映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)より
原題『Guardians of the Galaxy』
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』の最後に『Legendary Star-Lord will return.:伝説のスター・ロードは帰ってくる』とありましたね。
この『伝説の(アウトロー)スター・ロード』はピーター・クイルの2つ名であり、劇中でも言われていました。
今回はこの2つ名が使われたシーンを紹介し、英語の解説をしていきます。『アウトロー』の意味も解説します。野球用語として知っている人も多いのではないでしょうか。
そして、実はティ・チャラも『伝説のアウトロー スター・ロード』と呼ばれていたことが…?
英語の意味を知ることで映画の理解がより深まると思います。一緒に楽しく英語を学んでいきましょう。
『スター・ロード 伝説のアウトロー』のシーン
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
ピーター・クイル / スター・ロード(クリス・プラット)
There’s another name (that) you might know me by.
字幕:別の名前もある
訳 :もしかしたら私のことを知っている別の名前があるかも
Star-Lord.
字幕:スター・ロードだ
コラス(ジャイモン・フンスー)
Who?
字幕:誰だって?
ピーター・クイル / スター・ロード
Star-Lord, man. Legendary outlaw.
字幕:スター・ロード 伝説のアウトロー
訳 :スター・ロードだよ 伝説のアウトローの
スター・ロードがカッコよく自己紹介をしたシーンです。自信満々に『スター・ロードだ』と言っておきながら、コラスに『誰だって?』と返されるカッコ悪さがとてもかわいいですよね。
こう抜けてて締まらない感じが、カッコいいというか魅力ですよね。
アニメ『ホワット・イフ…?』
ティ・チャラ / スター・ロード(チャドウィック・ボーズマン)
But there is one name (that) you may know me by.
字幕:だが名は知られてるかもな
訳 :しかし もしかしたら私のことを知っている別の名前があるかも
コラス
Oh, my. Star-Lord!
字幕:スター・ロード!
I’m a huge fan of your work. What are you doing here?
字幕:大ファンです なぜここに?
訳 :私はあなたの活動の大ファンです! ここで何を?
ティ・チャラ / スター・ロード
That was not the reaction (that) I was expecting.
字幕:その反応は予想外だったな
訳 :それは私が予想したリアクションと違ったな
コラス
Hey. Stop! Show some respect.
字幕:やめろよ おい! 失礼だろ
訳 :おい やめろ! 敬意を払え
This is the Star-Lord, legendary outlaw.
字幕:彼はスター・ロード 伝説のアウトローだ
訳 :こちらはスター・ロード 伝説のアウトローだ
ブラックパンサーことティ・チャラが、アニメ『ホワット・イフ…?』ではスター・ロードになっていましたね。アニメでも映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をオマージュしたシーンがありました。
コラスの対応が全く違いますね。これはピーター・クイルとティ・チャラの人望の差なのでしょうか…
英語の解説
『アウトロー』について
outlaw
名詞:無法者、ならず者、アウトロー
動詞:追放する、禁止する
スター・ロードの2つ名『Legendary outlaw:伝説のアウトロー』には、このoutlawが使われています。
和製英語:out low(アウトロー)
意味:外角低め
野球用語で『外角(out)の低め(low)』のことを『アウトロー』ということがあります。これは和製英語であり、英語ではありません。
カタカナで書くと同じに見えてしまいますが、先ほどのoutlawとは関係ないので注意しましょう。
関係代名詞(目的格)
関係代名詞節:(that) you might know me by
意味:あなたが私を知っているかもしれない
ピーター・クイル / スター・ロード
There’s another name (that) you might know me by.
訳:もしかしたら私のことを知っている別の名前があるかも
関係代名詞節『(that) you might know me by』が先行詞の『another name』を修飾しています。
関係代名詞の目的格thatは省略することができ、セリフでも省略されています。
ティ・チャラのセリフも同じです。
ティ・チャラ / スター・ロード
But there is one name (that) you may know me by.
訳:しかし もしかしたら私のことを知っている名前があるかも
熟語:know someone by name
意味:~を名前で知っている、~の名前だけは知っている
ピーター・クイル / スター・ロード
There’s another name (that) you might know me by.
訳 :もしかしたら私のことを知ってる別の名前があるかも
最後に置かれている前置詞『by』は何なのだろう?と疑問に思っている方もいると思います。
これは、もともとは『by another name』だったと考えるといいでしょう。
セリフを、もとになった主節と関係代名詞節に分けると分かりやすいと思います。
There’s another name (that) you might know me by.
①There’s another name.
②You might know me by another name.
関係代名詞(目的格)
関係代名詞節:(that) I was expecting
意味:私が予測していた
ティ・チャラ / スター・ロード
That was not the reaction (that) I was expecting.
訳:それは私が予想したリアクションと違ったな
関係代名詞節『(that) I was expecting』が先行詞の『the reaction』を修飾しています。
関係代名詞の目的格thatは省略することができ、セリフでも省略されています。
最後に
スター・ロードの2つ名『Legendary outlaw:伝説のアウトロー』の英語解説になりました。
紹介したシーンはなんとも笑いを誘うシーンですよね。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だといまいちカッコつかないスター・ロードですが、『ホワット・イフ…?』だとみんなに周知されているカッコいいスター・ロードっていうのがまた面白いです。こういうオマージュはたまらないですね。
英語解説は関係代名詞(目的格)がメインになっていましたね。
やはり関係代名詞は名詞を修飾できる形容詞なので、本当によく使います。学校だと中3で習うので結構難しいと思っている学生が多いですが、よく使うのでたくさん経験値を積んで慣れてほしいですね。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
参照:ホワット・イフ…?
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2023/05/18)
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