第631回.『宇宙にいる敵がラスボスだ』は英語で何と言う?実は続編の伏線になっていた!?
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)より
原題『Avengers: Age of Ultron』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
But that up there. That’s the __ .
字幕:宇宙からの侵略者が 我々の敵だ
吹替:宇宙にいる敵が ラスボスだ
__に入るのはどれでしょう?
①infinity war
②endgame
③invasion
④invader
映画のシーン
映画:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
シーン:ウルトロンが暴走し、ロキのセプターを奪って逃走した後のシーンです。ウルトロンが生まれる原因となってしまったトニーが皆から責められますが、トニーは「アベンジャーズの敵は武器商人じゃない。宇宙からの侵略者だ。」と言い、今後来るであろう脅威、最終目標のために研究を行っていたと主張します。
答え
正解は②endgameです!
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
But that up there. That’s the endgame.
字幕:宇宙からの侵略者が 我々の敵だ
吹替:宇宙にいる敵が ラスボスだ
詳しい英語の解説
名詞:endgame
意味:(試合の)最終段階、(チェスの)大詰め、最終目標、終盤
吹替では『ラスボス』と訳されています。最終目標・最終局面を指しているので、いい意訳になっていますね。
そして、なんといっても続編の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のタイトルにもなっている単語だというのが面白いですね。
この時点でこの単語が使われているということは、もしかしたら『エンドゲーム』というタイトルになることが、制作陣の間ではもう決まっていたのかもしれませんね。
名詞:invasion
意味:侵略、侵入
名詞:invader
意味:侵略者、侵入者、インベーダー
字幕では『宇宙からの侵略者』と言っていたので、こちらの単語も選択肢に入れてみました。
invasion(インベージョン)は、ニック・フューリーが主人公のドラマ『シークレット・インベージョン』でも使われている単語ですね。
他のendgameが使われているシーン
他にもendgameという単語が使われているシーンがあります。映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より、ストレンジがサノスにタイム・ストーンを渡したシーンです。
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
We’re in the endgame now.
字幕:あとがなくなったな
吹替:いよいよ 正念場だな
吹替の『正念場』という訳がいい味を出していまますね。
最後に
今回はここまでです。こうやってあらためて確認してみるとendgameという単語がすでに使われており、伏線がはられていたことが分かりますね。
意図したものかは分かりませんが、見返してみるとこういった新しい発見があるのも、MCUの面白いところですね。
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映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』よりアイアンマン
but that up there, that’s… That’s the __ .
宇宙からの侵略者が 我々の敵だ__に入るのは?
infinity war, endgame, invasion
吹替だと『ラスボスだ』って訳されてましたね pic.twitter.com/derlveStBk— マーベル映画×英語塾 (@Ironman_English) April 3, 2023
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【エンドゲーム】『執着のあまり 目が曇っている』は英語で何と言う?『3人称単数現在』の文を解説【マーベル映画のセリフで英語の問題】
参照:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
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(参照2023/04/07)
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