【MCU】映画『アイアンマン2』の名シーン5選!【名言・名セリフ・英語解説】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズのフェーズ1に当たる映画『アイアンマン2』

今回はこの映画の名言と名シーンを紹介します。

セリフについては、元の英語・日本語字幕・日本語訳を紹介していきます。

 

映画『アイアンマン2』より

1.「私がアイアンマンだ スーツと私は一体だ」

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トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)

I am Iron Man.

字幕:私がアイアンマンだ

訳 :私こそがアイアンマンだ

 

The suit and I are one.

字幕:スーツと私は一体だ

訳 :スーツと私は1つだ

シーン:映画の序盤、トニーが軍事委員会に呼び出され、アイアンマンは兵器なので政府に渡してほしいと求められるシーンです。トニーは「スーツと私は一体だ。自分自身を人の手に渡したら売春行為と同じだぞ。」と政府を煽りつつ、要求を断固拒否します。

トニーの名言である『I am Iron Man.:私がアイアンマンだ』がここでも使われていますね。

 

英語の解説

人称代名詞の語順

人称代名詞などを並べるときは、原則として『2人称>3人称>1人称』の順になります。

相手を立てて自分がへりくだるようにするため、このような順になります。(※悪い内容を言う場合や、身分が明確な場合はこの語順が変化することもあります。)

セリフでは『the suit:3人称』と『I:1人称』を接続詞andで並べており、3人称であるthe suitが先に置かれています。

The suit and I are one.

字幕:スーツと私は一体だ

 

2.「私が生み出した最も素晴らしいものは お前だ」

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ハワード・スターク(ジョン・スラッテリー)

What is and always will be my greatest creation is you.

字幕:私が生み出した最も素晴らしいものは お前だ

訳 :私の最も素晴らしい創造物は お前だ

シーン自分の死期が近づいてきており、自暴自棄になっていたトニーのもとにニック・フューリーが表れ、父ハワード・スタークの遺産をトニーに渡します。その遺産の中に父からのビデオメッセージが入っていました。

このビデオメッセージをきっかけに、トニーは新たなアーク・リアクターの製作に取りかかっていきます。父親嫌いだったトニーが父に心を開いていくシーンの1つですね。

 

英語の解説

最上級の表現

作り方:the+形容詞・副詞の最上級

意味:最も~だ、一番~だ

最上級の表現は、基本的には冠詞theを置き、形容詞・副詞の語尾に『-est』をつけて作ります。

では、なぜセリフには冠詞theがつかなかったかというと、代名詞の所有格が原因となります!

代名詞の所有格であるmy, yourなどを使う場合は、冠詞a, theがつかなくなります。このルールは最上級の表現でも同様で、冠詞theが代名詞の所有格で上書きされてしまいます。

セリフでは最上級greatestの前に代名詞の所有格myが置かれているため、冠詞theはなくなっています。

What is and always will be my greatest creation is you.

訳:私の最も素晴らしい創造物は お前だ

関係詞:what S V

意味:~すること、~するもの

関係詞whatは先行詞なしで使うことができます。what自身が先行詞+関係代名詞『the thing (that)』になっていると考えましょう。

セリフではwhat自体が関係詞節の主語(S)になっています。

長いですがwhatの導く関係詞節が1つの名詞節になり、主節の主語を作っています。

What is and always will be my greatest creation is you.

訳:私の最も素晴らしい創造物は お前だ

 

3.「手渡しは嫌いだ」

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トニー・スターク / アイアンマン

I don’t like people handing me things.

字幕:手渡しは嫌いだ

訳 :私は人が私に物を手渡しするのは好きじゃない

シーン:トニーが父の残した資料を探すため、ペッパーに任せたスターク・インダストリーズに向かうシーンです。途中でペッパーへのお土産としてイチゴを買いますが、手渡しを嫌がって車の座席に置かせていました。ちなみにペッパーはイチゴアレルギーなので、このイチゴは無駄になってしまいました。

この「手渡しは嫌いだ」というセリフは映画『アベンジャーズ』でオマージュされています。そちらのシーンもこの後紹介していきます。

 

英語の解説

動名詞:(people) handing me things

意味:(人が)私に物を手渡しすること

動詞のing形を用いることで『~すること』という意味の動名詞を作れます。動名詞は名詞句となり1つの名詞として扱われます。

名詞なので主語や目的語として使うことができます。セリフでは動詞likeの目的語として使われています。

動名詞の意味上の主語

主節の主語と動名詞の意味上の主語が一致しない場合、動名詞の意味上の主語を動名詞の前に置きます

意味上の主語は代名詞の場合は所有格か目的格、名詞の場合は所有格かそのままの形で置きます。セリフではpeopleが動名詞の意味上の主語にあたります。

I don’t like people handing me things.

