、最後の1人になってしまったペギーがワンダに立ち向かいながらこう言いました。
MCUの世界ではスティーブがキャプテン・アメリカを引退してしまったため、もうこのセリフを聞けないのではと思っていましたが、まさか異世界のペギーが言ってくれるとは!
こちらもシビル・ウォーと同じく『I could do this all day.』となっていますね。今後はこのセリフが出てくる場合『I could do this all day.』の方で統一されるのかもしれませんね。
最後に
MCUフェーズ4までに、劇中で言われた『I can(could) do this all day.』のまとめになりました。
皆さんはどのシーンが好きですか?やっぱり私はシビル・ウォーの『I could do this all day.』が一番好きですね。ここで今までのcanではなくcouldを使ったことで、キャップのトニーと戦いたくない気持ちが表れているのがまたいいです。
スティーブがキャプテン・アメリカではなくなってしまい、今後はこのセリフを聞けなくなってしまうのかと思っていましたが、ミュージカルの曲で使われたり、異世界でキャプテンになったペギーが言ってくれたりと、意外にも聞ける機会があったのが嬉しいですね。
今後はキャップの意志を継いだサムが、いつか『I can(could) do this all day.』と言ってくれないかな?なんて期待しながら、これからのMCUを見ていきたいですね。
英語を知ることで、より映画を楽しめると思います。今後もこういった日本語字幕だけでは分からず、英語から分かることを発信していきたいと思います。
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参照:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
参照:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
参照:アベンジャーズ/エンドゲーム
参照:ホークアイ
参照:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2023/01/12)
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