訳:私は人が私に物を手渡しするのは好きじゃない

 

映画『アベンジャーズ』では、コールソンがスターク・タワーにアベンジャーズ計画の資料を渡しにくるシーンで同じようなことを言っています。ちなみに、英文には少しだけ違いがあります。

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トニー・スターク / アイアンマン

I don’t like being handed things.

字幕:手渡しは嫌いで…

訳 :私は物を手渡しされるのが好きじゃない

 

英語の解説

動名詞:being handed things

意味:物を手渡しされること

こちらのセリフでも動名詞が使われていますが、先ほどとは違って意味上の主語は使わずに受動態の形をとっています。

受動態(受け身)

作り方:be動詞+動詞の過去分詞形

意味:~される

主語が『~される』という意味の受け身の形です。セリフでは『being handed:手渡しされること』の部分にあたります。

また、セリフではこの部分が動名詞になっているため、be動詞がing形のbeingになっています。

I don’t like being handed things.

訳:私は物を手渡しされるのが好きじゃない

 

4.「死後20年たつが 今も教えてくれるのか」

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トニー・スターク / アイアンマン

Dead for almost 20 years, and still taking me to school.

字幕:死後20年たつが 今も教えてくれるのか

訳 :死後20年ほど経つが 今も私を学校に連れていってくれるのか

シーン:亡き父ハワードからのビデオメッセージとスターク・エキスポの模型をヒントに、トニーがパラジウムの代わりとなる新元素を作り出すシーンです。トニーは新元素のモデルを見ながら「死後20年たつが 今も教えてくれるのか」と父に対する言葉を述べます。

字幕からは分かりにくいですが、もとの英語を訳してみるとトニー節が効いた言い回しになっています。知識を教えてくれることを『学校に連れていく』と少し遠回しに言うのが、トニーらしくてカッコイイですよね。

 

英語の解説

熟語:take A to B

意味:AをBに連れていく

『take 人 to 場所』で『人を場所に連れていく』という意味を表せます。セリフを直訳すると『taking me to school:私を学校に連れていく』となります。

Dead for almost 20 years, and still taking me to school.

訳:死後20年ほど経つが 今も私を学校に連れていってくれるのか

 

5.「口の中がココナッツとメタルの味だ」

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トニー・スターク / アイアンマン

That tastes like coconut. And metal.

字幕:口の中がココナッツと メタルの味だ

訳 :ココナッツと金属みたいな味がする

シーン新元素を作り出したトニーのもとに、イワンから「スターク一族への復讐を始める」といった旨の連絡が入ります。その通信を逆探知したトニーは、完成した新たなアーク・リアクターを装着し、ハマーのエキスポへと向かいます。

この新たなアーク・リアクターを装着した際に、口の中にココナッツとメタルの味が広がったようです。なんとなくこの味が気になって、印象に残っているセリフです。ココナッツ&メタル味のコラボ商品とか出してくれないかな?

 

英語の解説

動詞:taste

意味:~な味がする

句動詞:taste like

意味:~のような味がする

tasteのみで使う場合は、この後に補語となる形容詞が置かれます。

『taste like』で使う場合はlikeの品詞によってこの後に続くものが異なり、likeが前置詞の場合は名詞・代名詞が置かれ、likeが接続詞の場合は1文・節が置かれます。

セリフではcoconutという名詞が置かれているため、前置詞のlikeが使われていることが分かります。

That tastes like coconut. And metal.

訳:ココナッツと金属みたいな味がする

 

最後に

アイアンマン2 アベンジャーズ マーベル 名言 名シーン 英語解説

映画『アイアンマン2』の名言・名シーンをまとめました。まだまだ名言はあるのでまた記事を作っていきたいですね。

 

またMCUの名言を紹介していきたいと思います。

 

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参照:アイアンマン2

参照:アベンジャーズ

https://disneyplus.disney.co.jp/

(参照2023/04/21)

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